プレスリリース
AI Lab、「ムーンショット研究開発事業」の一環として大阪大学大学院基礎工学研究科とともに4つの実証プロジェクトを始動 ー第1弾「遠隔対話ロボット× 保育」の新しい形を探索ー
株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)の研究開発組織「AI Lab」と大阪大学大学院基礎工学研究科の先端知能システム共同研究講座 ※1は、ムーンショット研究開発事業 ※2 の一環として「遠隔対話ロボットで働く」をテーマにした4つの実証プロジェクトを始動することをお知らせいたします。プロジェクト第1弾は、大阪大学学内保育園である「まちかね保育園」にて遠隔対話ロボットによる保育サポートの実現可能性を検証する実証実験を行います。
これまでも「AI Lab」では大阪大学大学院基礎工学研究科石黒研究室と共に、「新しい働き方」や「接客サービスの拡充」を目指し、遠隔接客に関する研究開発を進めてまいりましたが、昨今の新型コロナウイルスの影響拡大に伴い、インターネットによるオンライン接客やロボットを活用した遠隔接客の有用性にさらに注目が集まっています。
また2020年9月からは、内閣府が主導する「ムーンショット型研究開発制度」において、誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現を目指し、石黒浩教授がプロジェクトマネージャーとして遠隔接客の研究開発を推進しています。
[ムーンショット型研究開発制度 石黒プロジェクトマネージャーのコメント]
研究開発プロジェクト「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」では、アバターが活躍する未来社会の実現を目指します。そのためには現時点での技術でアバターによりどのようなサービスが提供でき、どのような問題があるかを見定める実証プロジェクトにいち早く取り組むことが重要です。
■4つの実証プロジェクト
このような背景のもと、「AI Lab」と大阪大学大学院基礎工学研究科の共同研究講座は、「遠隔対話ロボットで働く」をテーマに4つの実社会におけるフィールドで、ムーンショット研究開発事業の一環として実証プロジェクトを始動いたします。
本実証プロジェクトでは、「ロボット接客を受けるユーザー」「操作オペレーター」「実証フィールド」それぞれの立場の課題解決・価値創造を目指して検証を行います。
そして、現時点での最新技術では、ムーンショットが掲げる「目標1:2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」において、どこまで実現可能性があるのか、また、実現が難しかったものはどこに課題があるのか模索してまいります。
調査結果については、4月以降に発表の場を設ける予定です。本プロジェクトにおいて蓄積した知見を広く共有することで、実社会におけるロボット活用の可能性を広げるとともに、速やかな社会実装の実現に貢献してまいります。
▼ユーザー・オペレーター・フィールドの課題解決・価値創造を目指す
これまでも「AI Lab」では大阪大学大学院基礎工学研究科石黒研究室と共に、「新しい働き方」や「接客サービスの拡充」を目指し、遠隔接客に関する研究開発を進めてまいりましたが、昨今の新型コロナウイルスの影響拡大に伴い、インターネットによるオンライン接客やロボットを活用した遠隔接客の有用性にさらに注目が集まっています。
また2020年9月からは、内閣府が主導する「ムーンショット型研究開発制度」において、誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現を目指し、石黒浩教授がプロジェクトマネージャーとして遠隔接客の研究開発を推進しています。
[ムーンショット型研究開発制度 石黒プロジェクトマネージャーのコメント]
研究開発プロジェクト「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」では、アバターが活躍する未来社会の実現を目指します。そのためには現時点での技術でアバターによりどのようなサービスが提供でき、どのような問題があるかを見定める実証プロジェクトにいち早く取り組むことが重要です。
■4つの実証プロジェクト
このような背景のもと、「AI Lab」と大阪大学大学院基礎工学研究科の共同研究講座は、「遠隔対話ロボットで働く」をテーマに4つの実社会におけるフィールドで、ムーンショット研究開発事業の一環として実証プロジェクトを始動いたします。
本実証プロジェクトでは、「ロボット接客を受けるユーザー」「操作オペレーター」「実証フィールド」それぞれの立場の課題解決・価値創造を目指して検証を行います。
そして、現時点での最新技術では、ムーンショットが掲げる「目標1:2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」において、どこまで実現可能性があるのか、また、実現が難しかったものはどこに課題があるのか模索してまいります。
調査結果については、4月以降に発表の場を設ける予定です。本プロジェクトにおいて蓄積した知見を広く共有することで、実社会におけるロボット活用の可能性を広げるとともに、速やかな社会実装の実現に貢献してまいります。
▼ユーザー・オペレーター・フィールドの課題解決・価値創造を目指す
▼4つのフィールドにて、実証プロジェクトを始動
■第1弾「遠隔対話ロボット×保育」
遠隔対話ロボットによる挨拶運動・アクティビティを実施
近年、子ども・子育て支援を拡充していくことの重要性が増している一方、保育士の有効求人倍率は年々増加し、保育・教育をサポートする人員が不足しているという課題があります。
厚生労働省ではこの問題に対する方針として、「全ての世代が相互に支え合うこと」※3を示しています。
このような課題背景から、「遠隔対話ロボットシステム」を用い、保育経験のある主婦や高齢者の方、コロナ禍で新たな活動の場を探しているパフォーマーの方(劇団員やエンターテイメント関係者等)などが、遠隔からロボットを通して絵本の読み聞かせや挨拶運動を行う保育サービスを提供する実証実験を行います。
