次世代のサイバーエージェントを支える、新執行役員5名

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2022年10月、サイバーエージェントは新執行役員体制を発表。女性の執行役員が新たに3名誕生し、全執行役員のうち18%が女性社員という新体制となりました。

当社は、コーポレートガバナンスの更なる強化に向け、取締役の監督機能と執行を明確に区分し、事業拡大に応じた新執行役員体制に移行しました。執行役員の人数を増員し、経営人材の育成と筋肉質な経営体制を構築しています。

新たな執行役員5名をご紹介します。

 

メディア事業からは新卒社長2名が選出

  株式会社WinTicket 代表取締役  
 佐野 智宏  
2013年入社。アプリボットにて複数タイトルのプロデューサーを務め、全社総会にて最優秀新人賞を受賞。同社取締役を経て、2018年WinTicketを立ち上げ、同社の代表取締役就任に就任。競輪・オートレースの投票サービス「WINTICKET」を運営。2022年サイバーエージェント執行役員就任。
株式会社WinTicket 代表取締役
佐野 智宏
2013年入社。アプリボットにて複数タイトルのプロデューサーを務め、全社総会にて最優秀新人賞を受賞。同社取締役を経て、2018年WinTicketを立ち上げ、同社の代表取締役就任に就任。競輪・オートレースの投票サービス「WINTICKET」を運営。2022年サイバーエージェント執行役員就任。

競輪・オートレースの投票サービス「WINTICKET(ウィンチケット )」を運営する子会社の代表を務める佐野。「ABEMA」の番組との相性の良さ、技術力・運用力を武器に、後発サービスながら「WINTICKET」を市場シェア3割を超えるまでに躍進させた。

今後も、競輪市場拡大をさらに加速させていくため、映像分野で新たなチャレンジをしていきたいと話す。
「近年、スポーツにおけるデータの活用が進んでいますが、公営競技はお客様にとってデータが最も大事な競技のうちの1つです。データと映像を融合させることで競輪の新たな試聴体験を作りたいと考えてます。またこれはABEMAの注力分野であるスポーツにも展開できると思います。」

自身の役割については「WINTICKETをはじめ、新たな事業の芽を育てることで、ABEMAを成功に導くこと」だと話す。
「ABEMAは、代表の藤田が10年腰を据えてやるというほどの大きな挑戦。その挑戦をなんとか成功させたいですし、ABEMAの中ではない“周辺事業”という場所だからこそ出来ることもあるはず。前例がない事業を私なりのアプローチで生み出すことでABEMAの成功に貢献できればと思います。」
事実、「WINTICKET」も公営競技というサイバーエージェントにとって新たな分野であったものの、着実に事業を伸ばし、メディア事業の収入に大きく貢献している。

そんな佐野に対し代表の藤田から「佐野の“異色さ”に期待している」という言葉をかけられたそう。「変に格好をつけず、自分らしく会社に貢献したい。サイバーエージェントの次期社長を狙えるような大きな成果も狙っていきたいです。」と力強く語った。

  株式会社eStream 代表取締役社長  
 高井 里菜  
2014年入社。CyberZに配属。広告営業を経て広報部門として広告事業をはじめ、eスポーツなどの新規事業広報を立ち上げる。2018年よりeStreamの代表取締役社長、2020年CyberZ CDO(Chief Diversity Officer)に就任。2022年産休から復帰し、引き続きeStreamの代表を務める。2022年サイバーエージェント執行役員就任。
株式会社eStream 代表取締役社長
高井 里菜
2014年入社。CyberZに配属。広告営業を経て広報部門として広告事業をはじめ、eスポーツなどの新規事業広報を立ち上げる。2018年よりeStreamの代表取締役社長、2020年CyberZ CDO(Chief Diversity Officer)に就任。2022年産休から復帰し、引き続きeStreamの代表を務める。2022年サイバーエージェント執行役員就任。

CyberZの子会社、eStreamの代表を務める高井。フィギュア開発やグッズ事業に取り組み、そのオリジナリティとクオリティの高さが奏功し、新事業ながら着実に実績を積み上げてきた。それ以前は新設のeスポーツの広報部門を成功させるなど、時代を読んだ組織の立ち上げに定評がある。
今秋からは、コマース領域における責任者として、「ABEMA」のボードメンバーにも就いた。ボード陣の中で唯一の女性、かつ最年少での就任となる。
「周囲とのキャリアの差にプレッシャーを感じることはありますが、これまでも個ではなくチームの力を最大限に引き出すことで成果を出してきました。ABEMAになかったものづくりの観点や、eStreamのメンバーが持つIP×マネタイズの知見との橋渡し役になることで、新たなバリューを発揮できると思っています。
コマース領域は、国内のみならず海外での伸びしろも非常に大きいです。実際、eStreamの売上の45%は海外によるもの。会社としてグローバルで勝負するときの突破口となる事業です。」

