ゲーム
2009年に参入したゲーム事業は、(株)Cygamesを筆頭に子会社7社が、様々なジャンルのゲームを開発、運営、提供しています。技術力やクリエイティブ力などを磨き、継続的なヒットタイトルの創出と既存タイトルの長寿命化に努め、持続的成長を目指しています。

市場
スマートフォンの普及とともに市場成長を続けてきた国内のスマートフォンゲーム市場は、コロナ禍の巣ごもり需要が追い風となり、1.3兆円規模まで拡大し、現在は、アメリカ、中国に次ぎ世界において第3位の市場規模※です。
グローバル市場の成長を捉え、当社は国内で実績のあるタイトルをグローバル向けに展開をすると共に、新規タイトルについては、国内と同時にグローバルにもリリースすることで、成長機会の最大化を図っています。
- ※ (株)角川アスキー総合研究所:「ファミ通モバイルゲーム白書2025」(2025年3月27日発売)

5カ年の業績
ゲーム事業は、2021年に提供を開始した「ウマ娘 プリティーダービー※」の大型ヒット等により、国内スマートフォン市場で高いシェアを誇る規模へと成長いたしました。2025年度はグローバル展開を含む新規タイトル7本をリリースし、複数のヒットに恵まれました。既存タイトルのグローバル展開も進み、海外売上高は前年同期比で6倍、200億円を記録しています。また、営業利益は外部決済への移行効果等もあり前期比で約2倍の増益となりました。
- ※© Cygames, Inc.


競争優位性
Point1運用力や話題性の創出等による、ゲームの長寿命化当社は、長年に渡り高品質なプロダクトを提供するための技術や運用力、組織力、変化対応力を培うことでヒットタイトルを創出し、それらを長寿命化させるための多角的なアプローチにより主力ゲームの長寿命化を実現しています。
アニメでファンを醸成し大型ヒットに繋がった「ウマ娘 プリティーダービー※」は、アニメや映画、コミカライズ等を展開することで、新規ユーザーの認知拡大や既存ユーザーへの新しい体験を提供。2025年度には英語版やsteam版を開始する等、マルチプラットフォーム展開を強化しています。
現在は、複数のタイトルがセールスランキングで上位を占め、主力タイトルの層が厚くなっています。今後も話題を欠かすことなく提供タイトルの長寿命化を目指してまいります。
- ※© Cygames, Inc.

当社ゲーム事業は、ガラゲーと言われるモバイルゲームの時代に参入し、ゼロからゲーム開発を学び、スマートフォンゲームにおいて高いシェアを獲得するまで成長してきました。
現在、スマートフォンゲームを主体に開発する企業群において国内最大規模の開発体制となり、優秀な人材が最大限の能力を発揮できる環境を整えています。子会社の垣根を超えて連携することで現場間での活発な情報交換や相互クオリティチェックなどを実現。組織が一丸となり高い熱量で取り組んできたことで、ゲームクオリティへの信頼度が上がり、有力なIPのコンテンツホルダーとの協業が増えてきました。今後もクリエイティブ力と技術力の向上に努め、グループシナジーを最大化することで、世界に通用するコンテンツ作りを目指していきます。
