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サービスニュース

極予測TD、東京工業大学との共同研究成果および「CyberAgentLM」バージョン2を活用しテキスト自動生成機能をアップデート

―各業種ごとに異なる効果的な広告訴求を考慮し、広告の多様性が228%向上する例も―

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株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田晋、東証プライム市場:証券コード4751)は、AIで効果の出せる広告テキストを予測・自動生成する「極予測TD(キワミヨソクティーディー)」において、各業種に特化した効果的な広告訴求を考慮したテキスト自動生成機能を実装いたしました。
先行テストでは、既存手法と比較して広告の多様性※1が228%増加するなど、自動生成の性能が大幅に向上いたしました。

※1 インターネット広告においてトーン(統一性・一貫性)や語調、文章構成や訴求軸等の複数の要素を掛け合わせ、様々なユーザーを考慮したバリエーションをもつこと


なお本技術は、自然言語処理分野のトップカンファレンス「NAACL-HLT 2022」で採択された論文「Aspect-based Analysis of Advertising Appeals for Search Engine Advertising」内で分析した、当社の人工知能技術の研究開発組織「AI Lab」と東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所の奥村学教授らとの共同研究成果の一部を活用しております。※2

■背景

検索連動型広告をはじめとする運用型広告では、広告効果最大化を目的とした継続的な運用が重要とされております。当社ではこれまで、AIを活用し広告テキストの自動生成および効果の事前予測を行う「極予測TD」を2020年5月より提供しているほか、当社が開発する独自の日本語LLMである「CyberAgentLM」およびGPT-4を活用した「繰り返し試行生成機能」の開発や、「CyberAgentLMバージョン2」の実装など、自社開発LLM技術を活用することで自動生成手法のアップデートを行い、広告効果の向上を実現してまいりました。

検索連動型広告の効果を高める上で重要なことの一つに、検索キーワードごとに最適なクリエイティブを配信することが挙げられます。
Googleのレスポンシブ検索広告(RSA)においては、2022年6月から多様な広告見出しと説明文の最も効果的な組み合わせがユーザーに配信される仕様に変更※3されていましたが、検索キーワードごとに多様なパターンを用意することは実際には難しいという課題があります。

■概要

このような背景のもと、各業種で効果の高い広告訴求を考慮したテキストの自動生成機能を開発しました。これにより広告表現における多様性の大幅な増加を実現しています。なお、本技術においても「CyberAgentLM」を活用しております。

また先行テストの結果では広告の多様性が228%増加したクライアント実績が出るなど、広告効果への大きな貢献が期待できます。

■今後

当社は今後も高い技術力をいかし、広告クリエイティブ・テキストにおける表現の多様性や予測精度の更なる向上を図る研究開発を進め、新しい広告クリエイティブの価値提供を目指すとともに、広告主企業のみなさまの広告効果最大化に尽力してまいります。




※2 東京工業大学の上垣外英剛助教、高村大也特別研究員、奥村学教授との共同研究成果(肩書は全て採択当時)
※3 1つの広告に広告見出し…最大15本・説明文4本が設定可能。このADセットを3本入稿できる。