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プレスリリース

みずほ銀行、サイバーエージェントおよびフライウィールによるマーケティングプラットフォーム事業に関する戦略的業務提携契約の締結について

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株式会社みずほ銀行(頭取:加藤 勝彦、以下「みずほ銀行」)、株式会社サイバーエージェント(代表取締役:藤田 晋、以下「サイバーエージェント」)、および株式会社フライウィール(代表取締役:横山 直人、以下「フライウィール」)は、このたび、法人のお客さまに対するマーケティングプラットフォーム事業に関する戦略的業務提携契約を締結しました。
今後、上記3社(以下「3社」)は、法人のお客さまのマーケティング支援に向け、広告事業の創出やプラットフォームサービスの提供、データサイエンスの取り組みを通じた分析の高度化等に取り組んでいきます。


1.取組背景
少子高齢化などの社会構造の変化やデジタル化・DXの進展に伴い、人々の生活や経済・社会のあり方が大きくかつ急激に変化しています。こうした中、個人のお客さまのニーズは多様化しており、法人のお客さまにとって、一人ひとりに最適な商品・サービスを届けるためにマーケティングを高度化する必要性が高まっています。
銀行業界では、2021年11月施行の改正銀行法により、銀行本体の事業として銀行業の経営資源を活用して営む業務が新たに追加され、広告・システム販売・人材派遣などの事業を通じて、法人のお客さまの様々な課題に一層応えることができるようになりました。
こうした背景のもと、3社は、各社の強みを活かして法人のお客さまのマーケティング活動を支援するマーケティングプラットフォーム事業を創出すべく、戦略的業務提携契約を締結しました。

2. 取組内容
(1)広告事業の創出
みずほ銀行がお預かりしているお客さまに関する情報※1や、サイバーエージェントのAI技術を活用した広告配信モデル等を活かし、お客さま一人ひとりに適したタイミングで、最適な情報をお届けすることを検討していきます。
※1 広告事業を行うにあたり氏名などの個人特定性の高い情報は含まず、また提携先2社及び広告主である法人のお客さまへの個人情報の提供は行いません。


(2)マーケティングプラットフォーム事業の構築
今後創出する広告事業とみずほ銀行が提供している法人向け統計データ販売サービス「Mi-Pot※2」等のサービスを連携させることで、広告配信から分析まで取り組むことのできるプラットフォームの構築を検討していきます。また、そのプラットフォームの提供を通じ、データを保有する事業者さまのマーケティング支援事業の確立に向けたDX支援を行うことで、産業の生産性向上も目指していきます。
※2 2020年11月10日付ニュースリリース「法人向け統計データ販売「Mizuho Insight Portal (Mi–Pot)」のサービス開始について」https://www.mizuhobank.co.jp/release/pdf/20201110_2release_jp.pdf


(3)データサイエンスの取り組みを通じた分析の高度化
みずほ銀行とサイバーエージェントでは、それぞれデータビジネスやAI事業の拡大を通じてデータサイエンスの活用領域を広げています。今回の提携を通じて、両社の知見を活かして、お客さま一人ひとりに最適な情報がお届けできるよう分析・予測精度の向上に取り組み、広告配信のモデル構築等を行います。

(4)個人情報保護への対応
みずほ銀行では、今回の新規事業の創出を行うにあたり、個人のお客さまからお預かりする個人情報の保護にしっかりと取り組んでいきます。具体的には、高度なデータマネジメント技術・個人情報保護の知見を有するフライウィールと連携し、お客さまから事前に同意いただいた情報の利活用など、更なる安心・安全な枠組みを構築していきます。
なお、事業を開始する際、情報の利活用を望まないお客さまへ、改めて情報の利活用を停止する枠組みをご案内いたします。


3.各社の紹介・役割
【みずほ銀行】
みずほ銀行はこれまで、多くの法人のお客さまのマーケティング課題に対して、データビジネスの取り組みや邦銀初となる法人向け統計データ販売サービスMi-Potを通じて、様々なソリューションを提供してきました。
今回の事業の創出に向けて、〈みずほ〉の事業基盤やこれまで蓄積してきたデータビジネスに関する知見を活用することに加え、戦略的提携先であるソフトバンク株式会社の協力を得て、同社パートナー企業であるトレジャーデータ株式会社の保有するソリューション活用を通じて、お客さまに付加価値の高いサービスを提供していきます。

【サイバーエージェント】
サイバーエージェントは、デジタル広告市場において国内トップクラスの「販売力」「運用力」「広告プロダクト開発力」を有しています。近年では、AIを活用したデジタル広告事業開発の強化ならびにAI事業の創出を目的として「AI事業本部」を発足するなど新たな事業領域を拡大しています。一例として、デジタルマーケティング全般に関わる幅広いAI技術の研究開発を目的とした組織「AI Lab」では、ビジネス課題の解決のみならず、大学や学術機関との産学連携を通じて学術的貢献にも力を入れるなど、社会課題の解決にも取り組んでいます。
今回の取り組みでは、AI事業本部が強みとするAIを活用した適切な広告配信モデル構築などのソリューション開発力とマーケティング業界での豊富な知見を活かして、本事業の技術的な支援を行います。

【フライウィールについて】
フライウィールは、データ活用を推進するお客さまの挑戦に伴走し、成長をサポートするデータ専門のプロフェッショナル集団です。お客さまのニーズに応じて、データ戦略立案からシステム構築・導入支援、活用・活性化支援など、フルラインでサポートします。
今回の取り組みでは、高度なデータマネジメント技術・個人情報保護の知見を基に、みずほ銀行のお客さま情報を保護するべく、更なる安心・安全な枠組みを構築します。具体的には、フライウィールが保有するデータ活用プラットフォームConata(コナタ)TMを活用して、個人のお客さまがご自身でデータ利活用の同意/非同意をコントロールできる仕組みを提供していきます。

(今回の戦略的業務提携の枠組み)
今回創出する広告事業や各社の強みを組み合わせて、法人のお客さまのマーケティングを高度化、およびマーケティング支援事業への参入をサポートすることで、個人のお客さま一人ひとりに適したタイミングで、最適な情報をご案内することが可能となります。
4.今後について
今後、3社は、マーケティングプラットフォーム事業における多様なサービスの開発等の検討を行っていくとともに、各社の取り組みや強みを活かしていくことで、お客さまの多様な価値観に応えることのできる、マーケティング関連の新規事業の創出も検討していきます。


【会社概要(2023年3月31日現在)】
◆株式会社みずほ銀行
所在地 :東京都千代田区大手町1-5-5
設立  :2003年1月8日
代表者 :取締役頭取 加藤 勝彦
資本金 :1兆4,040億円
事業内容:銀行業

◆株式会社サイバーエージェント
所在地 :東京都渋谷区宇田川町40-1
設立  :1998年3月18日
代表者 :代表取締役 藤田 晋
資本金 :7,239百万円
事業内容:メディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業、投資育成事業

◆株式会社フライウィール
所在地 :東京都千代田区麹町2丁目5-1
設立  :2018年2月9日
代表者 :代表取締役 横山 直人
資本金 :1億円
事業内容:データおよび人工知能を活用したサービスソリューションの提供