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プレスリリース

サイバーエージェント、大手広告主企業のクリエイティブ制作における生成AI利用に関する実態調査を実施

企業のバナー広告・動画広告のクリエイティブ制作におけるAI活用レベルは、3年後には人よりもAIが主体になるだろうと半数が予測

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株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田晋、東証プライム市場:証券コード4751)はインターネット広告事業において株式会社デジタルインファクト(本社:東京都文京区、代表取締役社長:野下智之)と共同で、大手広告主企業のクリエイティブ制作における生成AI利用に関する実態調査を実施しました。

生成AIの普及によって、企業の広告宣伝・マーケティング活動においても、クリエイティブ制作の業務フローが大きく変わりつつある昨今、本調査では、大手広告主企業※100社のデジタル広告出稿担当者を対象に、企業のクリエイティブ制作、ならびに生成AIの活用に関する現状と今後について、アンケート調査を実施し、その結果を取りまとめました。
※大手広告主企業:日経広告研究所「有力企業の広告宣伝費2024年版」に収録されている企業を対象。(グループ会社も含む)

主な調査結果は以下のとおりです。


調査サマリー
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■企業担当者の約7割(69.0%)が近年、企業のクリエイティブ制作物が「増えた」と回答。さらに広告用動画においては、全体の86%が「増えた」と回答。
今後も「増えると思う」は全体の約6割(59.0%)。

■企業のクリエイティブ制作における生成AIの活⽤率は54%。
アイデア出し、コピーやテキストの自動生成などの活用が多い。
一方、生成AI未活用のうち約8割(78.3%)は、「今後は生成AIを活用したい」と回答。

■3年後、企業のクリエイティブ制作における「AI活⽤レベル」については、バナー広告・動画広告では、半数が「人よりもAIが主体になっている」と予想。

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■企業担当者の約7割(69.0%)が、近年、企業のクリエイティブ制作物が「増えた」と回答。
なかでも広告用動画においては、全体の86%が「増えた」と回答。
また、全体の約6割(59.0%)が今後も「増えると思う」と回答。


企業担当者に、近年の企業のクリエイティブ制作物全体の増減について聞いたところ、「増えた」という回答が69%を占めました。なかでも、広告用動画においては86%が「増えた」と回答。次いで、インナーバナーは82.1%、広告バナーは81.0%、SNS投稿用クリエイティブは78.8%が「増えた」と回答しました。

また、今後3年で制作物が「増えると思う」という回答が、59%を占めています。

 
【図1】
【図1】
【図2】
【図2】
【図3】
【図3】


■企業のクリエイティブ制作における生成AIの活⽤率は54%。アイデア出し、コピーやテキストの自動生成などの活用が多い。
一方、現在は、生成AI未活用と回答したうちの約8割は、「今後は活用したい」と回答。


企業の担当者に、社内・外注を問わずクリエイティブ制作における生成AIの活用状況について聞いたところ、全体の54%が「現在、生成AIを継続的に活用している」と回答しました。その活用用途は、構成・コピー案・ペルソナ設計等の「アイデア出し」が84.4%と最も多く、次いで、「コピーやテキストの自動生成」が68.8%、画像・イラストの生成が51.6%の回答結果に。

一方、「現在活用していない」(「活用したことはない」、「過去に活用したことがあるが、現在活用はしていない」)担当者のうち、78.3%が「今後は活用したい」と回答しています。

 
【図4】
【図4】
【図5】
【図5】
【図6】
【図6】


■3年後の企業のクリエイティブ制作における「AI活⽤レベル」は、バナー広告・動画広告においては、半数が「人よりもAIが主体になっている」と予想。


3年後の企業のクリエイティブ制作における、「AI活用レベル」について聞いたところ、バナー広告・インバナー等のデジタル上の静止画(50.0%)、またSNS投稿動画や動画広告(58.0%)においては、半数以上が、制作の主体が「人」よりも「AI」であるレベルに達している、と回答しています。

同様の質問に対して、DM・カタログ・チラシなどの紙媒体においても、49.0%が、制作の主体が「人」よりも「AI」であるレベルに達していると回答しています。

 
【図7】
【図7】
<AIクリエイティブにおける自動生成レベル>
 ・制作の主体が「人」     
レベル0: 完全に人手で制作する段階
レベル1: AIが一部を支援する段階
レベル2: AIが複合処理により効率化する段階
・制作の主体が「AI」   
レベル3: 限られた条件下でAIが自律的に制作する段階
レベル4: AIがほぼ全てを制作する段階
レベル5: AIが完全に自律的に制作する段階




 

これらの調査結果より、企業にとって「必要なクリエイティブ制作量」は増え続けていると同時に、生成AIの活用は企業にとっても非常に重要な経営判断となってくることがうかがえます。また、生成AIを活用することで、よりパーソナライズドされたクリエイティブを大量に生成することも可能になります。例えば、CRMとして利用するアプリ内バナーやHTMLメールといったデータ活用が可能なメディアにおいては、よりパーソナライズドされたクリエイティブを大量に生成し配信することで、企業にとってさらなる事業成果につながりやすくなります。このような打ち手に対して、生成AIを活用することがより有効になってまいります。


このような企業課題の解決に向けて、当社では、AIの活用により企業のクリエイティブ制作体制を改革することを目的に「AIクリエイティブBPO事業」を昨年2024年12月に設立しております。企業ごとの課題に応じた独自のAI設計と専門チームの構築を組み合わせ、広告に限らず、多様な制作業務における量・質・スピードを向上させることにより、制作コストを最大50%削減することを目指し、支援を行っております。


当社は今後も、企業のクリエイティブ制作における生産性向上と品質の安定化に向け、持続可能な制作体制を確立し、企業のみなさまの競争力向上に貢献してまいります。



■ 調査概要
調査主体:株式会社サイバーエージェント
調査時期:2025年6月
調査方法:Webアンケート調査 
調査対象:大手広告主企業 
 ※日経広告研究所刊「有力企業の広告宣伝費2024年版」に収録されている企業を対象としています。(グループ会社も含む)
調査機関:株式会社 デジタルインファクト

※本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元にサイバーエージェントの情報を記載のうえご利用ください。


■サイバーエージェント「AIクリエイティブBPO」について
https://www.cyberagent.co.jp/service/ai/aicreativebpo/ 
※BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング):
企業の業務プロセス全体を、外部の専門パートナーと連携して運用・最適化していく手法。


 


■本リリースに関するお問い合わせ
株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部 広報
mail :honbu_pub@cyberagent.co.jp