サービスニュース
GovTech開発センター、AIによる交通量解析サービス「センサスAI」にて次世代自動車普及状況を推測する新機能を追加
~画像解析技術および統計データを活用した推測による可視化を実現~
株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田晋、東証プライム市場:証券コード4751)は、官公庁・自治体のDX推進支援を行う専門開発組織「GovTech(ガブテック)開発センター」が提供するAIによる交通量解析サービス「センサスAI」において、画像解析と統計データを活用し、次世代自動車の普及状況を推測する機能を追加いたしました。
近年、環境省の脱炭素先行地域選考をはじめ、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し国を挙げて脱炭素化を推進しています。当社でも2023年1月に様々なGXソリューションを提供・開発する「小売GXセンター」を設立し、小売企業のGX(グリーントランスフォーメーション)の支援を開始しております。
2050年のカーボンニュートラルの実現および、地球の気候変動を阻止するためには、国のみならず、企業、自治体、個人それぞれの立場からの取り組みが重要です。その具体例として、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)といった次世代自動車の普及が急速に進んでいますが、実際にどのような車両がどのエリアを走行しているのかはこれまで可視化されていませんでした。
■本文
このような背景から、当社が提供するAIによる交通量解析サービス「センサスAI」において、画像解析技術を活用し車両の特徴から次世代自動車(EV・HV/PHV車 等)を判別する機能を追加開発いたしました。加えて、販売実績・普及実績の統計データをもとに独自の統計データを作成し、走行車両の割合を推測する機能を同時に追加することで、画像解析による判別を補完・拡充いたします。
推測値はレポート出力ができるため、次世代自動車の普及状況の把握が可能となります。
これにより、自治体や企業が実施する地域の脱炭素化に関する施策や取り組みに対し、効率的な推進支援をするとともに、次世代自動車の普及状況を可視化することで、自治体の脱炭素化に対する意識向上やエコカー導入促進への寄与を目指します。
■今後の展望
当社は今後も、「センサスAI」の実証実験成果を活用し、他の自治体や国においても持続可能な交通インフラの整備の実現に貢献いたします。
また、当社が持つ、デジタルマーケティングの知見や運用力をはじめ、研究開発組織「AI Lab」や産学連携によるAI技術を活かすことで「誰一人取り残さない」行政のDXを支援してまいります。
■センサスAIサービスサイト
https://census-ai.jp/