
株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田 晋、東証プライム市場:証券コード4751)は、AI技術の研究開発組織「AI Lab」研究員の蟻生 開人・石毛真修が、日本学術振興会が実施する「科学研究費助成事業(以下、科研費)」において、新たに2件の研究課題が採択されたことをお知らせいたします。
■日本学術振興会 科学研究費助成事業について
科研費は、文部科学省所管の日本学術振興会が実施する競争的研究費です。全ての研究分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とし、ピアレビューによる公平な審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行います。科研費は、日本の学術研究の発展および研究者のキャリアにおいて重要な役割を担っています。
■「AI Lab」の研究機関指定について
AI Labは2021年12月付で科研費の研究機関として指定されて以来、安全保障貿易管理体制を整備するなど、研究機関としての環境・体制の整備を進めてきました。これにより大学などの学術機関で科研費に採択された研究者の方が、AI Labに入社する場合も、科研費研究の継続(資産の移管を含む)が可能になっております。
AI Labは今後もさらなる研究者のキャリアの選択肢を増やすとともに、学術コミュニティへの貢献を実現すべく研究・開発に努めてまいります。
今回採択された研究課題の詳細については下記の通りです。
▼競争的研究費 取扱一覧(2025年4月現在)
日本学術振興会 科学研究費助成事業(科研費)
科学技術振興会(JST) 戦略的創造研究推進事業
▼科学研究費助成事業 研究機関情報
機関名称 :株式会社サイバーエージェント(AI事業本部 AI Lab)
指定日 :2021年12月7日
研究機関番号:92685
■AI Labに関する問い合わせはこちら
■日本学術振興会 科学研究費助成事業について
科研費は、文部科学省所管の日本学術振興会が実施する競争的研究費です。全ての研究分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とし、ピアレビューによる公平な審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行います。科研費は、日本の学術研究の発展および研究者のキャリアにおいて重要な役割を担っています。
■「AI Lab」の研究機関指定について
AI Labは2021年12月付で科研費の研究機関として指定されて以来、安全保障貿易管理体制を整備するなど、研究機関としての環境・体制の整備を進めてきました。これにより大学などの学術機関で科研費に採択された研究者の方が、AI Labに入社する場合も、科研費研究の継続(資産の移管を含む)が可能になっております。
AI Labは今後もさらなる研究者のキャリアの選択肢を増やすとともに、学術コミュニティへの貢献を実現すべく研究・開発に努めてまいります。
今回採択された研究課題の詳細については下記の通りです。
事業名 | 科研費 若手研究 |
研究者 | 研究代表者:蟻生 開人(サイバーエージェント) |
研究課題名 | ミニマックス最適化で拓く最適方策探索手法の構築 |
研究課題内容 | 本研究では、逐次的意思決定問題の一つである強化学習における最適方策探索問題に取り組みます。この問題は、例えばWebマーケティングで一般的に用いられるA/Bテストがユーザーの状態を考慮しない静的な方策評価であるのに対し、ユーザーの状態や行動履歴を考慮した動的な方策を明示的に利用する一般化として捉えることが可能です。本研究では、方策の候補が与えられた状況で、少ないサンプルから優れた方策を発見する手法の構築を目指します。最小のサンプル数を達成する手法がミニマックス最適化の解として構成できることに注目し、これに基づく新たな最適方策探索手法の提案を行います。 |
事業名 | 科研費 基盤研究(A) |
研究者 | 研究代表者:川原 圭博(東京大学) 研究分担者:亀崎 允啓(東京大学) 村上 弘晃(東京大学) 石毛 真修(サイバーエージェント) |
研究課題名 | 言語を媒介とした触覚の理解と探索に基づくロボット操作の高度化 |
研究課題内容 | 本研究は、視覚・言語情報に加えてロボットの力触覚を統合した基盤モデルを構築し、繊細かつ柔軟なロボット操作の実現を目指します。近年、マルチモーダル大規模言語モデル(LLM)によって、言語を介した画像理解と動作生成が大きく進展しましたが、視覚に頼るだけでは見えにくい物体や摩擦・硬さといった物理的特性の理解に限界があります。そこで本研究では、力触覚情報を言語・視覚と連携させ、未知の環境でも自律的に触れて探索し、状況に応じた動作を生成できるロボットを開発します。触覚探索の判断・実行や階層的制御アーキテクチャも提案し、汎用的なスキル獲得を可能にします。これにより、熟練技能の継承支援や人間との直感的な協調作業など、実社会でのロボティクス応用に新たな展開をもたらすと同時に、触覚に関する学術的知見の深化にも貢献します。 |
▼競争的研究費 取扱一覧(2025年4月現在)
日本学術振興会 科学研究費助成事業(科研費)
研究種目 | 役割 | 氏名 |
基盤研究(B) | 研究分担者 | 米谷 竜 |
基盤研究(C) | 研究分担者 | 高山 健志 |
研究活動スタート支援 | 研究代表者 | 江口 僚 |
特別研究員奨励費 | 研究代表者 | 田中 康二郎 |
科学技術振興会(JST) 戦略的創造研究推進事業
プログラム名 | 役割 | 氏名 |
さきがけ(個人型研究) | 研究代表者 | 高野 雅典 |
▼科学研究費助成事業 研究機関情報
機関名称 :株式会社サイバーエージェント(AI事業本部 AI Lab)
指定日 :2021年12月7日
研究機関番号:92685
■AI Labに関する問い合わせはこちら