2024年8月22日(木)から8月24日(土)にかけて開催される「iOSDC JAPAN 2024」に永野一馬、行木千春、服部智、康建斌が登壇いたします。なお、サイバーエージェントは今年もプラチナスポンサーを務めます。カンファレンス開催中は当社スポンサーブースを設置し、特別クイズ企画や限定ノベルティを用意してお待ちしております。参加予定の方々は、ぜひサイバーエージェントブースまでお立ち寄りくださいませ。
■iOSDC Japan 2024
「iOSDC Japan 2024」はiOS関連技術をコアのテーマとした、ソフトウェア技術者のためのカンファレンスです。今年もリアル会場とオンライン配信のハイブリッドにて開催されます。日本中、世界中から公募した知的好奇心を刺激するトークの他にも、パンフレットに掲載された技術記事、参加者であれば誰でも作れる即興のトーク・アンカンファレンスなど、初心者から上級者まで楽しめる様々なコンテンツが盛り沢山です。
■登壇について
●日時
2024年8月22日19:20~ Track D
●セッションタイトル
Server-Driven UI入門: 画面のStateを直接受け取るアプローチ
●登壇者
永野一馬
●概要
SwiftUIの登場によって、画面のStateを使ってUIを構築するState-Drivenなアプローチが可能になりました。
クライアントでは、バックエンドからいくつかのAPIをコールし、それらを組み合わせて画面のStateを構成し、SwiftUIのViewに渡すことでUIを表示することができます。
では、画面に一つのAPIで画面のStateをそのまま受け取れる場合、クライアント側にはどのようなロジックが残るでしょうか?
if文やSwitch文のような分岐を持たないアプリは実現できるのでしょうか?
本トークでは、BFF(Backend for Frontend)と呼ばれるクライアント用の中間サーバーを活用し、
可能な限りロジックをバックエンドに寄せたServer-DrivenなUI構築を実務で取り組んだ経験を通して
・要件に合わせたResponse構成の工夫
・Server-DrivenなUI構築が上手くハマる具体的な事例
といった、クライアントが可能な限りプレゼンテーションロジック以外を持たない構成とその活用について紹介します。
さらに、本トークでは実際にBFFの導入が難しい方に対しても、極端な事例を通じて
・どこまでのロジックをバックエンドで持つべきか
・バックエンドとのシステム境界をどう考えるべきか
といった疑問への一つの指針を提供します。
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●日時
2024年8月23日15:05~ Track D
●セッションタイトル
空間ビデオフォーマット、MV-HEVCが写し撮る世界
●登壇者
行木千春
●概要
Apple Vision Proで空間ビデオを見るのは、まるでその場にいるかのようなリアルで素晴らしい体験です。この空間ビデオの記録にはMV-HEVC(Multiview High Efficiency Video Coding)という規格が用いられています。「Multiview」とは左右の目それぞれのフレームを指し、視差まで再現できるため、平面的なディスプレイにはないリアルさを感じられるようになっています。
では、どのように撮影を行えば良いのでしょうか?配信時に注意すべき点は?さらに、Vision Pro以外のユーザーにはどのように対応するのでしょうか?本トークではこれらの疑問に答えつつ、MV-HEVCに焦点を当て、この規格を理解し、空間ビデオの持つポテンシャルと具体的な活用方法について考察します。
規格自体のリリースは2014年と古く、両目の視差を利用した立体視に関してはさらに前から研究が行われており、ステレオスコピック動画の撮影のコツや、どんな表現に向いているのかについてはそれらを参考にできます。AVFoundationとVideoToolboxのAPIを使って2台のカメラで撮った動画から空間ビデオを作成する方法も紹介します。
このトークが、空間ビデオを活用した新しい魅力的な体験を構築する一助となれば、非常に嬉しく思います。
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●日時
2024年8月24日 10:30~ Track B
●セッションタイトル
visionOSで空間演出を実現する方法
●登壇者
服部智
●概要
Apple Vision Proには、2D動画を再生するとその場面に応じて現実空間に対して演出効果が表示されるという、とても面白い機能を持つアプリがあります。
例えば、突然飛行機が上空を通り過ぎたり、周辺がヨーロッパの街並みに変わったり、たくさんの風船が表示されたり。
グラス型端末の没入感と相まって、これまでとは一線を画した斬新な体験です。
この面白い機能はどうやって実装するのでしょう。
何がきっかけで演出が始まるのでしょうか?
