当社と東京大学マーケットデザインセンター(The University of Tokyo Market Design Center 以下、UTMD)は、各自治体とともに、共同研究のテーマの1つである「保育所における利用調整の改善」を目的に、マーケットデザインを用いた実証実験を開始しました。
昨今、女性の就業率上昇などに伴い保育需要が拡大している中で、入所保留児童の発生や選考作業の効率化が大きな課題となっています。
当社は、保育所入所選考を研究することで、入所ルールの改善や、伝わりやすい情報提供に向けた実証実験、保育所入所選考システムの構築などを組み合わせ、利用調整のアルゴリズム改善および関連した手続きのデジタル化を目指します。
当社およびUTMDでは、利用者の希望に応じて適切に保育所を割り当てる「利用調整」が有効であり、利用調整に用いるアルゴリズムを改善することで待機児童の大幅な減少や、希望する保育所の入所へ繋がるなどの効果が期待できると考えています。
当社とUTMDは、共同研究の一環として、東京都渋谷区と多摩市、福島県郡山市において、保育所の利用調整アルゴリズムの改善および関連した手続きのデジタル化を目指した実証実験を開始いたしました。
保育所入所選考研究に関する取り組み例
- 保育所入所選考ルールの改善
- 保育所の情報提供に関する実証実験
- 保育所入所選考システムの実証実験
今後の展望
今後も、当社の強みであるデジタルマーケティングや運用力、AI・ブロックチェーン技術の豊富な知見とアカデミックとの産学連携などの強みを活かしながら、企業や行政・自治体のDX推進を支援し、より多くの人に適切で正確な情報をいち早く届けることができるよう尽力してまいります。