- 出演者:竹内 恒太、田内 貴大
- 動画の長さ:13:38
- カテゴリ:カルチャー
AI要約
※以下はAIによる動画の要約になります。詳細内容は動画をご確認ください。新規事業マーケター(WINTICKET) の職種紹介
この動画では、2017年新卒入社の竹内が務める、インターネットテレビABEMAの周辺事業である競輪・オートレースアプリ「WINTICKET(ウィンチケット)」のマーケティング責任者の業務を紹介しています。竹内のミッションは、新規ユーザーの獲得と、新規ユーザーの売上最大化であり、競輪・オートレースの市場拡大を目指しています。WINTICKETは現在、大きなシェア拡大を続けている事業です。
新規事業マーケターの1日の仕事の流れ
竹内の業務は、データ分析に基づく改善と、市場を拡大するための斬新な企画立案、そして財務的な観点も踏まえた戦略策定を、高いスピード感で実行することが求められます。
- 9:00 早めの出社と戦略立案
竹内は、他の社員よりも1時間早く出社し、9時ごろから業務を開始します。この最初の1~2時間は、日中のミーティングが少ない「邪魔されない時間」を活用し、半年から1年先のWINTICKETの戦略を考える時間に充てています。白紙の紙にペンでシナリオを描くなど、将来の理想像を描く重要な時間です。
- 10:00 朝会とデータ分析・議論
10時ごろから朝会が始まります。ここでは、前日のデータ(登録されたお客様の数や、アプリ内でのデータ)が集まるため、チームメンバーと議論し、どこを改善すべきかを話します。目標達成時は喜びを分かち合い、未達だった場合は、課題が「獲得施策」にあるのか、「アプリの使い心地」にあるのかなどを議論します。
- 11:00 プロダクトミーティング
月に1回、あるいは四半期に1回など、大きな機能改善を行う際に、振り返りやお客様アンケートで上がった要望について、開発エンジニアやクリエイターといったマーケター以外のメンバーと話し合います。
- 13:00 広告代理店とのアポイントメント
この「広告代理店」とは、サイバーエージェントのインターネット広告事業本部のメンバーを指します。現在、WINTICKETでは「市場をどれだけ大きくできるか」ということを狙っているため、グループ内の広告部門と共同で、市場拡大に適切な新しいマーケティングの評価フレームを構築しています。これはサイバーエージェントグループだからこそできる取り組みです。
- 14:00 TVCMのクリエイティブミーティング
市場を広げるためにタレントを起用したテレビCMを放送しており、そのクリエイティブ制作に関するミーティングを行います。「どういう狙いで、誰をターゲットに、どういうクリエイティブだったらみんながクスッと笑ってくれるか」をクリエイターと深く議論します。実際、編集室にも入り、「WINTICKETが選ばれるために、1秒これを良くしたい」といった、細部にわたる調整もクリエイターと議論しながら進めます。
- 15:00 経営フィードバックミーティング
WINTICKETでは、マーケティングと経営は表裏一体であるという考えから、財務面も考慮に入れたミーティングを実施しています。WINTICKETの収支状態をフィードバックし、「これだけ利益が出そうだから、これくらい投資できる」といった、ファイナンスとマーケティングを一体化させた議論を行います。
- 16:00 インフルエンサー様とのアポイントメント
競輪という分かりづらい商材を分かりやすく伝えるため、パチンコや競馬、ゲーム系のYouTuberなどに協力してもらい、競輪の魅力を伝える施策を検討します。実際にインフルエンサーのアポイントメントに自身が出向くこともあれば、インフルエンサーを軸とした番組制作の議論も行います。
- 17:00 アライアンスのミーティング
外部の企業やサービスと提携し、WINTICKETを伸ばすためのアライアンス(連携)の取り組みを進めています。この取り組みは後輩メンバーに任せているため、進捗の共有を受けたり、相談があればフィードバックをしたりと、育成の役割も担います。
- 18:00 データ分析ミーティング
当日の獲得進捗をリアルタイムで追い、お昼や夕方のタイミングで進捗が遅いようであれば、夜に追加の施策を打つかを検討します。また、午前中に話しきれなかったことをチームメンバーと話し合い、来週1週間のNEXTアクションを決定します。
- 20:00 配信のリアルタイムチェック
インフルエンサーがWINTICKETと協力してYouTubeで生配信を行っていることがほぼ毎日あるため、その配信をチェックし、次の企画に繋げるための確認を行います。
仕事のやりがい、身につくスキル、パーパスとの繋がり
やりがいスタートアップのマーケターとして、自分がやりたいと思ったこと(例:タレントを起用したCM、インフルエンサー施策)を提案すれば、実現できることに大きなやりがいを感じています。何事も手を上げれば実現できるのが、新規事業マーケティングの魅力です。
毎年何十億、何百億という売上をチームの力で作り出せることに、大きなインパクトと達成感を感じています。
特段、誰かから指示されるのではなく、自分発信でミッションやタスクを作る必要があるため、「WINTICKETが強くなるような、伸びるような理想」を作り、その理想をチームと共に実装する力が身につきます。正解を作るための「お題」を自ら作る力が、最も身につく能力だと語っています。
常に意識しているのは、「スピード」と「オールウェイズオン(Always On)」の2点です。スタートアップでは速さが重要であり、毎日データを見ながら仮説検証を行います。また、競輪のようなマイナーな商材であっても、テレビCMやYouTube、インフルエンサーを活用して「めちゃめちゃ見るよね」という状態を作り出し、常に情報に触れることでポジティブな印象を持ってもらうことを狙っています。
WINTICKETは5年ほどで非常に大きな売上(数十億~数百億)を達成しており、これは経済力に繋がり、「日本の閉塞感を打破する」というサイバーエージェントのパーパスに貢献しています。広義ではスポーツ事業として、人々に元気を与えることにも繋がると考えています。