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プレスリリース

GovTech開発センター、AIによる交通量解析サービス「センサスAI」の提供を開始

車両や歩行者など全国道路・街路交通情勢調査の観測区分に対応し、撮影場所の外的要因を受けにくいモデルを設計

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株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田晋、東証プライム市場:証券コード4751)は、官公庁・自治体のDX推進支援を行う専門開発組織「GovTech(ガブテック)開発センター」において、 AIによる交通量解析サービス「センサスAI」の提供を開始いたします。
■背景
ICT等の情報通信技術やAI等の情報処理技術の進展に伴い、交通や人流といった都市に関する様々なデータを活用し、都市の課題を解決していくスマートシティへの注目が高まっています。
スマートシティの整備に重要となるのが、都市の人流や交通量の分析です。

これまで、歩行者通行量や車両交通量の計測は調査員が手動でカウントしておりましたが、調査員の人手不足やタイムリーな交通量データの取得が難しいことから、AIを活用した交通量解析のニーズが高まっております。国土交通省が5年に1度、道路利用の実態を把握するために行っている「全国道路・街路交通情勢調査」においても、次回2025年の調査においては従来の人手による調査を廃止し、カメラ映像のAI解析を導入すると発表されています。
AI解析の活用により、常設カメラを活用したリアルタイムの計測も可能になり、スマートシティ整備において重要になるタイムリーな交通量データの取得へとつながることが期待されています。
しかし、運用・導入にむけては環境による計測精度のばらつきや、カメラベンダーごとでの仕様の違いによる導入ハードルが課題となっておりました。

これを受け当社では、 高精度で汎用性の高いAIによる交通量解析サービス「センサスAI」のサービス提供を開始いたします。
■センサスAIの特徴
・撮影場所の外的要因を受けにくいモデル設計
これまでのツールにおける課題であった、夜間や山間部での精度向上に向けた実証実験を行い、撮影場所の外的要因に左右されず、90%以上(*1)の精度で分析が可能です。

・システム環境に縛られない柔軟性
 カメラメーカーや機種、ベンダーごとのシステム環境を問わず導入が可能です。

・従来より詳細な検出区分
 交通センサス区分である8区分に対応(*2)。人物分析においては服装などから属性検出も可能。

・国内サーバーにおけるセキュアな環境での分析
 解析処理を行う環境を国内に保持し、解析後のデータに関しては速やかに削除し、個人を特定しない統計情報のみを保持します。

■解析サンプル動画
URL:https://www.youtube.com/watch?v=XBdg_zjTIYk
* 2021年7月~22年3月にかけて群馬県で実施した委託事業において同県から提供いただいた映像をセンサスAIで解析、その後ナンバーや人物などモザイク加工を施しております
■今後の展望
「センサスAI」を活用して得られたデータをより良いまちづくりに活用できるよう、柔軟にデータの利活用が行えるプラットフォームの構築をすすめ、当社の強みであるデジタルマーケティングや運用力、AI・ブロックチェーン技術の豊富な知見とアカデミックとの産学連携などの強みを活かし「誰一人取り残さない」行政のDXを支援してまいります。

*1 特定環境による精度で、人手観測とAI観測とを比較し誤差より算出。お客様の撮影環境によってはカメラ設置場所・向きの調整や追加学習が必要になる場合があります
*2 歩行者や自転車による車道/歩道の判別には事前に設定作業が必要になります。8区分より細かいクラス分けも可能(要相談)



■センサスAIサービスサイト
https://census-ai.jp/