プレスリリース
サイバーエージェント次世代生活研究所が「Z世代ヒットトレンドランキング 2025」を発表、1位は「エッホエッホ」で、TOP30のうちTikTok発のトレンドが1/3以上を占める結果に
~さらに、「Z世代」と「その上の世代」のジェネレーションギャップを生んでいる情報源はTikTokとABEMAのオリジナル恋愛リアリティーショーということが明らかに~
メディアや情報環境が多様化し、流行語やヒット商品などのトレンドが多様化・細分化する中、注目を浴びる“Z世代の間で本当に流行ったもの”を明らかにするとともに、全国のZ世代およびそれより上の世代における定量調査の結果を比較することで、“Z世代とその上の世代の間に存在するジェネレーションギャップ”も明らかにしました。
調査ランキング項目
1.Z世代ヒットトレンドランキング2025 TOP30
2.ジェネレーションギャップランキング TOP10
Z世代(17~28歳)と上世代(29~60歳)の比較
<各部門ランキング>
※「Z世代ヒットトレンドランキング2025」の基になった各部門のランキング
3.Z世代ヒットニュースランキング(政治)
4.言葉部門
5.有名人・インフルエンサー部門
6.アーティスト部門
7.TikTok音源部門
8.TikTok部門
9.X部門
10.ゲーム・アプリ・ウェブコンテンツ部門
11.漫画・アニメ部門
12.映画・ドラマ・配信コンテンツ部門
13.美容・ファッション部門
14.雑貨部門
15.食べ物・飲み物部門
各部門ランキング含めた全ランキングは添付よりご確認くださいませ。
※添付PDF※ Z世代ヒットトレンドランキング2025全ランキング一覧
1.Z世代ヒットトレンドランキング2025 TOP30
2025年、Z世代の間でヒットしたトレンドTOP5は以下の通りです。
1位 エッホエッホ(「○○に○○って伝えなきゃ」で始まるTikTokチャレンジ・48.1%)
2位 Nintendo Switch 2(Nintendo Switchの後継機種・43.6%)
3位 劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来(映画『鬼滅の刃』無限城編の第一作・40.8%)
4位 国宝(歌舞伎役者の道を歩む喜久雄の50年の物語を描いた映画・40.5%)
5位 EXPO 2025大阪・関西万博(大阪で開催された国際博覧会・40.5%)
Nintendo Switch 2(43.6%)や劇場版『鬼滅の刃』(40.8%)、映画『国宝』(40.53%)、「大阪・関西万博」(40.45%)といった、世代を問わず流行した国民的コンテンツ・イベントがトップ5を占めました。
なお上位30項目のうち3分の1以上の12項目がTikTok発となり、昨年に引き続き、Z世代にとってTikTokがトレンドの中心となっていることが明確になった1年となりました。
※TikTok発の流行は以下です。
1位 エッホエッホ(「○○に○○って伝えなきゃ」で始まるTikTokチャレンジ・48.1%)
6位 倍倍FIGHT!(CANDY TUNEの楽曲・37.9%)
8位 ○○ちゃん、何が好き?(AiScReamの楽曲『愛♡スクリ~ム!』発祥の構文・35.4%)
9位 ○○すぎて、死ぬゥ!(TikTokで流行した、強い感情を表す構文・35.3%)
11位 ライラック(TikTokで流行した「ナルトダンス」で使われたMrs. GREEN APPLEの楽曲・33.0%)
12位 イイじゃん(M!LKの楽曲・30.7%)
17位 マコモ湯構文(「○年間○○していません!」から始まるTikTokトレンド・24.5%)
21位 お返事まだカナ?おじさん構文!(TikTokで流行した「おじさん構文」をテーマにした楽曲・22.1%)
23位 西山ダディダディ(過去にTikTokで流行した竹内ダディダディのオマージュ・21.7%)
27位 みさえドアを開けなさい(TikTokで流行した野原ひろしの声真似創作音源・18.9%)
28位 怒りマーク(TikTokで流行した「イ・イ・イライラ」から始まる音源・18.6%)
30位 とくべチュ、して(「好きなところ~」のフレーズ話題の=LOVEの楽曲・17.9%)
