女性エンジニアのための技術とキャリアのカンファレンス 「Women Tech Terrace 2024」開催レポート
昨年に引き続き、2024年6月22日(土)に女性エンジニアのための技術とキャリアのカンファレンス「Women Tech Terrace 2024」を開催いたしました。今年で4回目となる当カンファレンスでは、「女性エンジニアが "長く自分らしく" 働くことを応援する」をコンセプトに、キャリアに関するパネルディスカッションや、技術に関する様々なセッションをお届けしました。
こちらの記事では写真とともに、当日の様子をお伝えします。
女性エンジニアの更なる活躍を願い、2019年よりスタート
当社は2023年1月に「Tech DE&I プロジェクト」を始動し、IT業界および当社開発組織におけるジェンダーギャップ解消を最優先課題として様々な活動に取り組んできました。女性を対象としたインターンシップの開催や女子大学での特別講演、NPO法人Waffleとの連携のほか、社内向けにIT業界ジェンダーギャップ勉強会や無意識バイアスワークショップを開催するなど、多くの活動を推進してきました。
これらに加え、女性エンジニアが所属を超えて繋がり、長期的なキャリアイメージを描くきっかけとなることを目指して、当社が特に注力している取り組みの1つが「Women Tech Terrace」です。女性エンジニアの更なる活躍に繋がることを期待し、2019年より継続的に実施しています。
会場は当社Abema Towersオフィス。色とりどりのバルーンで、参加者の皆様をお迎えしました。また、お子様を預けて安心して参加いただけるよう、今年も事前に申し込んでいただいた方向けに、カンファレンス会場隣に株式会社ポピンズが運営する託児所を用意しました。
基調講演は安田絹子氏による「思い通りにならない人生をリードする:自分で創る自分の道」です。ドイツ在住の安田氏は、当日オンラインで登壇。ご自身のキャリアを振り返りながら、女性エンジニアが新たな可能性を探るためのヒントについてお話いただきました。
学生や会社員、パラレルワーカーなど様々な女性エンジニアの登壇
その後、所属先や職種、肩書きも多様な女性エンジニアたちによるLTが行われました。
最初のLTは、お茶の水女子大学 石戸谷由梨氏による「やさしいITを目指すために」です。現在の日本において、デジタルデバイド(情報格差)が、ジェンダー格差や経済格差など様々な格差を増幅させているとし、ジェンダーによって生じるデジタルデバイドを是正する取り組みの1つとして、ご自身が代表を務める国内最大級の女性&ノンバイナリーの方向けハッカソン「Dots to Code」について紹介いただきました。
続いて、「なんとなく理解するDocker/Kubernetes」と題したLTでは、IT企業にて教育系プロダクトのSREに従事し、2024年4月に著書「つくって、壊して、直して学ぶKubernetes」を刊行した高橋あおい氏が登壇。コンテナ技術とDocker、Kubernetesについて初心者にも分かりやすく解説してくださいました。
サイバーエージェントAI事業本部に所属するYI FangyuanによるLT「From research to social implementation: opportunities, challenges, and women representations in industry-academia collaboration研究から社会実装へ:産学連携における機会、チャレンジと女性像」では、大学でマクロ経済学を学んでいたものの、アカデミアを辞めて社会実装の道に進んだ自身の背景について紹介しました。また、経済学+AI+社会実装という新たな分野の面白さについて生き生きと話す姿が印象的でした。
その後の「XR新体験を開拓せよ!~AR×ドラムを開拓する学生の場合~」では、慶應義塾大学大学院理工学研究科 さくたま氏が登壇しました。XRコンテンツの事例やコミュニティについて紹介した後、XRの作り手において現状女性は少数派であること、それによって見過ごされる事象があることから多様な作り手が担う重要性についてお話いただきました。
パラレルワーカーとして働くフルスタックエンジニア 田中友彩氏によるLT「パラレルワーカーという働き方」では、各社での仕事内容や副業の始め方、契約形態や税金に関する知識だけでなく、大切な心構えに至るまで、ご自身の経験も踏まえ丁寧に紹介いただきました。
最後のLTは、サイバーエージェントに所属し、エンジニア兼PMとして生成AIを利用した社内サービスを開発する志葉友梨香が登壇しました。「生成AIを活用したSNS運用アシスタント」と題し、自身が開発したSNS運用アシスタントの作成過程について詳しく紹介しました。
所属を超えた、数々のつながりが生まれた懇親会
カンファレンスの最後には、パネルディスカッション「DE&I責任者と語る、IT業界ジェンダーギャップ解消の未来地図と現在地」が行われました。
ゲストスピーカーとして、公益財団法人 山田進太郎D&I財団COO 石倉秀明氏、(株)日立製作所 デジタルシステム&サービス人事総務本部 Chief Diversity, Equity and Inclusion Officer中田やよい氏、bgrass(株)代表取締役CEO/CTO 咸多栄氏の3名をお迎えし、当社Tech DE&I Lead 神谷優がモデレーターを務めました。IT業界におけるジェンダーギャップの現在地や課題について、活発な議論が繰り広げられた当パネルディスカッションの様子について詳しくは、「『Women Tech Terrace 2024』で考える、IT業界ジェンダーギャップ解消の未来地図と現在地」をご覧ください。
全てのセッション終了後は、懇親会を開催。神谷の乾杯の挨拶にもあった通り、当カンファレンスを通じ、会場全体がエンパワーメントされた雰囲気に包まれていると運営一同強く感じました。
懇親会では、登壇者に積極的に質問を投げかける姿や、参加者同士が楽しく議論し合う様子があちこちで見受けられました。当カンファレンスを通じて女性エンジニアが所属を超えて繋がり、長期的なキャリアイメージを描くきっかけ作りを担えたのであれば、運営一同大変光栄に思います。
サイバーエージェントでは、今後も「Tech DE&I プロジェクト」を中心に、IT業界ならびに当社の開発組織におけるジェンダーギャップ解消に積極的に取り組んでまいります。
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~ 不確実な業界で生き抜くために ~
機械学習やデータサイエンスがビジネスの現場で当たり前になりつつある今、求められているのは、ビジネスの課題を実装に落とし込み、運用し、継続的な価値を生み出す視点となりつつあります。
サイバーエージェントでは、こうした実践的なスキルを持つ次世代のデータサイエンティストを育成すべく、2025年11月、新卒向け特別プログラム「DSOps研修2025」を実施しました。
「技術を社会実装する際の『問題設定』こそが重要である」 この研修のコンセプトに深く賛同いただき、特別講師としてお迎えしたのが、半熟仮想(株) 共同創業者であり、「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022」にも選出された齋藤優太氏です。
第1部では、半熟仮想(株) 共同創業者であり、Forbes JAPAN「30 UNDER 30」に選出された齋藤優太氏をお招きし、「ML/DSにおける問題設定術」について講演いただきました。 続く第2部では、齋藤氏に加え、当社執行役員兼主席エンジニアの木村、AI Lab リサーチサイエンティストの暮石が登壇。「現場視点×経営視点」でパネルディスカッションを実施しました。
本記事では、白熱した第2部「パネルディスカッション」の模様をダイジェストでお届けします。