ピグを次のステージへ
“好き”が表現できる居場所をつくり続ける、アバターSNSアプリを目指して
2023年2月、アバターSNSアプリ「ピグパーティ」はサービスロゴ・ブランドビジュアルを一新しました。
アバターサービス「アメーバピグ」の派生として2015年からサービス開始した「ピグパーティ」は、これまでのティーン向けのイメージから“ニュートラル”を意識したロゴとブランドビジュアルにリニューアル。
メタバースの走りとも言えるピグブランドを今後どのように展開していくのか。新しいサービスロゴ・ブランドビジュアルに込めた想いを「ピグパーティ」のメンバーによるインタビューでお届けいたします。
「アメーバピグ」から「ピグパーティ」へ
ピグの歴史
前島 圭汰
2015年に新卒でSIerエンジニアとしてキャリアをスタートし、2017年にサイバーエージェントに中途入社。エンジニアから企画職へ転身し、「アメーバピグ」の企画・開発やプロデューサーを担当。2018年11月から「ピグパーティ」のPMとしてジョインし、事業グロースへコミット。現在は同サービスの事業責任者として従事。
──ピグサービスの変遷を教えてください。
前島:2009年にリリースされた「アメーバピグ」が ピグサービスの始まりです。自分そっくりのアバター「ピグ」を作り、仮想空間内で着せ替えやコミュニケーションをとったり、ゲームもできるというもので、昨今話題のメタバースの走りとも言えます。当時はまだスマートフォンがない時代ですので、PCブラウザのサービスとして多くの方にご利用いただいていました。私自身もまだ学生で、1ユーザーとして遊んでいましたね。
「アメーバピグ」の誕生とほぼ同時期に、スマートフォンデバイスが日本に上陸し、少しずつ普及していきました。当時、PC版「アメーバピグ」は多くの方にご利用いただいていましたが、サイバーエージェントではスマホシフトの流れが徐々に始まっていました。その流れを受け、ピグのスマホアプリ版をつくることになり、生まれたのが「ピグパーティ」です。
そこからしばらくPC版の「アメーバピグ」、スマホアプリの「ピグパーティ」という形でサービスを運営しておりましたが、2019年、アドビシステムズの提供する「Flash」の終了に伴い、PC版の「アメーバピグ」はサービスを終了しました。
そこからはスマホアプリの「ピグパーティ」を主軸としてサービス運営を行い、現在に至ります。
坂本 晴香
2014年にサイバーエージェントに新卒入社。「アメーバピグ」のアートディレクションを経験し、2018年に「ピグパーティ」へ異動。現在は同サービスのクリエイティブ責任者として従事。
──ピグパーティ」と「アメーバピグ」の違いは?
前島:上記のように、「アメーバピグ」のスマホアプリ版として生まれたのが「ピグパーティ」ですので、当初は「アメーバピグ」を再現できるようにという思いで開発していました。ただ、スマートフォンデバイスへの最適化や時代のトレンドに合わせたクリエイティブの変化、お客さまの年齢層の変化などがあり、「アメーバピグ」とはまた違う、独自の進化を遂げてきました。
特に、体験価値としてアバターや仮想空間を介し、「より気軽にコミュニケーションができる」というポイントに注力していることは「アメーバピグ」との違いと言えます。
北原:そのほかにも、アバターの違いとして「アメーバピグ」では“自分にそっくりなキャラであそぼう”と謳っていましたが、「ピグパーティ」では“なりたい自分に、なれる”という言葉を使用しています。
「アメーバピグ」時代ではアバターの存在自体がまだ目新しかったですが、現在ではアバターサービスが増えたり、メタバースが話題になったりと、より身近になっています。
時代の変化の中で自分に似せられる要素も大切にしつつ、より理想の自分に近づけられるよう、アバターアイテムにおいて制約や制限やルールをできる限りなくし、個性や多様性を重視してコンテンツ提供を行っていることも大きな違いと言えます。
年齢・性別にとらわれない“ニュートラル”なサービスへ
リブランディングに込めた想い
──ブランドビジュアルとロゴをリニューアルした理由を教えてください。
