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リアルゲイト、環境負荷の低減と自由なワークプレイスを両立した 「環境配慮型ビル再生」で循環型社会の実現へ向けて CO₂排出量を減らす取り組みを強化
~渋谷のワークプレイス「LAIDOUT SHIBUYA」にてCO₂排出量を初測定。既存建物を同規模の新築に建替えた場合と比較してCO₂排出量を約80%削減~

老朽化によって競争力が低下した築古ビルの個性や用途、エリア特性等を鑑み、最大限の資材を有効活用し、コワーキング型・個室型・フロア型・SOHO型など様々な仕様のワークプレイスを組み合わせ、既存建物の解体工事や建設時に発生するCO₂排出量・廃棄物排出量を削減し、環境負荷を低減した「環境配慮型ビル再生」を行っています。
■CO₂排出量を初測定、「LAIDOUT SHIBUYA(レイドアウトシブヤ)」の事例
加えて、施設内で消費する電力を三井物産が提供するクリーン電力「good energy(※2)」に切り替え、運営期間中も大幅なCO₂排出量の削減を図ります。
リアルゲイトは今後もリノベーションによる循環型社会・脱炭素社会の実現を目指し、自由なワークスタイルと豊かな街づくりに貢献してまいります。
■リノベーションによるCO₂排出量および廃棄物排出量の削減・SDGsへの取り組みについて
「渋谷駅」徒歩1分、築43年、本社兼料理教室として利用されていた地下1階地上6階建てのビル1棟をリノベーション。新しいワークスタイルとオフィスのあり方を再設計(LAIDOUT)し、オフィス・ショップ・ミュージックバーからなる環境配慮型の複合施設として2021年4月にオープン。
旧代々木VILLAGE内で展開していた「THE MUSIC BAR」を地下1階に誘致し、日中は入居者専用のラウンジ、夜はMUSIC BARとして運営。

①既存躯体を活かしたリノベーションで廃棄物や資材を大幅に削減
LAIDOUT SHIBUYAを対象に、既存躯体を可能な限り活用したリノベーションによるCO₂排出量の削減効果を算出した結果、既存建物を同規模の新築に建替えた場合と比較して約80%のCO₂排出量を削減できるという検証結果となりました。(※1当社調べ)


②経年変化が味になる建材を活かした設計デザイン
工事の仮囲いとして利用されている鋼板やLGS(軽量鉄骨下地)などの建材を施設の内外装に多用。年月の経過に伴い表情が味わい深くなる素材をそのまま利用し経年変化を楽しめるよう、ラフで未完成感のある外観を演出しています。
また、外観に利用した鋼板の高さに変化をもたらすことで、坂道の上に立っている外観の印象バランスを整え、入居テナントが時代の変化に対応し、「出る杭」になることを表現しました。

③建替えに伴い終了した施設の建材や家具等を再利用
【COMMUNICATION LOUNGE】

【SHARE SALON・THE MUSIC BAR】
日中(10時~18時まで)はLAIDOUT SHIBUYAの入居者専用ラウンジ(SHARE SALON)としてご利用いただけます。

④脱炭素社会(カーボンニュートラル)の実現に向けてクリーン電力へ切り替え
<LAIDOUT SHIBUYA物件概要>
貸 主:株式会社リアルゲイト
用 途:事務所・店舗
構 造:鉄骨鉄筋コンクリート造 地下1階地上6階建
延床面積:1,790.13㎡(541.51坪)
区画面積:最小面積11.73㎡~最大面積192.08㎡
竣工年月:1977年12月
リノベーション竣工年月:2021年3月
公式WEBサイト:https://laidout.jp/
(※1)当調査にあたって、前提は以下の通りとなっています。
・躯体及び内外装・設備投入量となる既存躯体および仕上げ重量は、当社一級建築士事務所により、図面から算出しました。
・建物解体時、産業廃棄物処理に伴うCO₂排出量は各温室効果ガスの合算であり、環境省の提供する排出係数およびの地球温暖化係数を用いて算出しました。また、建物解体時のCO₂排出量は、産業廃棄物管理票を基にした解体資材の処理による数値です。
・建物工事時、躯体に係るCO₂排出原単位として、国土交通省住宅局(2008)によってLCA 指針のデータに基づいて算出された建材のCO₂排出原単位を用いました。また、躯体に係る投入量については、建物解体時の実績値に基づき算出しました。
・建物工事時、内外装・設備に係る投入時CO₂排出原単位として、伊香賀・外岡(2000)を参考に、延床面積あたりのCO₂排出量の数値を用いました。その際、床材等、一部については軽微なものとして考慮していません。また、内外装・設備に係る投入量については、建物解体時の実績値に基づき、解体分のみ投入したと仮定し、環境配慮型ビル再生は新築比45%として算出しました。
・運搬・施工に関するCO₂排出量については、既存の躯体や内装を可能な限り活用するという、環境配慮型ビル再生のCO₂削減効果に着目していることから考慮していません。
(※2)good energy(グッドエネルギー):省エネルギー機器の導入や森林経営などの取組によるCO₂などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「Jクレジット」として国が認証する制度の環境価値を適用し、実質CO₂フリーにしたクリーン電力
■SDGs達成に向けたリアルゲイトの取り組みについて
コーポレートサイト:https://realgate.jp/news/sdgs/
■ フレキシブルワークプレイス事業について
プロジェクト事例:https://realgate.jp/business/



<株式会社リアルゲイトについて>