自身の執行役員選出については自他ともに認めるサプライズだったと語る。「驚いたけど、その分、自分にもチャンスがあるかもしれないと思えた。」と同僚に言われたというエピソードも明かした。
「サイバーエージェントが本気で女性管理職を増やす、という世の中へのメッセージだと受け止めています。それを体現できるように、コマース領域でグローバルでの成果を出しながら、女性が働きやすい社会づくりにも貢献もしていきたい。自分らしく、頑張りたいです。」と笑顔で語った。

広告事業からは女性2人が選出

  インターネット広告事業本部 統括  
 河合典子  
2011年入社。インターネット広告事業本部大阪支社を経て2014年東京へ異動。営業の新部署立ち上げに参画。2016年インターネット広告事業本部 統括および執行役員に就任。2019年産休・育休取得。2022年サイバーエージェント執行役員就任。
インターネット広告事業本部 統括
河合典子
2011年入社。インターネット広告事業本部大阪支社を経て2014年東京へ異動。営業の新部署立ち上げに参画。2016年インターネット広告事業本部 統括および執行役員に就任。2019年産休・育休取得。2022年サイバーエージェント執行役員就任。

20代から営業統括としてインターネット広告事業本部を第一線で引っ張り、現在は約100名のメンバーを率いる河合。化粧品や通販、電子書籍など担当業種も幅広い。

河合は、早くからマネジメント経験を積んできたことに加え、新部署の立ち上げや、スマホシフトによる大規模な組織改革(スマホの資源集中のためエース級の社員がこぞって別部署へ異動した通称「本部の変革」)など、様々な困難をも乗り越えてきたからこその“強さ”を持つ。言わずもがな、ネット広告の知識も、組織のカルチャーも熟知している。
最近はクライアントからの期待の高さに一層のやりがいを感じると話す。「広告プランニングだけではなく、事業課題をデジタルの力で解決したいという問い合わせが増えました。それは年々サイバーエージェントの事業領域が広がっていくから。“事業パートナー”として求められていることを感じます。」

「インターネット広告事業は2,000人以上の組織となり、女性の比率も高い。今後さらに成長し続けるために組織力の強化は欠かせません。1年位前から女性の管理職比率を上げる取り組みにも注力しています。」様々な施策が奏功し、既にいる女性管理職社員は組織において欠かせないコアな層になっている。彼女のことを「憧れの上司」と慕う社員も多い。

「私は2度目の執行役員就任。正直1度目は“学ばせてもらう”ことばかりでしたが、今回はインターネット広告事業本部全体で更なる高みを目指すために、自分が組織を引っ張っていきます。」と決意を新たにした。

  インターネット広告事業本部 統括  
 竹内 ひの  
2007年入社。インターネット広告事業本部の東京・名古屋・大阪の3拠点で業種業界を問わず幅広い領域にて企業のマーケティング戦略&実行支援に従事。2016年、次世代ブランド戦略室を立ち上げ。2018年より西日本事業部の営業責任者として、経営に参画。2022年サイバーエージェント執行役員就任。
インターネット広告事業本部 統括
竹内 ひの
2007年入社。インターネット広告事業本部の東京・名古屋・大阪の3拠点で業種業界を問わず幅広い領域にて企業のマーケティング戦略&実行支援に従事。2016年、次世代ブランド戦略室を立ち上げ。2018年より西日本事業部の営業責任者として、経営に参画。2022年サイバーエージェント執行役員就任。

西日本支社の営業責任者として大阪、名古屋、福岡の地方拠点を飛びまわり、現在50名のメンバーを持つ竹内。
2018年の責任者に就任後、大型クライアントの新規開拓に成功。西日本支社の売上規模を倍増させた実績を持つ。その後も着実に取引額を伸ばし、インターネット広告事業を代表するクライアントとなるまでに成長させた。西日本支社の組織としてのステージを一段ひきあげた立役者である。
その時のことを「突然の大型クライアントの獲得。当時の組織のキャパシティではとうてい抱えきれないレベルでした。何度も失敗を繰り返して、なんとか成功をたぐりよせた感じです。」と振り返る。その経験は、今回の執行役員という自身の新たなチャレンジに活かせると言う。「私の役割はさらに西日本支社の売上規模を拡大すること。さらに上のステージへと成長させていきます。」