また、今年の特徴として、KAWAII LAB.(2022年に発足したアソビシステムによるアイドルプロジェクト)所属グループを始めとした、女の子らしいテイストの女性アイドルグループがZ世代の心を掴みました。該当のグループ・楽曲・関連するTikTokトレンドが5つランクインしています。
※該当の女性アイドルグループの流行は以下です。
6位 倍倍FIGHT!(CANDY TUNEの楽曲・37.9%)
8位 ○○ちゃん、何が好き?(AiScReamの楽曲『愛♡スクリ~ム!』発祥の構文・35.4%)
2位 CUTIE STREET(KAWAII LAB.の8人組アイドル・22.3%)
26位 超最強(「スマホのカメラロールなんて」のフレーズで話題の超ときめき♡宣伝部の楽曲・18.9%)
30位 とくべチュ、して(「好きなところ~」のフレーズ話題の=LOVEの楽曲・17.9%)
なお今年は、ABEMAのオリジナル恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』関連の項目が3つランクインしており、Z世代の注目を集めたことが分かります。
※ABEMAのオリジナル恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』関連の項目は以下です
13位 もんた(『今日、好きになりました。』出演の個性的な男子高校生・30.3%)
24位 長浜広奈(「おひなさま」の愛称で親しまれる『今日、好きになりました。』出演の女子高校生・20.7%)
25位 『今日、好きになりました。マクタン・ハロン・夏休み編』(ABEMAオリジナル恋愛リアリティ-ショー・20.1%)
また、今年は例年上位にランクインしている韓国発のトレンドが上位に入らなかったことも、変化の1つと言えます。
なお、本Z世代ヒットトレンドランキングは、2023年より調査をおこなっております。過去のランキング一覧はこちらを参照ください。
「Z世代ヒットトレンドランキング2024」
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=31162
「Z世代ヒットトレンドランキング2023」
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=29595
2.ジェネレーションギャップランキング TOP10
「Z世代(17~28歳)」と「上世代(29~60歳)」の回答の差(Z世代の数値 ー 上世代の数値)を示した「ジェネレーションギャップランキング」の結果はランキングの通りです。
なお、ジェネレーションギャップが大きいトレンド上位10項目のうち、7つがTikTok発のトレンドでした。また、ABEMAオリジナル恋愛リアリティ-ショー『今日、好きになりました。』の関連が2つランクインしています。
本調査より、TikTokとABEMAのオリジナル恋愛リアリティ-ショーは「Z世代」と「上世代」とのジェネレーションギャップを生んでいる情報源であることが明らかになりました。
※TikTok 発の流行は以下です。
1位 ○○すぎて、死ぬゥ!(TikTokで流行した、強い感情を表す構文・差27.1pt)
3位 ○○ちゃん、何が好き?(AiScReamの楽曲『愛♡スクリ~ム!』発祥の構文・差24.0pt)
4位 ライラック(TikTokで流行した「ナルトダンス」で使われたMrs. GREEN APPLEの楽曲・差23.2pt)
5位 倍倍FIGHT!(CANDY TUNEの楽曲・差22.4pt)
6位 マコモ湯構文(「○年間○○していません!」から始まるTikTokトレンド・差21.9pt)
7位 エッホエッホ(「○○に○○って伝えなきゃ」で始まるTikTokチャレンジ・差19.7pt)
8位 お返事まだカナ?おじさん構文!(TikTokで流行した「おじさん構文」をテーマにした楽曲・差18.4pt)
ABEMAのオリジナル恋愛リアリティ-ショー『今日、好きになりました。』関連の項目は以下です。
2位 もんた(出演の個性的な男子高校生・差26.3pt)
24位 長浜広奈(「おひなさま」の愛称で親しまれる出演の女子高校生・差17.9pt)
3.Z世代ヒットニュースランキング(政治)
2025年、Z世代にとって最も大きなニュース(政治編)TOP10は、ランキングの通りです。
