“ポスト創業者時代”の幕開けに、代表 藤田晋が新入社員へ伝えたエール

採用

2025年4月1日、入社セレモニーで代表の藤田が新入社員に向けて語ったのは、“ポスト創業者時代”を切り拓く新しい世代への期待でした。世界に通用するインターネットビジネスの創出、そして「フォーエバーヤング世代」への期待——藤田のメッセージを全文お届けします。

2025入社の皆さま、本日はご入社おめでとうございます。

私は今年で社長歴28年目になりますが、毎年、1年のうちでこの日が1番嬉しいです。
サイバーエージェントはいまなお大きく成長を続けていますが、その原動力は間違いなく、毎年良い人材を全力で採用しているからです。今年は特に、素晴らしい人材が採用できたと聞いており、胸がわくわくしておりますし、心から皆さんの仲間入りを歓迎します。

皆さんもメディアなどを通じてご存じかと思いますが、2026年に私は会長となり、サイバーエージェント創業以来はじめて、新社長が誕生します。創業社長がいつまでも社長であり続けるわけにはいきません。
皆さんには、“ポスト創業者時代”においても力強く伸びていくサイバーエージェントを創っていくという気概を持って、挑んでいただきたいと思います。

私が社長を退任する理由は、会社の象徴ともいえる社長というポジションが60歳になるのを避けたいという個人的な思いがあるからです。それ以上の理由はありません。
サイバーエージェントは昔も今も、若い人が活躍できる会社です。若い人が生き生きと働き、ビジネスの多くも若者向けのサービスが中心です。そんな中で、今最も若い世代である皆さんの活躍に大きな期待を寄せています。

なお、その他のポジションにおいては60歳になったら引退すべきということではなく、最近の60歳は非常に若々しいですし、新入社員の皆さんにも、できれば定年まで働き続けていただきたいと思っています。
私自身、現在51歳で、60歳まであと8~9年あります。急にいなくなるわけではありませんので、しっかりと次の世代を育て、引き継げる会社にすべく、最後まで責任を持って努めていきます。
 

話は変わりますが、現在「ロンジンワールドフォースランキング(LWBRR)」で世界一の競走馬となったフォーエバーヤングは、私の馬です。先日、世界最高賞金額を誇るサウジカップを制しまして、今週行われるドバイワールドカップでダントツの1番人気です。

日本の競馬は、いまや世界最高レベルに達しています。これは長年にわたる生産、調教、育成といった努力の結晶です。世界トップ水準であれば、国内に限らず世界のどのレースでも勝負ができる。これは、我々が手がけるインターネットビジネスにも通じる話です。

競走馬のように物理的に移動させなくても、世界最高の作品をインターネットにのせることで、それはアニメでも映画でも広告でもゲームでも、世界中をターゲットにできる時代に突入しています。

正直、今のサイバーエージェントには、これが世界で1番だと誇れるプロダクトはまだ存在していません。だからこそ、皆さんの世代の活躍で、世界市場を見据えた“世界一”を目指してほしいと期待しています。

ちなみにフォーエバーヤングという名前は、「ABEMA」で放送された『会社は学校じゃねぇんだよ』というオリジナルドラマの主題歌でもあります。
これは当社をモチーフにしたフィクションのドラマで、主題歌の「Forever Young feat. UVERworld」(AK-69)は私のこだわりで選曲しました。
このドラマ制作の場で、藤井道人監督と初めて出会ったのですが、その後、彼が所属するコンテンツスタジオ「BABEL LABEL」は当社グループ入りし、彼は先日の日本アカデミー賞で最優秀監督賞を受賞するまでに大きな成長を遂げました。
このようにフォーエバーヤングという名前には、私にとって何かと深い縁があります。

この曲の歌詞の最後に「今日という日はお前に残された人生の一番若い日」というフレーズがあるのですが、これは皆さんにとっても、そして私にとってもそうです。
皆さんがいつまでも若々しく活躍し、そして世界で1番を生み出してくれることを期待して、2025年入社の皆さんには「フォーエバーヤング世代」と名付けさせていただきたいと思います。

入社の日に社長の話が競馬の話ばかりだったという感想を持たれるかもしれませんが、心から皆さんのご入社を歓迎いたします。改めまして、おめでとうございます。
 

この記事をシェア

公式SNSをフォロー

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Line

記事ランキング

ABEMAにおける生成AI活用の現在地──生成AI時代の開発とエンジニアの成長戦略

採用

新しい未来のテレビ「ABEMA」では、サービスの成長とともに開発体制も進化を続けています。近年では、コンテンツ体験の向上や業務効率化を目的に、生成AIを活用した取り組みが開発局内でも進んでいます。

本記事では、プロダクト開発部門で生成AIの導入を推進してきたプリンシパルエンジニアの波戸と、レコメンド機能の開発を担うエンジニアリングマネージャーの菅にインタビューをしました。具体的な導入事例から現場での変化、生成AI時代のエンジニアに求められる学ぶ姿勢まで、「ABEMA」の開発現場における「生成AI活用の現在地」を聞きました。

Page Top