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サービスニュース

「ピグパーティ」、メタバース内における犯罪被害リスクをAIで検知・啓発するシステムの試験運用を開始

~東京大学大学院工学系研究科・鳥海不二夫教授と Data Tech Labの共同研究成果を適用、行動ログからトラブルに巻き込まれそうなユーザーの発見へ~

メディア

株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)は、アバターコミュニティアプリ「ピグパーティ」において、誘い出しの被害リスクが高いユーザーをAIで発見、啓発するシステムの試験運用開始をお知らせいたします。

「ピグパーティ」は仮想空間で自分好みのピグ(アバター)を「きせかえ」たり、お部屋の「もようがえ」ができるほか、友だちとライブでコミュニケーションをとることができるアバターSNSアプリで、昨今話題のメタバースの走りとして2015年よりサービスを提供し、若年層を中心に人気を集めております。

警察庁が発表した2021年の犯罪情勢まとめ(暫定値※)によると、デジタル空間における誘い出しなどの未成年者被害はここ数年で増加しております。一般的に、プラットフォーム上での誘い出し行動は規約違反として対策されている一方、違反にまでは至らずともリスクの高い行動は多く存在しています。
 誘い出し被害イメージ
誘い出し被害イメージ
このような背景の元、このたび「ピグパーティ」では、見知らぬ相手からの誘い出しによる被害の未然防止を図るため、当社メディア事業における研究開発組織である「Data Tech Lab」と東京大学大学院工学系研究科の鳥海不二夫教授(計算社会科学)との共同研究成果をもとに、新たなシステムを開発、試験運用を開始しました。

本システムは「ピグパーティ」ユーザーの行動ログをAIで分析し、誘い出しなどの被害リスクに繋がる「危なっかしい行動」を特定。ユーザーに対し「あなたの遊び方はトラブルに巻き込まれる可能性がある」というメッセージを送るといった啓発を行うことで、被害の未然防止を図るというものです。
 啓発メッセージイメージ
啓発メッセージイメージ
2016年より、「Data Tech Studio」と東京大学大学院工学系研究科 鳥海不二夫教授は、インターネットに関する社会的課題を目的に様々なテーマで共同研究を進めてきました。このたび試験運用を開始する本システムについても、今後、社会的にメタバースが大きく発展していくと考えられる中、2009年からサービスを展開してきた「ピグサービス」におけるユーザー行動ログを活用することで、安心・安全なメタバース市場の発展に向けた研究開発の一環として開発いたしました。

「ピグパーティ」では今後も、ユーザーが安全に楽しんでいただける健全な環境づくりを推進してまいります。

※令和3年の犯罪情勢(警察庁)より
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/crime/situation/r3_hanzaijyousei.pdf

「Data Tech Lab」とは

「Data Tech Lab」は、大規模データ処理やデータ分析、機械学習などを専門とするエンジニアが在籍する研究開発組織です。

サイバーエージェントが運営するメディアサービスから日々生成されるユーザーのアクセスログや行動ログなどを大規模に集積、処理する基盤を整備し、その基盤上のデータを機械学習や自然言語処理技術などを用いてサービスに活かせるシステムを構築・提供するほか、より安心・安全なメディアサービスの運営のため、計算社会科学や技術倫理を専門とする研究者が所属しています。

大学との産学連携も強化しており、研究成果を社会や自社プロダクトに還元するための取り組みも行っています。

「ピグパーティ」サービス概要

タイトル:ピグパーティ
ジャンル:アバターコミュニティ
配信:App Store、Google Play
利用料金:基本プレイ無料 ※一部有料コンテンツがあります。
提供開始:App Store /2015年8月18日(火)
     Google Play/ 2015年3月24日(火)
App Store: https://apps.apple.com/jp/app/id966099615
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cyberagent.miami