医療AIカンパニーMG-DX、 オンライン調剤サービス「薬急便」お薬手帳が電子版お薬手帳ガイドラインに準拠

2023年3月に厚生労働省が公表した「電子版お薬手帳ガイドライン」（※1）では、セルフメディケーション・健康増進、医薬品のより安全で有効な薬物療法の実現を目指した電子版お薬手帳の普及に向け、マイナポータルから提供される薬剤情報等を電子版お薬手帳に取り込む機能をはじめ、災害時を想定した機能や利用者による適切な服薬を支援するための服薬管理機能の実装が2023年度末を目処に求められています。

このような背景から、この度「電子版お薬手帳ガイドライン」に基づき、利用者の適切な服薬管理を支援するべく薬急便お薬手帳にマイナポータルとの連携をはじめとする機能を追加いたしました。

本機能により、マイナポータルから提供される「薬剤情報」「健康診断情報」「医療費通知情報」の3つの情報を取得でき、薬急便お薬手帳内にて閲覧が可能となります。（※2）
また、これらの情報は患者さんの同意のもと医療機関へ共有でき、薬局・ドラッグストアは自店舗に限らず患者さんが利用した全ての医療機関の情報を把握した上で服薬指導および健康相談を実施することができるようになります。


②服薬管理機能
服薬タイミングのお知らせや服薬状況を記録・管理ができる機能です。
患者さん自身で設定した服薬時間に合わせてお知らせすることで、正しい服薬を支援し飲み忘れを防止します。
また、服薬状況は1日ごとに記録可能です。


③医療用医薬品・OTC医薬品情報表示機能
医療用医薬品・OTC医薬品（※3）の特徴、効果・効能、用法・用量、有効成分、画像などが閲覧できます。
お薬の詳細情報を薬急便お薬手帳内で確認でき、患者さん自身でのお薬の効能や服用方法などの正しい理解を促します。


④ダウンロード機能
薬急便お薬手帳に登録されている情報をスマートフォンなどの端末に保存することで、災害時など通信環境が悪い状況でもいつでもお薬手帳の情報を閲覧することができます。
なお、最新の処方データから最大50件まで保存が可能です。


⑤薬剤情報秘匿機能
患者さんが医療機関に開示したくない薬剤情報の秘匿設定が可能です。

薬急便お薬手帳は、自身の情報管理だけではなく家族間での共有も可能です。（※2）本機能の活用により子供や高齢の家族の服薬状況や健康情報を一元管理でき、正確な情報把握による緊急時の医療機関への迅速な情報共有や健康増進の一助としてご活用いただけます。

当社は今後も、薬急便の機能拡充を図るとともに、健康増進の一助となるべくPHR（パーソナルヘルスレコード）の活用を通じた患者・家族・医療機関間の連携の強化に尽力してまいります。



※1 電子版お薬手帳ガイドライン https://www.mhlw.go.jp/content/001199653.pdf
※2 薬剤情報は2021年9月以降の過去3年分、健康診断情報は2020年4月以降の過去5年分の情報が取得可能です
※3 OTCとは「Over The Counter」の略で、処方せんがなくてもドラッグストア・薬局などで購入が可能な「要指導医薬品」と「一般用医薬品」を指します


■オンライン調剤サービス「薬急便」について
アプリのダウンロード不要で使えるオンライン診療・オンライン服薬指導・処方せん事前送信ツール。
「患者さんの利便性」を重視したサービス設計で、ブラウザで利用できるため、医療機関のホームページや各種SNS、Googleマップなどの地図サービスだけでなく、企業公式アプリやLINEミニアプリへの組み込みも可能となっており、患者さんが普段利用しているあらゆる情報収集手段に導線を設置することができます。
プロダクトサイト https://yqb.mg-dx.jp/ 

■株式会社MG-DX
MG-DXは、ドラッグストア・薬局を中心とした医療機関のDXの推進を支援しています。
オンライン診療やオンライン服薬指導などのサービス提供をはじめ、調剤事業を成功に導く長期的なパートナーとして当社が保有するマーケティングの知見やAI・ブロックチェーン技術を活用したデータ基盤構築・収益化施策の提案・運用・実行まで一気通貫した支援体制を整えています。
コーポレートサイト https://www.mg-dx.co.jp/