演出はどう作るのでしょうか?
動画のスキップ、一時停止には対応しているのでしょうか?
これらの疑問に答えるため、このセッションでは、Swiftネイティブの環境でその機能をいくつか実装していきます。
作業手順を説明しソースコードを解説し、ライブデモを行います。
具体的には以下の内容をカバーします:
・HLS動画へのmeta data埋め込み
・OSCによる外部からの制御
・演出開始、任意発火、発火制御ボタンの実装と作法
・周辺を変える演出、戻る演出
・Particleによる演出
このセッションを通じて、参加者は実際にvisionOSでの空間演出を実装するための具体的な手法を学び、自分で独自の体験を作り上げるスキルを身につけることができます。
visionOSの可能性を知り、今後も体験が進化していくワクワクを届けたいと思います。
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●日時
2024年8月24日13:00~Track B
●セッションタイトル
StoreKit2によるiOSのアプリ内課金リニューアル
●登壇者
康建斌
●概要
StoreKit2はiOS 15から導入された新しいアプリ内課金フレームワークで、より安全で効率的な課金実装が可能になります。2024年2月より、ABEMAではこれまでの「ABEMAプレミアム」に加えて、新たな課金商品の提供を開始し、同時にStoreKit2を用いた課金システムの全面的なリニューアルを実施しました。このセッションでは、新たな商品の検討からリニューアルの設計、実装、テストに至る全フローを詳細に解説します。
1. ABEMAの既存の課金体系と商品追加によるユーザー体験への影響 2.課金システムのリニューアルに至る背景とその過程 3.StoreKit2を使った具体的な設計・実装の詳細 4.新しいオファーの種類とユーザーの課金行動に与える影響の分析 5.課金システムへの変更点とアプリパフォーマンスへの影響 6.リニューアル後のリリースフローと新商品の詳細
アプリ内課金はユーザー体験とビジネスに非常に重要ですが、その実装は複雑でエラー対策も多岐にわたります。このセッションでは、StoreKit2を用いて効率的にこれらの課題を解決する具体的な方法を示します。皆様のアプリ開発に役立つ情報提供を目指します。
2024年8月22日19:20~ Track D
●セッションタイトル
Server-Driven UI入門: 画面のStateを直接受け取るアプローチ
●登壇者
永野一馬
●概要
SwiftUIの登場によって、画面のStateを使ってUIを構築するState-Drivenなアプローチが可能になりました。
クライアントでは、バックエンドからいくつかのAPIをコールし、それらを組み合わせて画面のStateを構成し、SwiftUIのViewに渡すことでUIを表示することができます。
では、画面に一つのAPIで画面のStateをそのまま受け取れる場合、クライアント側にはどのようなロジックが残るでしょうか?
if文やSwitch文のような分岐を持たないアプリは実現できるのでしょうか?
