Culture
2006年に「技術のサイバーエージェント」を創ると宣言してから、オーナーシップ(当事者意識)を持って働ける環境を15年以上にわたって構築してきました。技術者のクリエイティビティを最大限発揮するには、一人一人の裁量が不可欠だと考えているからです。オーナーシップを醸成するための様々な取り組みを紹介します。
若手社員の能力を引き上げるための取り組み
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年に1度開催している、若手エンジニア・クリエイターが中心となって創り上げる技術カンファレンスです。第1回目の2021年度は「21世紀の創造力を」というコンセプトで、約50のコンテンツをお届けしました。
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20代社員の持つ熱量を次の世代に繋いでいくこと、さらにはトップラインを引上げることを目的とした全社横断のプロジェクトです。20代の若手リーダークラスの社員が中心となり、様々な活動に取り組んでいます。
グループ内でのナレッジ共有の取り組み
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年に1度開催している、グループに所属するエンジニア・クリエイターが参加する社内技術カンファレンスです。各事業領域で培ったノウハウの共有や、部門・職種を超えた技術者同士の交流促進を目的としています。
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AI事業本部に所属する技術者が実施する、社内技術カンファレンスです。2015年に開始し、「各開発チームの導入技術を知る機会の創出」と「エンジニア同士の横の繋がりの強化」を目的としています。
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大学の研究室やゼミのように興味関心のある研究テーマを軸にゼミ生が集まり、研究テーマに沿って活動を行う制度です。事業部やサービス単位では着手が難しい領域への取り組みや、技術者の知識向上を支援しています。
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技術職を対象に、グループ内における会社間をまたいだ副業を促進する制度です。社内専用ポータルサイトを通じて通常業務以外のプロジェクトやサービス・商品の仕事を就業時間外で請け負い、報酬を得ることができます。
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AI / データ領域における取組みを様々な角度から知ってもらうために製作した冊子です。各技術の社内プロダクトでの活用事例を知ることができるほか、各事業部の働き方や職場環境についても紹介しています。
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Technology Map
各事業領域における開発チームの技術利用状況を可視化した技術レポートです。各管轄や子会社、開発チーム間でのコミュニケーションを活性化し、組織を横断した技術的な繋がりを形成することを目的としています。 -
AI事業本部に所属するエンジニアや、AI研究組織「 AI Lab」 のリサーチサイエンティストによるデータ分析事例や研究成果を論文形式でまとめている社内向け冊子です。開発における技術や分析の相互理解の促進を目指しています。
その他の取り組み
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これまでもD&Iの取り組みを一歩一歩進めてきましたが、さらに加速させるため2023年1月に技術担当役員直下で当プロジェクトが始動。まずはIT業界のジェンダーギャップ解消を主軸に、DE&Iを積極的に推進します。
サイバーエージェントの “あした” をつくるための取り組み
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技術職向けのモック制作コンテストです。様々な課題やアイデアに対して、PoCMOCK(技術的な検証とモックの作成)を行うことで形にし、より実現性の高いサービスやツールが創出されるコンテストを目指しています。
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社員・内定者が新規事業の提案ができる企画として2019年に開始した新規事業創出プロジェクトです。代表の藤田からのフィードバックは社内向けに動画配信されるため、提案者以外の社員も学べる仕組みになっています。
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エンジニア・クリエイターが中心の技術者版「あした会議」で、2017年から実施しています。各事業の技術経営・デザイン経営をリードするCTOや主席が中心となってチームメンバーを選抜します。
業界発展のための他社との協業
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渋谷に拠点を置くサイバーエージェント、GMOインターネット、DeNA、ミクシィが共同で推進するプロジェクトです。「企業の垣根を越えて、日本のIT産業の発展を後押しする」をビジョンに掲げ、様々な活動を行っています。
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企業研究所が中心となってAI技術の研究発表を行う合同研究カンファレンスです。「自社の研究を他社や学生と議論し、研究を発展させること」、聴講者の皆さんに「共同研究や自分のキャリアについて考えるきっかけを提供すること」を目的に2018年から各企業から有志メンバーが集まり企画/運営を行っています。