世界に響く日本のストーリー。コンテンツスタジオ「BABEL LABEL」の制作力とIP戦略
Netflixシリーズ『イクサガミ』が配信開始直後から世界的なヒットを記録しています。当社グループのコンテンツスタジオ「BABEL LABEL」は、この話題作に監督・脚本として制作に参加しました。
「BABEL LABEL」は、2019年に映画『新聞記者』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞して以来、国内外でクオリティの高い映像作品を世に送り出してきました。
アニメやゲームに続き、日本の実写映像コンテンツが世界で存在感を増す今、なぜBABEL LABELは国境を越えて、ファンに支持される作品を生み出し続けられるのか。本記事では、その軌跡と作品づくりに込められた想いに迫ります。
『イクサガミ』が示す、世界基準のクリエイティブ
近年、日本の実写映像コンテンツが世界市場でその存在感を増しています。
そうした中で注目を集めている作品の一つが、2025年11月13日にNetflixで世界独占配信が開始された『イクサガミ』です。
歴史・時代小説家である今村翔吾氏の同名小説シリーズを原作に、Netflixオリジナルシリーズとして映像化された本作は、主演・プロデューサー・アクションプランナーを岡田准一さんが務め、BABEL LABELは監督・脚本として制作に参加しています。
BABEL LABEL所属の藤井道人監督、山口健人監督、脚本家の八代理沙が中心となって制作された本作品は、
・Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)1位
・世界88の国と地域で週間TOP10入り
(※配信2週目 2025年11月17日~11月23日)
と世界的大ヒットを記録。
予想不可能なバトルロワイヤルの展開に、SNS上で大きな注目を集めています。
『イクサガミ』が多くの視聴者を惹きつけた理由は、その圧倒的なスケール感と、登場人物の心の機微を丁寧に描き出す繊細な心理描写の融合にあります。数々の海外メディアが「今年最高のアクションシリーズ」「映像美が世界基準」と評価しました。
『新聞記者』から『正体』まで。多彩な作品群と揺るぎないこだわり
BABEL LABELの名が広く知られるきっかけとなったのは、2019年の映画『新聞記者』です。
同作は第43回日本アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめとする主要部門を受賞し、日本の映画界で大きな注目を集めました。彼らの実績は同作にとどまらず多岐にわたり、その作品ラインナップは多彩で、一貫して高いクオリティを追及し続けています。
例えば、藤井道人監督が手掛けた日台合作の国際プロジェクト『青春 18×2 君へと続く道』は、国境を越えたラブストーリーとして、第61回金馬奨や第26回ウーディネ・ファーイースト映画祭にノミネート。同じく藤井監督の映画『正体』は、第48回日本アカデミー賞で最優秀監督賞を受賞しています。
さらに、アジア圏最大級のテレビ賞「30th Asian TELEVISION AWARDS」において、当社が運営する「ABEMA」で配信されたオリジナルドラマ『警視庁麻薬取締課 MOGURA』が「ベストオリジナルドラマシリーズ(OTT)」部門にノミネートされ、『透明なわたしたち』は日本のメディアとして初めて最優秀賞を受賞しました。
また、『僕達はまだその星の校則を知らない』は、放送批評懇談会による第63回 ギャラクシー賞 上期入賞を果たしました。
主な受賞・ノミネートの中から、一部を抜粋してご紹介します。
BABEL LABELでは一貫して、作品が持つ「社会的テーマ」と「エンターテインメント性」の両立を目指しています。
それを支えているのが、「今、この時代に何を伝えるべきか」を問い続ける企画力や、複数のクリエイターが連携して脚本を仕上げていく緻密な物語構成。また、俳優の演技を丁寧に引き出し、それを最適な形で映像に収めるという制作姿勢も、BABEL LABELの強みの一つです。
映画、ドラマなど、多彩な領域にわたる主な実績(一部)を紹介します。
BABEL LABELが目指す、グローバルなコンテンツ展開
世界的な配信プラットフォームの普及を追い風に、日本のコンテンツが国境を越える機会が急速に増えています。実際に、日本の映像分野における海外売上は2010年から2022年にかけて約5.4倍に成長しており※、日本ならではの繊細な感情描写やテーマ性が世界から注目を集めています。
BABEL LABEL代表の山田久人氏は、こうした中で従来の制作受託体制に課題を感じ、自ら企画開発を主導する「コンテンツスタジオ」への転換が必要だと語っています。
2022年の当社グループ参画を機に、その転換を本格化させ、クリエイターが作品作りに集中できる環境整備に着手。日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』を第一弾とする国際プロジェクト「BABEL ASIA」を始動させたほか、2023年にはNetflixと、2025年には韓国のカカオエンターテインメントと戦略的パートナーシップを締結するなど、グローバル市場での展開に向けた挑戦を続けています。
BABEL LABELが持つ企画開発力・制作への情熱と、当社が持つ「ABEMA」やプロモーションのノウハウ。これらの強みを掛け合わせることで、代表の山田氏が目指す「日本を代表するコンテンツスタジオ」として、今後も世界基準の「日本発コンテンツ」を創出し、日本のコンテンツ産業のさらなる発展に貢献していきます。
※出所:経済産業省「エンタメ・クリエイティブ産業戦略」
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