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技術

AI Labの米谷竜らが、ISWC2024 Notes and Briefsにて「Best Paper Honorable Mention」を受賞

AI Tech Studio

AI Labに所属する研究員の米谷竜・馬場惇およびサイモンフレーザー大学准教授でありAI Lab技術アドバイザリーのYasutaka Furukawa氏による論文が、ウェアラブルコンピューティングに関する重要な国際会議ACM ISWC 2024のNotes and BriefsトラックにおいてBest Paper Honorable Mentionを受賞しました。


■ ISWC 2024について
Wearable Computing (WC) は身体装着型のシステムを対象とした研究領域で、ISWC 2024はそのような領域における基礎研究と応用に関する議論が行われる国際会議です。
公式サイト:https://www.ubicomp.org/ubicomp-iswc-2024/iswc-2024/


■ Best Paper Honorable Mentionについて
ISWC 2024 Notes and Briefsに投稿された論文77件(うち採択22件)のうち最大3件に贈られたものです。

■研究論文

本論文では、小売店舗における顧客の動線を低コストで推定するシステムを提案しました。店舗内におけるオフライン広告(店頭サイネージやポップ)の配信において、広告を閲覧した来店客の回遊行動を追跡することの難しさから、広告効果を測定するためのデータ取得が課題となっています。提案システムでは、スマートフォンから得られる加速度や角速度といった慣性データと、ID-POSと店内地図から分かる来棚情報を組み合わせることで、高精度の動線推定を実現しました。ID-POSが既に導入された店舗であれば、BLEビーコンやAIカメラといった追加機器を導入することなく、より低コストでシステムを運用することができます。本論文では、実データを用いた評価実験を通して、提案手法の有効性を示しています。

 
受賞した論文はこちらです。ぜひご覧ください。
RetailOpt: Opt-In, Easy-to-Deploy Trajectory Estimation from Smartphone Motion Data and Retail Facility Information
Ryo Yonetani, Jun Baba, Yasutaka Furukawa
https://dl.acm.org/doi/10.1145/3675095.3676623  


◾︎AI Lab Activity Understandingチーム
AI Lab Activity Understandingチームでは、本論文の取り組み以外にも大規模言語モデルを活用した顧客体験のシミュレーション小売実店舗向け動線文章化システムなど、実世界においてAIサービスを実現するための基盤研究に取り組んでいます。これからも機械学習やコンピュータビジョン、ロボティクス、ユビキタスコンピューティング、データマイニングなど複数分野からの多角的なアプローチによって、実世界AIサービスへの社会実装を目指します。


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