クリエイターの創造性を競争力へ。
新設「Executive Creator制度」に込めた想い
広告、メディア、ゲーム、アニメなど多岐にわたる事業領域でクリエイティブを競争力としてきたサイバーエージェント。このたび、高い評価と実績を重ねてきたトップクリエイターを認定・支援する新制度「Executive Creator制度」を新設しました。
本制度立案者である執行役員(クリエイティブ担当)佐藤に、制度を立ち上げた背景や想いについて聞きました。
AI時代にこそ、創造性を中枢に据える
― 今回新設された「Executive Creator制度」の概要について教えてください。
佐藤:
「Executive Creator制度」は、サイバーエージェントの幅広い事業領域において、高い創造性と実績を持つトップクリエイターを認定し、その活動を全面的にバックアップする制度です。
長年にわたり高い評価と影響力を築いてきたクリエイターを「Special Executive Creator」、各分野の第一線で活躍するクリエイターを「Executive Creator」として二段階で認定し、創作活動の支援や広報的なサポートを行います。
ー 「あした会議※」で提案・決議された制度とのことですが、なぜこの制度を開始しようと思ったのでしょうか。
昨今の技術革新、特に生成AIの登場によって、クリエイティブの制作環境は劇的な進化を遂げています。このような時代だからこそ、クリエイターが長年かけて培った創造性は、これまで以上に確かな価値を持つようになると感じています。
※あした会議:サイバーエージェントの“あした(未来)”に繋がる新規事業や課題解決の方法などを提案、決議する会議のこと
【参考】https://www.cyberagent.co.jp/way/list/detail/id=27411
サイバーエージェント執行役員 / クリエイティブ担当
大手印刷会社のWeb制作部門に新卒入社後、2012年にサイバーエージェントへ中途入社。スマホサービス立ち上げの最盛期からクリエイティブ組織の体制を確立させ、競争力となるクオリティを社内から生み出す礎をつくる。2016年4月から当社初のクリエイティブ領域の執行役員に就任。「ABEMA」など主にメディア&IP事業のクリエイティブを監修。
当社は2016年から「クリエイティブで勝負する。」をミッションステートメントの一つとして掲げ、あらゆる事業においてクリエイティブを重要項目として位置付け、競争力としてきました。グループ全体で1,400名を超えるクリエイターが在籍し、それぞれの領域で強みを発揮しています。中でも今回選出されたクリエイターは、市場においてもトップレベルの成果を出してきた存在です。彼らが磨き上げてきたスキルや感性、個性豊かなバックグラウンドから生まれる“尖り”は当社のクリエイティブを牽引する力だと考えています。
だからこそ、今の時代にあらためて“クリエイティブで勝負する会社である”という姿勢を示したいと考えました。「この会社からどんなクリエイティブが生まれるのか」と期待してもらえる状態をつくること。そして、私たちが創造性に本気で投資している企業であるという意思を、よりはっきりと伝えていくことが、この制度を始めた理由の一つです。
プロフェッショナルであり、唯一無二であること
― 今回選出されたクリエイターは、どのような基準で選ばれたのでしょうか。
その領域で確かな成果を出し、プロフェッショナルとして市場から評価されていることが前提にありました。そのうえで大切にしていたのは、唯一無二の“尖り”を持っているかどうかです。他の誰かでは代替できない創造力や、その人にしか出せない視点や表現があるかどうか。議論を重ねる中で、そうした点が自然と重要な軸になっていきました。
さらに、人の心を動かすものを継続的に生み出してきたという実績も、大きな要素でした。偶発的なヒットではなく、自らの手で再現性高くアウトプットし続けてきたこと。それらの実績を踏まえ、今回の認定に至りました。
― 選出のプロセスはどのように進めたのですか?
全社のクリエイティブ組織であるCyberAgent Creative Centerと各部門から推薦を受け、議論を重ねたうえで、最終的に役員承認を経て決定しました。
特定の事業部から何名と決めていたわけではありませんが、結果としてゲーム、メディア、広告、アニメなど、多様な領域から幅広い職種のクリエイターが選ばれました。当社のクリエイティブの広がりを示していると思います。
挑戦を後押しする制度へ
― 認定されたクリエイターに、今後期待していることは何でしょうか?
彼らが思うベストなものを形にし続けてほしい、それに尽きます。
無理に会社の看板を背負ってほしいというわけではなく、期待しているのは、あくまで彼ら自身のクリエイティビティです。それをさらに高め、突き詰めていってほしいと思っています。
そのためにも、会社としては彼らが良いものを生み出すために必要な環境や機会を全力でサポートします。例えば、個人の作品展示や国内外のアワードへの参加、メディアへの露出など、本人が望む活動があれば費用面も含めてバックアップします。
彼らはこれまでも、特別な制度がなくても成果を出してきた人たちです。だからこそ、この制度によって何かが劇的に変わるというよりは、会社として「公認」し、「後押しする」ことで、より大きな挑戦がしやすくなる環境を整えていきたいと考えています。
この制度は、もともと競争力の源泉としてきた「クリエイティブ力」を、改めて顕在化させ、クリエイティブへの姿勢を示したものです。認定されたクリエイターが自分たちのベストを追求し続け、その背中を見た次の世代が育つ。結果としてサイバーエージェントの、ひいては日本のエンターテインメント産業全体の発展にも貢献できたらと考えています。
制度自体も、見直しをかけながら、時代の変化に合わせてアップデートしていく予定です。「クリエイティブで勝負する。」その姿勢を、これからも示し続けていきたいと思います。
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