【最新解説】CVR155%向上の「極予測LP」に新機能
AIで効果の出せるランディングページを予測・制作する「極予測LP」。
2021年6月の提供開始以降、継続的に機能拡充を行っていますが、今回は「自動検証機能」を実装しました。
リリースにあわせて、よりスピーディーな運用改善を実現できるという本機能の効果を、AI事業本部にて「極予測LP」開発責任者を務める玉津がわかりやすく解説します。
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極予測LP、広告効果の高いランディングページに自動で収束する「自動検証機能」を実装 https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=29847
LPをバナーのように運用する?
まずは「極予測LP」とはどんなサービスなのか教えてください。
「極予測LP」は、AIを活用してランディングページ※(以下LP)の広告効果を予測・最大化するサービスです。
インターネット広告で主流となっている検索連動型広告をはじめとする運用型広告では、継続的な運用が重要とされています。
しかしLPは、バナーなどと比べてクリエイティブの制作に時間がかかり、また効果検証とデータ蓄積にも時間を要するため、素早い改善を行うことが難しいという課題がありました。
「極予測LP」は、この課題を解決します!
AIを活用することでLPの効果を予測し、迅速な制作と効果検証を行い、広告キャンペーンの成果を大きく向上させるサービスとして提供しています。
LPをバナーのように頻度高く運用することを可能にしたサービスなんですね!
「極予測LP」を使用すると、どれくらいの効果が期待できますか?
2024年1月全体では、導入アカウントの平均コンバージョン率(CVR)が155%向上するという実績がでています。
これはバナー広告のように検証回数を増やし、広告効果を改善する運用を行っているためです。なお、現在は、美容などの業種を中心に350を超えるアカウントにご導入いただいています。
「自動検証機能」のメリット2つ
今回新たに実装した「自動検証機能」とは何でしょうか?
LPの効果検証のためのA/Bテストを行い、LP内で高い広告効果を持つコンテンツに自動で収束させる機能です。
LP内のコンテンツ1つ1つを効果検証し、効果の良いものへ自動で差し替えることで、最適なコンテンツを揃えたLPをつくることを目的としています。
この自動検証機能には、どんなメリットがあるのですか?
主なメリットは2つです。
1点目は、効果改善サイクルのスピードアップです。
これまでは、担当営業やクライアントへの確認工程を新しいコンテンツへ更新する度に行っていたので、次の検証の開始設定に時間がかかっていました。
新機能では、事前に確認済みの検証対象となる複数のコンテンツを、自動検証機能に設定しておけるので、配信してから発生する人間による確認の待ち時間を無くし、スピードアップを図ります。
2点目は、効果の低いコンテンツが表示され続けるリスクを抑えた検証ができることです。
検証した結果、テストパターンの広告効果が既存パターンよりも低かった場合、その期間の広告効果が下がってしまうリスクがあります。
今回の自動検証機能によって判定が完了次第、効果の高い広告へ素早く切り替えることで、効果の低いパターンが長時間表示されるリスクをできる限り低減させることができます。
新機能の開発には、どのような技術や研究が活用されているのでしょうか。
「極予測LP」の効果予測ロジックは、当社のAI研究開発組織「AI Lab」による研究の知見に加え、広告クリエイティブに特化した独自の日本語OCR(光学文字認識)モデルの開発や独自の言語モデルの開発が活きています。
今後も更なる予測精度の向上を図る研究開発を進めるとともに、新たなクリエイティブ価値の提供を通じて、広告主の広告効果の最大化に尽力していきます!
※LP 申し込みや問い合わせなどのアクションを誘導するために、商品・サービスの紹介を1ページほどでまとめたWebページのことをさす
Profile
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玉津 宗太郎 AI事業本部 AIクリエイティブDiv ソフトウェアエンジニア
2018年 サイバーエージェント新卒入社。アドテク事業部にて新規事業立ち上げに従事した後、AI事業本部で「極予測LP」のエンジニアリングマネジメント、プロダクトマネジメントを担当。大規模言語モデル(LLM)をはじめとした基盤モデルの事業応用に従事。IPA未踏スーパークリエイター認定。
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