このページの本文へ移動

Menu

メニュー

  • 企業 
  • ニュース 
  • サービス 
  • 技術・クリエイティブ 
  • 採用 
  • 投資家情報 
  • サステナビリティ 
  • CyberAgent Way 

 

プレスリリース

AI×経済学でクーポン原資の無駄を削減するソリューション「価格エージェント」提供開始  ―クーポン原資を最大70%削減した実績も―

広告

株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田晋、東証プライム市場:証券コード4751)は、AI×経済学でクーポン原資の無駄を削減するソリューション「価格エージェント」の提供を開始しました。「価格エージェント」は、蓄積された購買データを解析し、「誰に」「いくら」値引きすべきかを予測することで、企業におけるクーポン、ポイント、セールなどの値引き原資の効率化およびROIの大幅な向上を実現します。
さらに、効率化で生まれた余剰原資をユーザー体験向上施策に再投資することで、さらなる価値提供を可能にします。
すでにドラッグストアやアパレルメーカー、EC事業者などの幅広い業界で先行導入が進んでおり、売上を維持したままクーポン原資を最大70%削減した実績があります。


◾️背景
昨今のエネルギー価格の高騰や人件費の上昇、円安といったコスト圧力を背景に、値引き原資の効率化は多くの企業にとって喫緊の課題となっています。加えて、デジタル化の進展により、購買データや行動ログが高度に取得できるようになり、「誰に」「いくら」値引きすべきか精緻に予測できる環境が整いつつあります。
しかし現実には、多くの企業が依然として全顧客に一律の値引きをしており、購買意欲の高い顧客に対しても過剰な値引きをするなど、原資の無駄遣いが顕在化しています。

当社は、2016年よりAI技術の研究開発を担う組織「AI Lab」内に経済学研究チームを設立し、インターネット広告のオークションにおいてAI×経済学を活用した最適な値付けの実現に取り組むなど、長年にわたり知見と技術を蓄積してまいりました。さらに、その知見を応用し小売店やメーカーと共に値付け効果の可視化・最適化を行う実証実験も推進するなど、価格問題の解決に取り組んでいます。
 

参考事例:
価格決定に関する共同実験を実施、事業成長にも貢献(2023年10月)
「リテールAIアワード2024」において、価格エージェントの取り組みが「ベンダー部門賞」を受賞(2024年2月)
経済学を使って適正価格をつける「イイ値(ね)決めチャレンジ」
因果推論と機械学習の融合により、獲得単価を保ちつつ獲得購買数を増加(「WWW」にて採択)
リフトアップ効果を最大限高める、最適な予測モデルを選択する手法を提案(「ICML」にて採択)
膨大な消費者の購買データから消費者行動のパターンを抽出するという解析手法を提案



そしてこのたび、新たに「価格エージェント」としてサービス提供を開始し、企業の値引き原資効率化と持続的なROI向上を支援してまいります。
なお、本サービスにおける技術は現在特許出願中(2025年8月時点)です。

「価格エージェント」概要

売上を維持しながら、値引き原資の無駄を削減
このたび提供する「価格エージェント」は、購買データをAI×経済学のアプローチで分析し、「誰に」「いくら」値引きすべきかを精緻に予測しクーポンを出し分けることで、値引き原資のROIを最大化します。これにより、企業は売上を維持しながら、過剰な値引きによる原資の浪費を防ぐことができます。

顧客体験のさらなる向上に再投資
また同時に、ユーザーにとっても購買意欲やタイミングに応じた適切なクーポンが届くことで、値引きは本来の“後押し”になり、納得感のある購買体験につながります。さらに、効率化で生まれた余剰原資を、新商品開発やロイヤルユーザーへの先行体験用サンプル配布、アプリ/ウェブサイトのUI・UX改善、ポイントプログラム拡充などに再投資することで、ユーザーにさらなる価値を提供することが可能です。

本サービスは、小規模な A/Bテストから導入可能で、効果を可視化しながら段階的に拡大できるため、低リスクかつスピーディーに値引きの効率化に取り組むことが可能です。
また、実際に売上を維持しつつ値引き原資を削減できた際に費用をいただく成果報酬型で提供いたします。

 

本サービスはすでに、ドラッグストア、アパレルメーカー、EC事業者などの業界で導入が進んでおり、売上を維持しながらクーポン原資を最大70%削減した成果も確認されています。
そのほか、ポイント経済圏の運営企業やプライベートブランドを展開する小売事業者、D2Cブランド、食品スーパーなど、自社原資・他社原資を問わず販促に取り組む幅広い業種でご活用いただけます。


当社は今後も、本サービスをより多くの業界へ展開することで、企業のコスト最適化と顧客満足の両立を後押しいたします。さらに、AI×経済学の知見を社会に普及し、データドリブンな価格戦略を通じて、企業の持続的成長と日本産業全体の活性化に貢献してまいります。