2023年5月11日（木）～13日（土）に開催される、プログラミング言語Rubyの大規模イベント「Ruby Kaigi 2023」に、サイバーエージェントから小野直人が登壇いたします。
■Ruby Kaigi 2023について
日本で開発されたRubyをテーマにした最大のイベントがRubyKaigiです。Ruby on Railsの普及により世界中に利用者がいることから、近年は世界各国から参加者を集めており、今年は長野県のまつもと市民芸術館にて開催されます。Rubyに関する最新情報やノウハウが展開されるほか、エンジニア同士の交流を図れる場ともなっています。
■登壇について
・日時
2023年5月12日（金）14:50～15:20
・セッションタイトル
Introduction of new features for VS Code debugging
VS Code を用いた Ruby プログラムのデバッグにおける新機能のご紹介
・セッション概要
ruby/debug, which is a replacement for traditional lib/debug.rb standard library has been developed for two years. Also, many improvements are still being made.
In this talk, I'll introduce new features to improve the user experience in VS Code debugging.
VS Code Debug Visualizer: Would it be helpful if we could see the Active Record object as a table? Debug Visualizer allows you to visualize many objects in many ways, such as bar charts and line charts!
Demo: https://www.youtube.com/watch?v=9vLVCrpzlDQ
VS Code Trace View: Trace Inspector is useful when tracing in VS Code. Users can search tracing logs easily and get a lot of helpful information by using Rdbg Trace Inspector. For example, users can know which method is called, which line is executed, local variables at some point, and so on.
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Ruby3.0 までバンドルされていた lib/debug.rb の代替えとして作られた debug.gem は開発から2年がたち、今も多くの改良が行われています。本講演では、VS Code を用いた Ruby プログラムのデバッグにおける以下の新機能をご紹介します。
VS Code debug visualizer: 例えば、Active Record オブジェクトをテーブルとして表示できると便利ではないでしょうか。Debug Visualizer を使用すると、棒グラフや折れ線グラフなど、さまざまな方法で多くのオブジェクトを視覚化できます。
参考リンク: https://zenn.dev/ono_max/articles/cb5cf14caef2d8
Trace Inspector: Trace Inspector は複雑なプログラムをトレースしたいときに便利な機能です。ある地点においてどのメソッドや行が呼ばれたか、バックトレース情報やローカル変数の情報をトレースすることができます。VS Code のリッチな UI を活かしてこれらの情報を簡単に検索したり、フィルターすることができます。
・発表者
株式会社サイバーエージェント Developer Productivity室
小野直人