- 出演者:岩本 航輝、田内 貴大
- 動画の長さ:15:16
- カテゴリ:会社紹介/事業紹介
AI要約
※以下はAIによる動画の要約になります。詳細内容は動画をご確認ください。ゲームプロデューサーの職種紹介
本動画では、サイバーエージェントグループの株式会社QualiArtsに所属し、新規プロジェクトのゲームプロデューサーを務める岩本に密着しています。ゲームプロデューサーは、プロジェクト全体の責任者であり、ゲームの売上と面白さの両方に責任を持つ、非常に重要なポジションです。
ゲームプロデューサーの1日の仕事の流れ
- 定時前(朝一番)の作業
朝早く出社し、まず最初に行うのは、前日夜などにメンバーから上がってくるシナリオ、イラスト、ゲームの仕様など、様々な職種からのアウトプットを確認することです。それを基に、どう進めるべきかという方針や具体的な進め方を事前に考え、フィードバックとして送っておきます。
- 10:00 朝会
80人ほどの大人数で開催される朝会で、メンバーが元気になるコンテンツや、メンバーのことを知ってもらうコンテンツを10分ほどの尺で実施します。これは、大人数で同じゲームを作る上での組織の活性化を目的としています。
- 10:10 企画チームでの朝会
組織全体での朝会後、今度は企画チームで朝会を実施します。ここでは、次期イベントの確認や、企画という最上流の工程における細かい相談や認識合わせを行います。
- 11:00 シナリオ定例
シナリオに関する定例ミーティングを行います。ゲーム開発はシナリオからスタートし、そこから他の要素が落とし込まれていくことが多いため、足元から長期にわたるシナリオのスケジュールや内容について話し合います。
- 13:00 クリエイティブ定例
シナリオを基に、2Dや3Dのクリエイティブ制作に関わる様々なチームを集め、クリエイティブに関する定例ミーティングを実施します。例えば、1周年や2年後、3年後といった長期的なイベントでどんなビジュアルをやるのかを共有し、懸念点やディスカッションを行います。ハロウィンなどの細かいイベントについても共有しています。
- 14:00 協業会社との定例ミーティング
担当しているゲームが様々な会社と協力して作っているため、社外のパートナー企業の担当者とミーティングを実施します。主に協業先のプロデューサーや、プロモーションを担当する広告や広報の方と、開発状況の共有や、プロモーション戦略の融合について話し合います。議論を通じて、全体的な方針や具体的な施策を決定していきます。
- 15:00 プロジェクトのボードミーティング
プロジェクトの責任者を集めた会議で、プロジェクトで発生している大きな課題(ちっちゃい課題も含む)を共有し、その打ち手と実行について話し合います。また、人に関する課題(人事的なところ)についても、メンバーの状況を把握し、メンバーと向き合うために共有・議論されます。
(大きな課題の例:開発中に、当初の仕様が触ってみたら微妙だった場合、80人全員の手が止まるため、半年間の頑張りをリセットする可能性も含め、なぜ変更が必要かを説明し、責任者と合意形成することが最も重要な課題となります。)
- 16:00 経営ボードミーティング
会社の経営目線でのボードミーティングに参加します。ここでは会社全体やゲーム事業(SG)全体で決めるべきことを話します。例えば、PC版のリリースなど、プロジェクトというより会社としての大きな予算が必要となる事項についての意思決定を行います。
- 17:00 テストプレイ会
社内では「お触り会」と呼ばれるテストプレイを実施します。開発中のデータやイベントコンテンツを実際にみんなで触り、「ああでもない、こうでもない」と言いながら所感をスプレッドシートにまとめます。机上の空論ではなく、実際に触った体感を基に、品質をより上げていくことを目的としています。まとめたフィードバックは、岩本が責任者として、実装するかどうかや次のバージョンで実行するかを決定します。
- 18:30 以降:思考タイム(今後の戦略)
終業までの長い時間を自分のための思考タイムとして確保します。今までのミーティングで共有された情報や、外部環境を踏まえ、今後の戦略(3年後どうしていくか、足元の課題をどの順番でどう戦略的に対処していくか)をじっくりと考えます。
仕事のやりがいとプロデューサーに必要な能力
仕事のやりがい- 1. 人の多さ: 多くの職種や関係者と力を合わせ、大きなことを成し遂げる点です。
- 2. リスクリターンの大きさ: 何十億にも膨れ上がる開発費という大きなリスクを背負いつつ、それが大ヒットした際の売上のリターンの大きさが魅力です。
身につくスキル
最も重要視されているのは、「人を動かすスキル」です。協業先や経営層の意見をただ伝える「連絡係」ではなく、「自分がいいと思ったからこうなのだ」という強い意志を自分の言葉でメンバーに伝え、行動してもらう経験が、プロデューサーの核となると述べています。
意識していること
ゲームプロデューサーとして「商売」を成功させるために意識しているのは「何が売れるか」という感覚を常に研ぎ澄ますことです。そのために、好き嫌いせず、流行っているもの(TikTok、YouTubeの若年層コンテンツ、アニメ、漫画など)を積極的に摂取し、世の中の感覚と自分の感覚がずれないように努めています。
パーパスとの繋がり
この仕事は、サイバーエージェントのパーパス「新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する」に直結しており、ゲームという総合エンタメの力を使って日本を豊かにするという強い思いを持って取り組まれています。