これにより、前述の方々がロボットオペレーターとなり遠隔地にいながら子ども達の遊び相手となることで、保育業務のサポートができるかどうかを調査し、遠隔対話ロボットによる手厚い保育・教育サービスの実現可能性を探ります。
今後も「AI Lab」と大阪大学大学院基礎工学研究科は、共同研究講座における実証を通して得た結果をもとにロボットによる遠隔対話の研究を進め、実用化に向けて取り組んでまいります。
遠隔対話ロボットによる挨拶運動・アクティビティを実施
近年、子ども・子育て支援を拡充していくことの重要性が増している一方、保育士の有効求人倍率は年々増加し、保育・教育をサポートする人員が不足しているという課題があります。
厚生労働省ではこの問題に対する方針として、「全ての世代が相互に支え合うこと」※3を示しています。
このような課題背景から、「遠隔対話ロボットシステム」を用い、保育経験のある主婦や高齢者の方、コロナ禍で新たな活動の場を探しているパフォーマーの方(劇団員やエンターテイメント関係者等)などが、遠隔からロボットを通して絵本の読み聞かせや挨拶運動を行う保育サービスを提供する実証実験を行います。
これにより、前述の方々がロボットオペレーターとなり遠隔地にいながら子ども達の遊び相手となることで、保育業務のサポートができるかどうかを調査し、遠隔対話ロボットによる手厚い保育・教育サービスの実現可能性を探ります。
今後も「AI Lab」と大阪大学大学院基礎工学研究科は、共同研究講座における実証を通して得た結果をもとにロボットによる遠隔対話の研究を進め、実用化に向けて取り組んでまいります。
実験概要
※1先端知能システム共同研究講座
2017年4月1日より発足した、サイバーエージェントAI Labと大阪大学基礎工学研究科教授石黒浩氏との共同研究講座。人と社会において調和的に関わることができる、ロボットを含めた対話エージェントの実現に向けた基礎技術の確立及び、人の持つ対話能力に関する科学的な知見の獲得を目指している。
※2 「ムーンショット型研究開発事業」および石黒教授のプロジェクトについて
※3 厚生労働省子ども家庭局保育課 「保育動向と保育士養成課程について」令和元年7月7日
【本件に関するお問い合わせ先】
<実証実験について>
大阪大学 大学院基礎工学研究科 石黒研究室
TEL:06-6850-6360 FAX: 06-6850-6360
E-mail: hayakawa@irl.sys.es.osaka-u.ac.jp
株式会社サイバーエージェント AI事業本部 広報
E-mail:cyberagent.ai_pub@cyberagent.co.jp
<報道対応について>
大阪大学 大学院基礎工学研究科 庶務係
TEL:06-6850-6131 FAX: 06-6850-6477
E-mail: ki-syomu@office.osaka-u.ac.jp
株式会社サイバーエージェント AI事業本部 広報
E-mail:cyberagent.ai_pub@cyberagent.co.jp
内容 | 遠隔対話ロボットによる、保育士のサポート業務の実証実験 |
場所 | 大阪大学学内保育園 まちかね保育園 大阪府豊中市待兼山町1-18-3 HP:http://www.hoikuen.osaka-u.ac.jp/machikane.html |
日時 | 2021年2月15日(月) - 2021年2月26日(金) |
主催 | 株式会社サイバーエージェント、大阪大学大学院基礎工学研究科 |
協力 | 大阪大学企画部男女協働推進課 |
※1先端知能システム共同研究講座
2017年4月1日より発足した、サイバーエージェントAI Labと大阪大学基礎工学研究科教授石黒浩氏との共同研究講座。人と社会において調和的に関わることができる、ロボットを含めた対話エージェントの実現に向けた基礎技術の確立及び、人の持つ対話能力に関する科学的な知見の獲得を目指している。
※2 「ムーンショット型研究開発事業」および石黒教授のプロジェクトについて
■ムーンショット型研究開発制度 超高齢化社会や地球温暖化問題など重要な社会課題に対し、人々を魅了する野心的な目標(ムーンショット目標)を国が設定し、挑戦的な研究開発を推進する制度 ■ムーンショット目標1 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現 ■研究開発プロジェクト「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」 プロジェクトマネージャー(PM) 石黒 浩(大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授) 研究開発プロジェクト概要:利用者の反応をみて行動するホスピタリティ豊かな対話行動ができる複数のサイバネティックアバターを自在に遠隔操作して、現場に行かなくても多様な社会活動(仕事、教育、医療、日常等)に参画できることを実現します。2050年には、場所の選び方、時間の使い方、人間の能力の拡張において、生活様式が劇的に変革するが、社会とバランスのとれたアバター共生社会を実現します。 |
※3 厚生労働省子ども家庭局保育課 「保育動向と保育士養成課程について」令和元年7月7日
【本件に関するお問い合わせ先】
<実証実験について>
大阪大学 大学院基礎工学研究科 石黒研究室
TEL:06-6850-6360 FAX: 06-6850-6360
E-mail: hayakawa@irl.sys.es.osaka-u.ac.jp
株式会社サイバーエージェント AI事業本部 広報
E-mail:cyberagent.ai_pub@cyberagent.co.jp
<報道対応について>
大阪大学 大学院基礎工学研究科 庶務係
TEL:06-6850-6131 FAX: 06-6850-6477
E-mail: ki-syomu@office.osaka-u.ac.jp
株式会社サイバーエージェント AI事業本部 広報
E-mail:cyberagent.ai_pub@cyberagent.co.jp