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登壇

「DroidKaigi 2025」に竹谷大地が登壇いたします

2025年9月10日(水)~12日(金)にかけて開催される「DroidKaigi 2025」に、サイバーエージェントから、新しい未来のテレビ「ABEMA」所属の竹谷大地が登壇いたします。なお、当社は今年もゴールドスポンサーを務めます。カンファレンス開催中は当社スポンサーブースを設置し、参加者の皆様に楽しんでいただける体験コンテンツや特別企画、限定ノベルティの数々を用意してお待ちしております。参加予定の方々は、ぜひサイバーエージェントブースまでお立ち寄りくださいませ。

DroidKaigi 2025

エンジニアが主役のAndroidカンファレンスです。Android技術情報の共有とコミュニケーションを目的に開催されます。

登壇について

・タイトル
ユーザーも開発者も悩ませない TV アプリ開発 - Compose の内部実装から学ぶフォーカス制御

・日時 / 会場
2025年9月11日(木) 14:20 ~ 15:00 / Jellyfish

・セッション概要
Android TV アプリの UX において重要なのが、リモコン操作による「直感的なフォーカス移動」と「それに伴う適切なスクロール」です。これらは視認性や操作感に直結し、アプリの UX に大きく影響します。従来の Leanback ライブラリはこの点を自動でカバーしていましたが、命令的な UI 描画による状態管理の複雑さや、独自の実装パターンによる学習コストが課題でした。

2024 年に stable となった Compose for TV の登場により、これらの課題は解決可能となり、宣言的な UI 描画の恩恵を TV アプリでも享受できるようになりました。

一方で、Compose for TV では Leanback ほど「ユーザーの期待に沿ったフォーカス・スクロール制御」を暗黙的には提供していません。加えて、その仕組みを理解しないまま制御をしようとすると、適切な API を使っても意図通りに動作しないこともあります。このため、直感的な UX を実現するには Compose 内部で作用しているフォーカスやスクロールの仕組みを理解し、適切に制御する必要があります。

ここで特徴的なのは、モバイル向けと同様の Composable を用いて開発できる一方で、その内部では TV 向けの専用ロジックが動作しているという点です。例えば、フォーカス移動に伴う自動スクロールはモバイルと同様に Modifier.verticalScroll を使って実現できますが、LazyColumn の userScrollEnabled パラメーターとは連動されません。さらに、Modifier.verticalScroll はスクロール機能にとどまらず、フォーカス制御の挙動にも副次的ながら重要な影響を与えています。

こうした Compose for TV 特有の挙動を踏まえつつ、本セッションでは以下の内容を扱います:
・Compose for TV のフォーカス移動やスクロールに関する内部ロジック
・挙動をカスタマイズするために必要な概念や仕組み
・自然な UX を実現するための挙動制御に関する具体的な実装例

これにより、開発者が迷うことなく Compose for TV を用いた TV アプリ開発に取り組めるようにし、開発時のデバッグ時間も大幅に削減できる状態を目指します。