自身のキャリアについて「サイバーエージェントは抜擢文化で、若いうちに大きな仕事や役職を任される社員も多い。でも私は、20代のうちはいちプレイヤーとして、クライアントにじっくり向き合う働き方をしていました。マネジメントに挑戦したのは30歳を過ぎてから。自分の成長のペースやライフスタイルとのバランスにあわせたチャレンジをさせてもらっています。様々なキャリアの選択肢を提示できるような存在になれたらと思っています。」

西日本エリアを一手に担当する竹内。地方ならではのコミュニケーションを大切に、クライアントとの信頼を積み上げてきたことを挙げ「大企業ではなくても日本を支えている企業が沢山ある。日本全体のクライアントからのニーズに応えられる体制へと強化したいです。事業領域が広がった今こそ、日本全体のデジタルシフトに貢献していきたいです。」と、入社当時から持つ「社会に影響をもたらす仕事がしたい」という想いを語った。

皆を巻き込んで日本の閉塞感を打破していく

  株式会社サイバーエージェント・キャピタル  代表取締役社長  
 近藤 裕文  
2003年入社。広告代理店部門を経て子会社や新規事業立ち上げを経験。2013年サイバーエージェント・ベンチャーズ(現サイバーエージェント・キャピタル)取締役就任。2018年サイバーエージェント・キャピタル代表取締役、サイバーエージェント投資戦略本部長に就任。 2021年より一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会 大企業連携部会委員、2022年より同協会理事就任。2022年サイバーエージェント執行役員就任。
株式会社サイバーエージェント・キャピタル 代表取締役社長
近藤 裕文
2003年入社。広告代理店部門を経て子会社や新規事業立ち上げを経験。2013年サイバーエージェント・ベンチャーズ(現サイバーエージェント・キャピタル)取締役就任。2018年サイバーエージェント・キャピタル代表取締役、サイバーエージェント投資戦略本部長に就任。 2021年より一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会 大企業連携部会委員、2022年より同協会理事就任。2022年サイバーエージェント執行役員就任。

サイバーエージェント・キャピタル代表を務める近藤。同社は現在アジアを中心に7カ国9拠点にて200億円のファンドを運用、これまで7社のユニコーン輩出の実績を持つ。
加えて、投資事業本部「藤田ファンド」の責任者、Cygames Capitalの取締役として、当社グループにおける様々な投資判断に携わる。また、日本ベンチャーキャピタル協会の理事として業界の発展にも取り組む。

サイバーエージェントへの入社は2003年。インターネット広告代理店部門で局長、子会社の代表、新規事業の設立など事業責任者として多くの経験と知見を積み、広く深いキャリアを築いてきた近藤。それ故、他の4人とは役割が異なると言う。「私の場合は、スタートアップ×大企業、VC×機関投資家、新産業×政策提言というような様々なステークホルダーを繋ぐハブのような役割。それが未来のサイバーエージェントの資産になっていく。これまで沢山の変化とチャンスを、サイバーエージェントのユニフォームを着ることで経験させてもらってきた。その学びを社会に還元していくフェーズだと思っています。」

今や日本経済の持続的成長に欠かせない存在となったスタートアップ。その中でサイバーエージェントの果たす役割も大きく変わったと感じるそう。「“サイバーエージェントのように”と修飾語として使われることも増えて、目指される存在になってきた。もちろんサイバーエージェントはこれからも成長し続けてますが、VCとしてスタートアップはじめ多くの企業と共創する仕組みづくりに注力したい。皆を巻き込んで日本の閉塞感を打破していく
つもりです。また、今後さらにグローバル展開の可能性が広がるインターネットビジネスで、投資部門として精力的に取り組んでいきます。」と、力強く語った。

統合報告書「CyberAgent Way 2022」を公開

統合報告書「CyberAgent Way 2022」では「サステナブルな成長を実現する人材力」を特集。当社が重要な軸と定めて注力している「採用・育成・活性化・適材適所」や、社員の挑戦を創出する仕組みについて詳しくご紹介しています。

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20代社員の成長を目的とした、育成施策「YMCA」。
若手社員を中心に部署横断の組織を作り、自主的にサイバーエージェントの未来に必要な様々な施策を行っています。
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