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技術

極予測AI、バナー画像に最適化したテキスト自動生成の研究開発を強化

Vision and Languageの研究者である牛久祥孝氏と共同研究開発を開始

株式会社サイバーエージェントは、「極予測AI」においてVision and Language分野※1を牽引する研究者の1人である牛久祥孝氏と「バナー画像に最適化した広告テキストの自動生成」に関する共同研究開発を開始いたしました。

※1Vision and Language;コンピュータビジョンと自然言語処理を融合した研究領域
近年、デジタル広告において活用が進む運用型広告においては、クリエイティブバナー(動画・静止画)および、クリエイティブバナーと共に表示されるメインテキスト・見出し・説明文等の広告文(※以下、バナー外テキスト)をセットとし、1つの広告として運用を行うことが一般的となっています。
こうした背景から、「極予測AI」では2022年10月に「バナー外テキスト」において、媒体およびターゲティングごとに適した効果の高い広告文の自動生成が可能となる「テキスト自動生成機能」を追加するなど、広告効果の向上に向けた機能アップデートを行っております。

本機能においてより広告効果を高めるためには、バナー画像とバナー外テキストの組み合わせが最良になるようなモデリングおよび、自動生成の精度を向上させることが重要です。また、バナー画像とバナー外テキストの相互関係を考慮した予測を行うことで、より効果の良いクリエイティブが提供可能だと考えております。

研究開発の詳細

このような背景のもと、「極予測AI」ではこれまでも研究開発組織「AI Lab」と共に広告クリエイティブにおける表現の多様性や予測精度の向上を図る研究開発をしてまいりましたが、牛久氏とともに新たに共同研究開発を開始することで、「バナー画像に最適化したテキスト自動生成の研究開発強化」に取り組んでまいります。

この共同研究開発では、これまで「極予測AI」において収集した大量のクリエイティブデータを活用し、効果の高い画像およびテキストを効率的に制作する機能の開発を目指します。具体的には、商材情報やターゲティング情報に加えて「バナー画像の内容」を考慮し、画像と組み合わせた際に効果を最大化するようなテキストの自動生成に取り組みます。広告における画像とテキストの最適な関係をゼロから探索・定義し、それを反映した生成システムの社会実装を目指してまいります。


当社は今後もAI研究開発組織「AI Lab」と共に開発に取組むことで、動画・静止画共に広告クリエイティブにおける表現の多様性や予測精度の更なる向上を図る研究開発を進め、新しい広告クリエイティブの価値提供を目指すとともに、広告主企業のみなさまの広告効果最大化に尽力してまいります。



▼共同研究開発者 プロフィール
牛久 祥孝
2013年 東京大学 大学院情報理工学系研究科 博士課程修了。博士(情報理工学)。2013年 日本学術振興会特別研究員(DC2)および米国 Microsoft Research Redmond Intern。2014年 日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所 入所。2016年 東京大学 情報理工学系研究科 講師。2018年 オムロンサイニックエックス株式会社 プリンシパルインベスティゲーター、現在に至る。主として画像キャプション生成や画像認識、クロスメディア理解の研究に従事。2011年 ACM Mutlimedia Grand Challenge Special Prize on the Best Application of a Theoretical Framework、MIRU インタラクティブセッション賞、2012年 電子情報通信学会パターン認識・メディア理解研究会 PRMU研究奨励賞、各受賞。


極予測AI
2020年5月より提供をしている「極予測AI」は、事前に広告配信効果を予測する「効果予測AI」を活用し、革新的な制作プロセスで広告クリエイティブを制作いたします。また、配信中で最も効果が出ている既存クリエイティブに対し新クリエイティブの効果予測値を競わせ、AIによる効果予測値が既存1位よりも上回った新クリエイティブのみを広告主に納品・広告配信を行い、広告効果がでた時のみクリエイティブ制作費を成功報酬型で提供しております。