2025年11月13日(木)に開催される「FlutterKaigi 2025」に、木永風児、長田卓馬、加藤恵吾、田中宏和、渥美孝明、赤星光誓、河村宇記、岸本亮太が登壇いたします。なお、サイバーエージェントはゴールドスポンサーを務めます。開催期間中はスポンサーブースを設置し、当社の様々なプロダクトでFlutter開発に携わるエンジニアとお話いただけるほか、特別コンテンツ企画や限定ノベルティを用意しておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
FlutterKaigiとは
「FlutterKaigi」は、エンジニアが主役のFlutterカンファレンスです。Flutter開発者有志による実行委員会が主催し、Flutter技術情報の共有とコミュニケーションを目的に開催されています。
登壇について
・発表者
木永風児 | 16:45-17:15 ASSIGN Hall
・セッションタイトル
「アプリバイナリに対する不正対策とセキュリティ向上」
・概要
アプリはコード改竄やリバースエンジニアリングによる脅威に常に晒されています。
デバイスのルート化や不正ツールの利用によってサービス内での不正利用も考えられます。
今回は"デバイスから取得可能な物理データをもとにポイントを獲得できるような機能"を題材にして、
不正対策やセキュリティ向上を考えます。
・バイナリへのセキュリティ
- 暗号化・難読化
・デバイスへのセキュリティ
- Firebase AppCheck活用
- デバイスから取得する物理データの整合性判定
・複合的なセキュリティ
- ストア設定から取れる対策
本セッションでは不正のユースケースに対して取れるアプローチをご紹介します。
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・発表者
長田卓馬 | 16:25-16:30 Skia
・セッションタイトル
「Flutterアプリ運用の現場で役立った監視Tips 5選」
・概要
Flutterアプリの運用では、監視ツールを導入するだけでは十分ではなく、「どう使うか」が成果を左右します。
このLTでは、監視ツールを使っていく中で見えてきた、運用フェーズで実際に効果があったTipsを5つに絞って紹介します。
どれも大がかりな仕組みではなく、ちょっとした工夫や設定変更で再現できる内容に絞っています。
「導入はしたけどあまり活用できていない」「もう少しうまく使いたい」という方にとって、すぐ試せる小さな改善のヒントになるはずです。
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・発表者
加藤恵吾 | 17:55-18:00 Impeller
・セッションタイトル
「FlutterにおけるFigma Dev Mode MCP活用Tips 5選」
・概要
昨今、 Claude Code をはじめとする AI ツールの登場により、アプリケーションの開発スタイルは大きく変化を遂げようとしています。
特に、Claude CodeやFigma Dev Mode MCPを活用したコード生成が注目されています。
しかし、FigmaのCode ConnectがFlutterに非対応である点や、生成されるコードの精度に課題がある点など、Flutterとの連携には課題があります。
本LTでは、Figma MCPとClaude Codeを使って、より実用的なUI開発を行うためのTipsを5つご紹介します。
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・発表者
田中宏和 | 17:35-17:40 Impeller
・セッションタイトル
「カスタムジェスチャーの実装から学ぶGesture」
・概要
Flutterの標準的なジェスチャー検出は強力ですが、特定の開発シーンでは複数のジェスチャーの競合や、ユーザー体験に合わせた独自動作の定義といった課題に直面します。
本セッションでは、こうした課題を踏まえて、Flutterアプリにおけるカスタムジェスチャーの実装例を軸に、Gestureの認識メカニズムや競合解決のアプローチなど、内部処理を含めて掘り下げて解説します。
・Flutterにおけるジェスチャー検出の基礎
・ジェスチャーの認識メカニズムと競合
・カスタムジェスチャーの実践的な実装テクニックの紹介
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・発表者
渥美孝明 | 13:50-13:55 Skia
・セッションタイトル
「Flutter ネイティブ連携手法 2025」
・概要
Flutterでネイティブ機能を使う方法、いくつ知っていますか?
基本のMethod Channel/EventChannelから、dart:ffiを使った直接バインディング、BasicMessageChannel、
そしてPigeonなどのコード生成ツールまで。選択肢は実に多様です。
「結局どれを使えばいいの?」
「それぞれの違いは?」
このLTでは、主要な連携手法の実装例(Dart側・ネイティブ側)を実際のコードで比較しながら、
それぞれの特徴と適用場面を整理します。
各手法を理解し、プロジェクトに応じた最適な選択ができるようになることが目標です。
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・発表者
赤星光誓 |17:50-17:55 Impeller
・セッションタイトル
「そのローカルDB、プロジェクトに合ってますか? 明日から変える最適なDB」
・概要
Flutter開発において、ローカルDBの選定は開発体験を左右する重要な要素です。
しかし、ローカルDBは多くの選択肢が存在し、どれを使うべきか悩む方も多いのではないでしょうか?
本セッションでは、それぞれのローカルDBを設計思想・特徴・パフォーマンスの客観的に比較し、選定のヒントとなる基準を明確にしていきます。
さらに、各DBの登場背景やエコシステムとの関係性も比較し、なぜそのDBが選ばれるのか?を明らかにします。
このトークを通して、あなたのFlutterプロジェクトに最適なローカルDBを選定するための「判断軸」を持ち帰っていただけることを目指します。
セッションで話すこと
・ローカルDBの選択肢と比較
・DB選定の判断軸
・DB乗り換えの陥りやすい罠/シームレスに行う方法
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・発表者
河村宇記 | 13:30-13:35 Skia
・セッションタイトル
「BuildContextの正体とInheritedWidgetの仕組み」
・概要
Flutter開発で頻繁に利用されるBuildContext。しかし、その役割の曖昧な理解は、パフォーマンス低下や予期せぬエラーの要因となります。
本LTでは、UIツリーでのBuildContextの位置と役割、そしてInheritedWidgetがデータ伝達と再構築にどう影響するかを解説します。
「Widgetのどこでcontextを使えばいいのか」が腑に落ちて、状態管理や画面遷移でつまずかないための最初の理解の壁を突破できることを目指します。
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・発表者
岸本亮太 | 17:30-17:35 Impeller
・セッションタイトル
「24時間止まらないFlutterアプリの作り方」
・概要
FlutterアプリをAndroid端末でキオスクモード(アプリ固定モード)運用する方法を解説します。Device Owner権限の設定方法、Flutterでの実装、RemoteConfigを使った自動アップデートなど、業務用端末として安定運用するための実践的な知識を5分でお伝えします。