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安心安全への取り組み

研究倫理ガイドライン

2021年10月、サイバーエージェントは当社が目指す存在意義を明文化した“パーパス”「新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する」を発表しました。この背景には、当社が持つ「社会において企業が何のために存在し、事業を展開するのか」という問いと「社員一人ひとりが仕事を通じて社会への貢献を実感できるようにしたい」という想いがあります。当社は、日本社会に漂う閉塞感を打破するために、経済的価値の追求だけではなく、社会的課題に取り組み、テクノロジーで社会の進化を牽引する存在を目指します。綺麗ごとではなく本質的で生々しい問題を見据え、現状や前提にとらわれず、大胆で誠実な解決を図ります。

 

そのような社会課題の解決可能性を高めるために、当社研究開発組織・研究員はイノベーションの源泉となる次世代の科学技術を模索・追究します。当社の研究者には、追究する科学技術が社会や環境に与える影響を熟議・予見し、広く社会に受容される高い倫理性のある行動が求められます。そこで当社は「Mission Statement(当社行動規範)」に基づき「研究倫理ガイドライン」を定め、科学技術の研究開発に携わる全ての従業員(以下「研究者」)に遵守を求めます。本ガイドラインは、当社の研究者が倫理的及び科学的に受容される研究を実施するために、遵守すべき基本的な行動指針を定めることを目的とするものです。また、倫理的・法的・社会的課題(ELSI)、責任ある研究・イノベーション(RRI)、科学技術ガバナンスの議論を注視し、本研究倫理ガイドラインに必要な要件を常に検証し、必要に応じて更新します。

基本理念

次に掲げる事項を基本理念として研究活動を遂行します。

 

(1) 社会的及び学術的な意義を有する研究の実施
(2) 研究分野の特性に応じた科学的合理性の確保
(3) 研究対象者への負担その他の不利益についての考慮
(4) 社会や環境への波及効果についての配慮
(5) 本ガイドラインに沿った教育及び研究に関するモニタリング、審査、評価の実施
(6) 研究対象者への事前の十分な説明と自由な意思に基づく同意の取得の適切な実施
(7) 社会的に弱い立場にある方への特別な配慮
(8) プライバシー保護及び情報の適切な管理
(9) 研究の質及び透明性の確保

行動指針

研究対象者への配慮

研究対象者の人格・人権を尊重し、福利に配慮します。また、研究実施上、生活や安全に対して有害となる可能性のあるものを取り扱う場合には、関係する法令、社内規程、ならびに学会等の指針及び倫理綱領を遵守します。

社会や環境への配慮

研究活動が及ぼす派生的及び副次的な波及効果を熟慮し、研究対象者のみならず実証環境に介在する人の、人格、生活、健康、安全、社会的権利を侵害することなく、安心と安全性の確保、福利の発展、持続可能な環境の保護及び研究開発されるサービスの健全性や透明性の担保に努めます。

差別・ハラスメントの排除

研究活動や社会実装の過程において、人種、ジェンダー、地位、思想・信条、宗教などによって個人を差別せず、科学的方法に基づき公平に対応して、個人の自由と人格を尊重します。また、立場や権限を利用して、その指示・指導等を受けるものに不利益を与えるような言動を取らないようにします。研究の一環で社会実装されたサービスが利用者及び生活者に与える影響を認識・予見し、あらゆる差別・いじめ・ハラスメントを防止するよう適切な処置を行います。

プライバシー保護及び適切な情報管理

研究活動において、倫理的、法的または社会的問題を引き起こすことがないように、研究対象者の尊厳及び人権を尊重し、関係法令や社内規程等に基づいて、プライバシーを保護するとともに、関係する情報の安全管理及び本人の尊厳を守るために必要かつ適切な取り扱いを行います。

関係者との対話

科学技術の健全な発展を目指し、コミュニティにおける相互評価に積極的に参加します。研究者は、自らの研究に対する批判には謙虚に耳を傾け、誠実な態度で意見を交えるように取り組みます。他者の成果を適切に批判する際には、他者の知的成果などの業績を正当に評価し、名誉や知的財産権を尊重します。

公正な研究

研究者は、研究・調査データの記録保存や厳正な取扱いを徹底し、ねつ造、改ざん、盗用などの不正行為を為さず、また加担しません。なお、学術研究の成果を論文などで適宜公表することで、各自が果たした役割に応じて功績の認知を得るとともに責任を負います。

法令と契約の遵守

研究者は、研究の実施、研究費の使用等にあたっては、関係する法令、ガイドライン、社内規程及び契約を遵守します。

説明責任と透明性の確保

研究者は、自らが携わる研究の意義と役割に関し積極的に説明し、その研究が人間、社会、環境に及ぼし得る影響や起こし得る変化を評価し、その結果に対する中立性・客観性・透明性を確保するとともに、社会との建設的かつ継続的な対話を築くように努めます。

利益相反の管理

研究者は、自らの研究、審査、評価、判断、科学的助言などにおいて、個人と組織、あるいは異なる組織間の利益の衝突に十分に注意を払い、公共性に配慮しつつ適切に対応します。

適切な対応と報告

研究対象者及びその関係者からの相談、問い合わせ等に適切かつ迅速に対応いたします。研究の倫理的妥当性、科学的合理性を損ない研究の継続に影響を与えると考えられる事項を認識した場合には、遅延なく、必要に応じて研究を停止または中止し、研究計画の見直しを行います。

倫理審査の実施

研究内容、実験方法が基本理念及び行動指針を遵守したものかを様々な立場から多角的に公正かつ中立的に審査できるよう、自然科学分野、人文・社会科学分野、法律学などの専門家、一般の立場を代表する委員で構成される倫理審査委員会を設置します。当該倫理審査委員会は外部委員を含み、かつ、男女両性で構成されます。そのうえで、当該倫理審査委員会は、適宜定める規程等に則り、倫理審査を実施します。

発行日
2022年 6月1日