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協賛

「SRE NEXT 2025」に柘植翔太、宮﨑大芽、石川雲が登壇いたします

2025年7月11日(金)から12日(土)にかけてTOC有明にて開催される「SRE NEXT 2025」に柘植翔太、宮﨑大芽、石川雲が登壇いたします。なお、サイバーエージェントはゴールドスポンサーを務めます。カンファレンス開催中は当社スポンサーブースを設置し、特別企画や限定ノベルティを用意してお待ちしております。また、当社25のプロダクトで使われている100の技術をまとめた50ページ超えの冊子「Cloud Native Technology Map」を頒布いたします。参加予定の方々は、ぜひサイバーエージェントブースまでお立ち寄りくださいませ。

SRE NEXTとは

信頼性に関するプラクティスに深い関心を持つエンジニアのためのカンファレンスです。 同じくコミュニティベースのSRE勉強会である「SRE Lounge」のメンバーが中心となり運営・開催されます。 SRE NEXT 2025のテーマは「Talk NEXT」です。SRE NEXT 2023で掲げた価値観 Diversity、Interactivity、Empathyを大切にしつつ、SREの担う幅広い技術領域のトピックや組織、人材育成に対してディスカッションやコミュニケーションを通じて、新たな知見や発見を得られる場を目指しています。

登壇について

・タイトル
「サイバーエージェントグループのSRE10年の歩みとAI時代の生存戦略」

・登壇者
メディア統括本部サービスリライアビリティグループ General Manager 柘植 翔太

・登壇時間
7/12 14:00 - 14:10 | TrackC

・概要
サイバーエージェントグループでは、約10年間にわたりサービスへのSREの推進に取り組んできました。本セッションでは、これまでのサイバーエージェントグループにおけるSREの歩みを紹介するとともに、最近のAI時代におけるSRE領域での取り組みや、SREとして今後どのように向き合っていくべきかについてもお話しします。

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・タイトル
ABEMAの本番環境負荷試験への挑戦

・登壇者
株式会社AbemaTV SRE 宮﨑 大芽

・登壇時間
7/12 11:30 - 12:00 | TrackA

・概要
ABEMAでは、経営ボードからの要求水準、突発的なトラフィックの急増、そして大型配信イベントに対応するため、揺るぎないシステム耐久性の確保が事業継続には不可欠です。過去の大規模スポーツイベント配信を通じて、本番環境と完全に同一の検証環境を構築・維持することの技術的困難さとコスト的非効率性に直面しました。

本セッションでは、ABEMAが従来のアプローチを根本から見直し、「本番環境での負荷試験」という挑戦的な道を選択した背景から、その実践における技術的な工夫、継続的な運用、そして今後の展望までを包括的に紹介します。
具体的には、本番環境での負荷試験を実現するためのシステムアーキテクチャの設計思想、段階的な実施計画、ユーザー体験を守りながらの安全な実行手法、モニタリング方法、そして本番負荷試験を可能にする組織的合意形成に至るまで、一連のプロセスを実例とともに解説します。特に実現するための技術的な実装詳細について、意思決定の際に考慮したことについて深く掘り下げます。
本番環境での負荷試験という取り組みは、単一イベントへの一時的な対応策ではなく、サービスの継続的な信頼性向上とデータに基づく精度の高いキャパシティプランニングの基盤として機能しています。ABEMAの実践事例を通して、SREチームが主導する「本番負荷試験」がいかにサービスの堅牢な成長に寄与するかを具体的に示します。

最後に、今回構築した仕組みは、カオスエンジニアリングやクローズドなリリース前テストなどへの活用できると考えており、今後の展望として紹介します。

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・タイトル
「数万リソースのCI/CDを爆速に!Terraform・ArgoCD改善の全記録」

・登壇者
メディア統括本部サービスリライアビリティグループ 石川 雲

・登壇時間
7/12 11:30 - 12:00 | TrackC

・概要
数万規模のリソースを扱う大規模なCI/CD基盤を長期にわたって運用する中で、Terraformの処理速度の低下や意図しない差分の適用、ArgoCDにおける同期遅延やデプロイの不安定化といった問題が顕在化してきました。さらに、標準的なGitOpsツールの枠組みでは、リソース単位での制御やPostSyncタイミングでの外部連携など、より高度で柔軟な要件への対応が困難になっていました。

こうした状況を踏まえ、私たちは単なるツール設定の見直しではなく、CI/CD全体のボトルネックを特定し、徹底的なチューニングを行うという方針でアプローチしました。

Terraformでは、Git差分に基づくスコープ限定実行を導入し、処理時間と実行信頼性の両立を実現しました。CDにおいては、ArgoCDとFluxCDの役割と適用範囲を再整理し、構成を最適化。さらに、KubeVelaを組み合わせることで、リソース単位での柔軟なPostSync制御を可能にし、従来の制約を解消しました。
この一連の改善により、CI処理時間は最大9割・平均でも7割の短縮を達成し、CDの安定性とパフォーマンスも大幅に向上。開発体験と運用効率の両立を現実のものとしました。

本セッションでは、Terraform・ArgoCD・FluxCD・KubeVelaといったツール群を活用して実施したCI/CD基盤の高密度なチューニングと、それにより得られた知見について、実践的な視点から紹介します。