創業来変わらない「顧客第一主義」
サイバーエージェントの連結売上高の約半分を担うインターネット広告事業。
国内トップシェアを誇る同事業を長年に渡り牽引してきた、執行役員 副社長で、インターネット広告事業の責任者である岡本に、成長し続けるための戦略や組織の強みについて聞きました。
顧客の「広告効果を最大化」
─ 当社は、インターネット広告の取扱高において国内トップシェアですが、その競争優位性は何でしょうか。
顧客の「広告効果の最大化」という戦略を徹底して行ってきたことに尽きます。
市場成長にあわせて当社の広告事業が規模拡大する中、インターネット広告の黎明期から一貫して広告効果を追求し、その実現に必要な組織や技術の強化を重ねてきました。
従来のマス広告とインターネット広告の一番の違いは、広告効果が定量的に可視化できることです。
広告商材に合わせたターゲティング、広告効果の高いクリエイティブの提供や入札調整等、広告予算の最適化にあわせた細かな運用によって、顧客の売上や収益を向上させてきました。
その結果、顧客の評価や信頼につながり市場において高いシェアを獲得できているのだと考えています。
ー「広告効果を最大化」するための取り組みについて教えてください。
運用力と技術力の向上です。
インターネット広告の黎明期は、事前に広告枠を予約して買う「純広告」が主流でしたが、その後徐々に、広告表示ごとや1クリックに対し入札が行える「運用型広告」が普及し、今ではインターネット広告の約8割を占めています。
当社は、検索サービスの普及に伴い2003年に検索連動型広告を専門に扱う(株)シーエーサーチを設立、2008年には広告の運用を担う(株)シーエー・アドバンス、2016年にはAIの研究に特化した「AI Lab」を新設するなど、「広告効果の最大化」というゴールに繋がるものは、思いつく限り用意してきたと自負しています。
変化対応力で持続的成長を目指す
─ 景況感など、外部環境の影響を多く受けると言われているインターネット広告ですが、どのように捉えていますか。
2008年の国際金融危機や、スマートフォンシフトによる市場の急激な変化など、これまでいくつかの外部環境の変化を経験していますが、「変化があるときこそ、差がつく」と思っています。
過去のやり方や常識にとらわれず、ダウンサイドを切り拓くために必死になって思考し、決めた施策を社員一丸となって実行する過程において、組織も人も大きな成長を遂げます。
このような過去の経験から、「ピンチはチャンス」と捉えることができるようになり、2020年以降のパンデミックによる経済状況悪化の際も、需要がある顧客への新規開拓に舵を切り市場成長以上の増収率を達成することができました。
今後も、ビジネスの主体がリアルからインターネットに変わっていく中で、変化対応力を武器に顧客にとって最も価値があるパートナーになりたいですし、広告産業の歴史そのものを変えていきたいと思っています。
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