本トークでは、BFF(Backend for Frontend)と呼ばれるクライアント用の中間サーバーを活用し、
可能な限りロジックをバックエンドに寄せたServer-DrivenなUI構築を実務で取り組んだ経験を通して
・要件に合わせたResponse構成の工夫
・Server-DrivenなUI構築が上手くハマる具体的な事例
といった、クライアントが可能な限りプレゼンテーションロジック以外を持たない構成とその活用について紹介します。
さらに、本トークでは実際にBFFの導入が難しい方に対しても、極端な事例を通じて
・どこまでのロジックをバックエンドで持つべきか
・バックエンドとのシステム境界をどう考えるべきか
といった疑問への一つの指針を提供します。
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●日時
2024年8月23日15:05~ Track D
●セッションタイトル
空間ビデオフォーマット、MV-HEVCが写し撮る世界
●登壇者
行木千春
●概要
Apple Vision Proで空間ビデオを見るのは、まるでその場にいるかのようなリアルで素晴らしい体験です。この空間ビデオの記録にはMV-HEVC(Multiview High Efficiency Video Coding)という規格が用いられています。「Multiview」とは左右の目それぞれのフレームを指し、視差まで再現できるため、平面的なディスプレイにはないリアルさを感じられるようになっています。
では、どのように撮影を行えば良いのでしょうか?配信時に注意すべき点は?さらに、Vision Pro以外のユーザーにはどのように対応するのでしょうか?本トークではこれらの疑問に答えつつ、MV-HEVCに焦点を当て、この規格を理解し、空間ビデオの持つポテンシャルと具体的な活用方法について考察します。
規格自体のリリースは2014年と古く、両目の視差を利用した立体視に関してはさらに前から研究が行われており、ステレオスコピック動画の撮影のコツや、どんな表現に向いているのかについてはそれらを参考にできます。AVFoundationとVideoToolboxのAPIを使って2台のカメラで撮った動画から空間ビデオを作成する方法も紹介します。
このトークが、空間ビデオを活用した新しい魅力的な体験を構築する一助となれば、非常に嬉しく思います。
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●日時
2024年8月24日 10:30~ Track B
●セッションタイトル
visionOSで空間演出を実現する方法
●登壇者
服部智
●概要
Apple Vision Proには、2D動画を再生するとその場面に応じて現実空間に対して演出効果が表示されるという、とても面白い機能を持つアプリがあります。
例えば、突然飛行機が上空を通り過ぎたり、周辺がヨーロッパの街並みに変わったり、たくさんの風船が表示されたり。
グラス型端末の没入感と相まって、これまでとは一線を画した斬新な体験です。
この面白い機能はどうやって実装するのでしょう。
何がきっかけで演出が始まるのでしょうか?
演出はどう作るのでしょうか?
動画のスキップ、一時停止には対応しているのでしょうか?
これらの疑問に答えるため、このセッションでは、Swiftネイティブの環境でその機能をいくつか実装していきます。
作業手順を説明しソースコードを解説し、ライブデモを行います。
具体的には以下の内容をカバーします:
・HLS動画へのmeta data埋め込み
・OSCによる外部からの制御
・演出開始、任意発火、発火制御ボタンの実装と作法
・周辺を変える演出、戻る演出
・Particleによる演出
このセッションを通じて、参加者は実際にvisionOSでの空間演出を実装するための具体的な手法を学び、自分で独自の体験を作り上げるスキルを身につけることができます。
visionOSの可能性を知り、今後も体験が進化していくワクワクを届けたいと思います。
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●日時
2024年8月24日13:00~Track B
●セッションタイトル
StoreKit2によるiOSのアプリ内課金リニューアル
●登壇者
康建斌
●概要
StoreKit2はiOS 15から導入された新しいアプリ内課金フレームワークで、より安全で効率的な課金実装が可能になります。2024年2月より、ABEMAではこれまでの「ABEMAプレミアム」に加えて、新たな課金商品の提供を開始し、同時にStoreKit2を用いた課金システムの全面的なリニューアルを実施しました。このセッションでは、新たな商品の検討からリニューアルの設計、実装、テストに至る全フローを詳細に解説します。
1. ABEMAの既存の課金体系と商品追加によるユーザー体験への影響 2.課金システムのリニューアルに至る背景とその過程 3.StoreKit2を使った具体的な設計・実装の詳細 4.新しいオファーの種類とユーザーの課金行動に与える影響の分析 5.課金システムへの変更点とアプリパフォーマンスへの影響 6.リニューアル後のリリースフローと新商品の詳細
アプリ内課金はユーザー体験とビジネスに非常に重要ですが、その実装は複雑でエラー対策も多岐にわたります。このセッションでは、StoreKit2を用いて効率的にこれらの課題を解決する具体的な方法を示します。皆様のアプリ開発に役立つ情報提供を目指します。