1位の「令和の米騒動」(2024年から2025年にかけて起きた米不足と価格高騰・30.7%)は、世代問わず高い関心を集めた国難でした。
本ランキングでは、1位「令和の米騒動」、8位「参議院選挙 自民党歴史的大敗」(11.2%)など国難・国政に関するニュースとともに、Z世代にとって身近かつ日常生活に接点のあるテーマが多く挙がりました。
※Z世代にとって身近で日常生活に接点のあるニュースは以下です。
2位 マクドナルド、ポケモンコラボで大混乱(ハッピーセット「ポケモンカード」コラボにおいて、転売目的での大量購入とそれに伴う店舗内の混雑、商品の大量廃棄の問題・20.6%)
3位 広陵高校 夏の甲子園出場辞退(部員間の暴力を伴う不祥事に伴い、広陵高校が夏の甲子園出場を辞退・19.7%)
5位 日本消滅陰謀論(2025年7月5日に日本が滅亡する、という説・17.2%)
7位 修学旅行先が大阪万博に変更になりXで話題(中高生の修学旅行先が大阪に変更になり、Xで話題に・11.4%)
9位 へずまりゅう 奈良市議選当選(奈良市議選で元迷惑系ユーチューバーのへずまりゅう氏が当選・10.8%)
4.言葉部門
2025年、Z世代の間で流行した言葉は、ランキングの通りです。
TikTok発が3つ、ABEMA発が3つランクインしていることから、全体のZ世代ヒットトレンドランキングTOP30と同様に、TikTokとABEMAが若者のカルチャーの源となっていることが読み取れます。
※TikTok発のトレンドは以下です。
1位 ○○すぎて、死ぬゥ!(TikTokで流行した、強い感情を表す構文・35.3%)
2位 マコモ湯構文(「○年間○○していません!」から始まるTikTokトレンド・24.5%)
4位 オイラが行くしかねぇな(芸人マユリカの1人劇場内のセリフをアレンジしたネットミーム・15.5%)
※ABEMA発のトレンドは以下です。
5位 ひな?やったー(『今日、好きになりました。』出演の長浜広奈が発言した言葉とポーズ・13.3%)
7位 まずは、ありがとう(『今日、好きになりました。』告白シーンで相手を振る時の最初のセリフ・12.5%)
10位 エロがりを奏でる(ABEMAの番組『愛のハイエナ』出演で話題のホスト、爆撃竜馬が生み出した言葉・9.1%)
本調査リリースでは、総合ランキングである1. Z世代ヒットトレンドランキング2025 TOP30と、2.「17歳~28歳までのZ世代」と「29歳~60歳の世代」を比較したジェネレーションギャップランキング TOP10、3.Z世代ヒットニュースランキング(政治)、4.言葉部門のランキング結果を総括とともに掲載しておりますが、「Z世代ヒットトレンドランキング2025」のもととなったZ世代各部門のランキングである、13つの各部門ランキングは、考察とともに添付PDFにてまとめております。
各部門ランキング含めた全ランキングは添付よりご確認くださいませ。
※添付PDF※ Z世代ヒットトレンドランキング2025全ランキング一覧
【調査概要】
回答者 :全国男女 17歳~60歳:2,884サンプル(年代・学年・性別毎に均等割付)
Z世代(17~28歳)の高校生・大学生・社会人:1,236サンプル
上世代(29~60歳):1,648サンプル
調査期間:2025年10月17日(金)~10月19日(日)
調査主体:サイバーエージェント次世代生活研究所
調査手法:
①Z世代(17~28歳)30名への定性調査より、計340の「2025年に流行した」調査項目の洗い出し
②インターネットリサーチ
設問:あなたが「2025年に流行った」と思うものをすべてお答えください(複数回答可)
■「サイバーエージェント次世代生活研究所」について
Z世代を中心に消費者研究やZ世代向けマーケティングを行うなど、次世代生活について研究し、広告主企業における次世代のマーケティング施策立案の支援を行う研究組織です。2019年11月に本研究所を設立以降、広告主企業向けに、次世代生活に関する調査や若者たちへの調査・インサイト開発・プロモーション施策立案・商品開発などを行っており、次世代生活に関わる様々な知見を蓄積し、社内外に幅広く還元していくことを目的としています。
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