「WINTICKET」がFlutterエンジニア向けインターンで高難易度ミッションを課す理由
―「知る」だけで終わらない、“事業価値”に挑む体験を
競輪・オートレースのインターネット投票サービス「WINTICKET」では、最大3ヶ月におよぶFlutterエンジニア向けの長期インターンシップを2つ開催します。最大の特色は、就業型ではあるものの、難易度の高いミッションを掲げている点です。
今回のミッションである自動テスト改善・UI/UX改善提案は、どちらも実際に「WINTICKET」で進めている重要プロジェクトです。学生の皆さんの新鮮な視点で、さらなる事業価値創出に直結するこれらの課題に挑んでほしいと考えています。こちらの記事では、エンジニアリングマネージャーの長田と、新卒2年目の赤星へのインタビューを通し、「WINTICKET」独自のインターンシップや開発組織の魅力に迫ります。
Profile
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長田卓馬
2021年当社新卒入社。「WINTICKET」エンジニアリングマネージャー
(株)WinTicketでFlutterエンジニアとしてキャリアを開始。2024年にFlutter領域のNext Expertsに就任し「FlutterKaigi」や「FlutterNinjas」などで多数登壇。現在はモバイルチームのエンジニアリングマネージャーを務める。 -
赤星光誓
2024年当社新卒入社。「WINTICKET」所属 Flutterチーム エンジニア
(株)WinTicketでFlutterエンジニアとしてキャリアを開始。2024年「FlutterKaigi」登壇。FlutterのOSS活動にも積極的に取り組み、複数のプロジェクトへコントリビュートを行っている。
「知る」だけで終わらない。事業価値に本気で向き合う高難易度のミッション
── まず始めに、他にはない、当インターンシップならではの魅力はどこにあるのでしょうか。
長田: そもそも、Flutter業界全体でインターンシップを実施している企業がまだ少ないのが現状です。特に「WINTICKET」のように、具体的なミッションを掲げて取り組む形式は珍しいのではないでしょうか。
また、「WINTICKET」のプロダクト規模も大きな特長です。Flutterというと、小規模なアプリを素早く提供できるというイメージを持たれがちですが、「WINTICKET」は2022年頃からFlutterへのリプレイスを進め、今では画面数は数百レベル、ライブ映像や位置情報といったOSの機能をフル活用した機能も多数搭載しています。Flutterアプリでできることの多くが詰め込まれているからこそ、他では経験できないような、多様で挑戦的な技術課題が次々と出てくる環境と言えます。
赤星: 技術的な観点から言うと、自動テストの改善というお題は非常に難易度が高いですが、「WINTICKET」だからこそ取り組めるテーマだと考えています。現状、Flutterプロダクトで、ここまで本格的に自動テストを導入・運用している企業はほとんどないと思います(参照:長田による登壇資料「モバイルアプリにおける自動テストの導入戦略」)。私たちはプロダクトの安定性を非常に重視しており、UIの変更差分を検知するVRT(Visual Regression Testing)のような仕組みも導入しています。WINTICKETは投票サービスなのでユーザーにお金を預けていただいている以上、他のサービスに比べて求められる可用性や信頼のハードルが高く、技術面でもどうやってそれを実現できるかを考えています。そうした安定稼働を当たり前とする文化があるからこそ、取り組める課題です。
また、事業目線で言えば、「WINTICKET」にはエンジニアが自ら開発施策を提案する文化が根付いています。言われた画面をただ作るのではなく、「どうすれば事業価値を最大化できるか」を常に考える。今回のインターンシップでも、そういった視点での提案から実装までを体験してもらえます。
私自身、学生の頃様々なインターンシップに参加しましたが、その企業や業務を知るという目的が大きいと感じていました。今回のインターンシップにももちろんその側面はありますが、それ以上に自分の技術で事業に価値をもたらすという、事業側の視点を強く体験できるのが特徴です。単に体験するだけでなく、間違いなく自分の技術力を存分にアピールできる場になると思います。
安定性と挑戦が共存する、「WINTICKET」の開発体制
── 「WINTICKET」の開発体制や強みについて教えてください。
長田: ベテランから若手まで、現在7名のFlutterエンジニアがおり、皆iOSやAndroidなど多様なバックグラウンドを持っています。チーム開発の進め方や、そこで発生する課題をどう解決していくか、といったリアルな経験を積むことができる点が特長です。
また、事業価値を出すための提案であれば、積極的に挑戦できる文化があります。大規模プロダクトのため日々様々な機能開発を続けていますが、技術で成果を出したいと考えるエンジニアが多いので、例えば、今回のミッションでもある自動テストやSLI/SLOの設計といったプロダクトの安定性を高める取り組みのほか、AI活用などにも数多く挑戦できています。実際に、開発組織全体におけるAIツールの利用促進はもちろんのこと、エンジニア主導で開発フロー改善を目的とした様々な施策を行っています。開発責任者自身も、機能開発だけでなく新たな技術への挑戦が開発組織を強くしメンバーの成長に繋がる、と考えているため、エンジニアの挑戦を後押しする文化が根付いています。
赤星: 先ほど話に出た自動テストや、SLI/SLOの仕組みなど、プロダクトの安定性を支えるための様々な取り組みは、他社ではなかなか経験できない「WINTICKET」ならではの強みだと思います。プロダクト開始から6年目を迎え、プロダクトは成熟してきましたが、組織としては常に変化を好む文化があり、新たな挑戦に対して、皆非常にポジティブです。
新卒2年目エンジニアが語る、“攻めと守り” のバランスを持つ「WINTICKET」の魅力
── なぜ配属先として「WINTICKET」を志望したのですか?