坂本:「ピグパーティ」はリリース以降拡大し続けていますが、一方で「アメーバピグ」は知っているが、「ピグパーティ」を知らない人もまだまだ多く、2019年のPC版の「アメーバピグ」終了に伴い、ピグサービス自体がなくなったと思っている方も多いのではないかと思います。
その現状がある中で、今回のリブランディングプロジェクトでは、14年続いている“ピグ”というブランドを改めて見直すことになりました。ピグの“良さ”や“らしさ”を再定義して、「アメーバピグ」から独自の進化を遂げてきた「ピグパーティ」というサービスを、世の中の方々に正しく伝えしたいという想いで始まりました。
北原 小麦
2016年にサイバーエージェントに新卒入社。「アメーバピグ」のアートディレクションを経験し、2018年に「ピグパーティ」へ異動。同サービスのアートディレクターとして従事しながら、リブランディングプロジェクトのデザインリーダーを担う。
坂本:そして、ピグの“良さ”、“らしさ”を次のように定義しました。これらがピグブランドとしての変わらない魅力だと考えています。
全てのコンテンツはイラストでできていて、このかわいさのあるデフォルメ感やテイストも含めてアイデンティティであり、根幹となる魅力だと定義しました。
2、アバターとユーザーによって生み出されるキャラクター性
アバター×人によってキャラクター性(個性)が生まれます。この組み合わせによって現実世界と同じように、全く同じピグは存在しないことが良さだと考えています。また、現実世界ではない仮想空間の世界感を楽しむ没入感にも繋がっていると考えています。
3、同期コミュニケーション
ピグはこれまで同期性を大切にしてきました。リアルタイムでいつでも誰かと会えたり話せたり、人がいる安心感は変わらない魅力だと考えています。
──これらを定義した上で、どのようなリブランディングをおこなったのでしょうか?
北原:ピグの魅力や価値は、お客さま1人ひとりがつくるピグや、その空間であって、それらが最も輝けるようなサービスを目指していきたいという方向性になりました。
その上で、より幅広い世代の方々にご利用いただけるようにと考え、打ち合わせ中によく出てきたキーワードが「ニュートラル」でした。これは今回のリブランディングプロジェクトでの1つのテーマになっています。
これらを踏まえ、ピグや空間を最大限魅力的に見せることがクリエイティブの指針となりました。そのためロゴは無彩色でシンプルに、ブランドビジュアルも白い空間をベースとし、ピグを引き立たせるデザインを採用しています。今回はロゴやブランドビジュアルについてのリニューアルですが、それ以外でも順次様々な場面で反映していく予定です。
“好き”が表現できる居場所をつくり続ける
「ピグパーティ」のこれから
──今後ユーザーにどのような体験や価値を提供していきたいですか?
前島:誰もが自分の“好き”を表現できる居場所を提供し続けていきたいです。
アバターと仮想空間というアセットがあり、様々な人が自由に使って遊べるという「ピグパーティ」の世界はまだまだ沢山の可能性を秘めていると考えています。
現実世界だと何かしらの制限があってできないことも、仮想空間では好きなものを空間やアバターに詰め込んで表現することができ、それを共感しあえる仲間がいるのが、仮想空間ならではの良さです。
私たちは居場所を提供しているだけであり、あくまでも主役はピグ、お客さまです。自由に自分の“好き”を表現し、空間を彩ってほしいと思っています。
今回のリブランディングはきっかけに過ぎません。「ピグパーティ」の目指す未来は、人々の生活の一部に溶け込み、誰もがもう一つの自分の居場所を持っているという世界線です。
これからも、遊んでいただく全ての皆さまがワクワクする世界をご提供できるよう、チーム一丸となって尽力していきたいと思います。
ユーザー様のお問い合わせはこちら(ピグパーティを選択してください)
https://cs.ameba.jp/inquiry/
【参考リンク】
アバターSNSアプリ「ピグパーティ」がサービス開始以来初となるブランドリニューアル ~ブランドミッション制定、サービスロゴ・ブランドビジュアルを刷新~
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=28610
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