赤星: 内定者アルバイトとして1ヶ月間働いた経験が大きいです。先述の通りチームの雰囲気が非常に良く、若手もベテランも関係なく活発に技術的議論ができる土壌がありました。
また、Flutterエンジニアとしては、大規模かつ “攻めと守り” のバランスが優れている点にも惹かれました。「WINTICKET」で取り扱う公営競技の投票は時間に正確でなければならないですし、課金機能はお客様のお金を扱うため、絶対に間違いが許されません。そうした守るべき品質を担保しながら、いかに最高のUIや体験を素早く提供するのか。そのバランスを先輩社員が常に考え抜いている姿を見て、ここで働いたら絶対に面白いだろうな、と感じたことが決め手です。
── 若手のうちから「WINTICKET」で開発を経験するメリットは何だと思いますか?
赤星: プロダクトの規模が非常に大きいので、学ぶことが大量にある点です。自分もそうでしたが、おそらくほとんどのFlutterを使う学生にとって取り組んだことのない技術領域ばかりだと思います。アプリ全体の設計思想から、安全性・安定性を担保するためのテスト、パフォーマンス改善、基盤の整備まで、広く深く学ぶことができます。
もう1つは、事業価値をどう最大化すべきか、という文化が強く根付いていることです。ただのエンジニアとして技術を使うのではなく、事業に貢献できる技術を実践的に学べるのは、今後エンジニアとしてキャリアを形成していく上での大きな財産になると思います。
── 先輩社員からは日々どのようなことを学んでいますか?
赤星: コードレビューが非常に丁寧で、単に修正点を指摘するだけでなく、なぜこの設計が良いのかという深い観点まで示してくれますし、それについてチームで話し合う文化もあります。技術に対して、非常に前向きな組織だからこそ得られる経験だと感じています。また、技術だけを突き詰めれば良いわけではなく、事業とのバランスをどう取るか、日々の業務を通じて先輩たちから学んでいます。
── 最後に、どのような学生に参加してほしいか、期待することを教えてください。
長田: Flutterという技術はまだまだ発展途上で、これからもっと面白くなっていきます。だからこそ、純粋にFlutterが好きで、モバイルアプリエンジニアとして事業価値に向き合いたい、という強い想いを持った方と一緒に働きたいです。
現時点での技術力も重要ですが、それ以上に「これから技術力を磨いていきたい」という熱意や、新しい技術に対する好奇心を重視しています。前のめりにインプットし、挑戦したいという方からのご応募を、心からお待ちしています。
【学生インターンシップ】(ネイティブエンジニア)スポーツ×ITで新たなエンタメ価値を創出。Flutterエンジニア募集!
・自動テスト改善
・UI/UX改善提案
なお、2025年11月13日に開催される「FlutterKaigi 2025」では、「WINTICKET」のほか、当社広告事業やゲーム事業に所属するエンジニアが多数登壇します。
また、同カンファレンスに当社は今年もゴールドスポンサーとして協賛し、当日はスポンサーブースを出展します。特別企画などを用意し、当社エンジニア一同、参加者の皆様を心よりお待ちしています。
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~ 不確実な業界で生き抜くために ~
機械学習やデータサイエンスがビジネスの現場で当たり前になりつつある今、求められているのは、ビジネスの課題を実装に落とし込み、運用し、継続的な価値を生み出す視点となりつつあります。
サイバーエージェントでは、こうした実践的なスキルを持つ次世代のデータサイエンティストを育成すべく、2025年11月、新卒向け特別プログラム「DSOps研修2025」を実施しました。
「技術を社会実装する際の『問題設定』こそが重要である」 この研修のコンセプトに深く賛同いただき、特別講師としてお迎えしたのが、半熟仮想(株) 共同創業者であり、「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022」にも選出された齋藤優太氏です。
第1部では、半熟仮想(株) 共同創業者であり、Forbes JAPAN「30 UNDER 30」に選出された齋藤優太氏をお招きし、「ML/DSにおける問題設定術」について講演いただきました。 続く第2部では、齋藤氏に加え、当社執行役員兼主席エンジニアの木村、AI Lab リサーチサイエンティストの暮石が登壇。「現場視点×経営視点」でパネルディスカッションを実施しました。
本記事では、白熱した第2部「パネルディスカッション」の模様をダイジェストでお届けします。