「新規事業は、大体失敗する」
新規事業で失敗しないための3つのポイント

採用

先日、サイバーエージェントのビジネスコース向けの大型イベント「CyberAgent Ventures Summit 2022」を開催しました。本イベントでは「挑戦」をテーマに、広告・エンタメ・新規事業など様々な領域において、これまでと今後の挑戦について、7つのセッションを実施。この記事では、内定者時代より起業し、多くの新規事業に関わっている専務執行役員・飯塚より「サイバーエージェント流の新規事業のつくり方」というテーマで行ったセッションの様子をご紹介します。

1、市場の選定が大切

サイバーエージェント 専務執行役員  
飯塚勇太  
 
学生時代に写真SNS「My365」を立ち上げ、2011年子会社としてシロクを設立、代表取締役社長に就任。2012年サイバーエージェント入社。2014年、当時の最年少執行役員に就任。シロクの代表を務める傍ら、「スタートアップJJJ」の責任者を務めるなど新規事業マネジメントシステムに注力。2018年12月よりCAM代表取締役社長を兼任。2020年3月よりタップルの代表取締役社長に就任。2020年10月、当社専務執行役員就任。
サイバーエージェント 専務執行役員 
飯塚勇太 

学生時代に写真SNS「My365」を立ち上げ、2011年子会社としてシロクを設立、代表取締役社長に就任。2012年サイバーエージェント入社。2014年、当時の最年少執行役員に就任。シロクの代表を務める傍ら、「スタートアップJJJ」の責任者を務めるなど新規事業マネジメントシステムに注力。2018年12月よりCAM代表取締役社長を兼任。2020年3月よりタップルの代表取締役社長に就任。2020年10月、当社専務執行役員就任。

元も子もない話ですが、私の経験やサイバーエージェントでたくさんの新規事業を見てきて感じることは、“新規事業は大体失敗する”ということです。なので失敗するというメンタリティを持った上で、「どうすれば失敗しないか」ということを考えながら進めるのが大切です。

具体的なポイントを3つ説明していきます。1つ目は「市場の選定が大切」ということです。中でも“大きな市場がきている市場か”、もしくは“自社の強みが活きる市場”か。この2つに含まれないものは上述したように失敗する確率が高くなるため、まずはどこの市場で戦うべきかが大切です。

大きな流れがきている市場でいうと、過去のサイバーエージェントは2011年ごろから全社的にスマートフォンシフトを行い、スマートフォンを中心としたビジネスに取り組んできました。“今”きている市場ではなくて来年・5年・10年など期間は問いませんが、今後大きな流れがきそうな市場を選定し、そこに乗っていると実力以上に成果が出やすくなります。まずは「何をするのか」ではなく、「どの市場で戦うか」を意識して事業を選ぶのが良いのではないかと思います。

もう1つは自社の強みが活きる市場に関してですが、例えばサイバーエージェントには「ABEMA」という事業があります。これは動画配信サービスですが、サイバーエージェントの強みが非常に活きていると感じています。具体的にはAmebaブログを通した芸能事務所との繋がりがあり、開局当初から魅力的なコンテンツをつくることができたことが挙げられると思います。このように自社の強みが活きる市場を選ぶというのは非常に大切です。
 

2、大きな成立ではなく小さな成立を意識する

2つ目は“大きな成立ではなく、小さな成立を意識すること”が大切だということです。何度も言いますが大体新規事業は失敗をするんですが、どこで失敗するかというと大体最初に失敗をするんですよね。大きくなってから失敗するというよりは、世の中に出したけれど全然使われなかったり、売れなかったという事業が大半です。よく学生のプレゼンテーションを聞いていると「1年間で100万人のユーザーが使ってくれます」「広告費用でこれくらいの売上が立ちます」というような内容が多いのですが、これらは事業成立後の話であり、“どう成功させるか”という部分が抜けています。一番難しいそこに至るまでのストーリーを飛ばしてしまい、世の中に出したら使われる・売れると思ってしまっているので、これらは失敗をよぶ考え方だと思います。

とにかく最初は“どのように成立させていくか”がポイントです。そこで私がよく社内でも言っている、新規事業を考える上で大切にしているのは「N1力が大切」ということです。N1というのは、1人のユーザー・お客さんのことを考えるということで、全員を対象にすると的が大きくなってしまうので、1人を満足させるためにサービスをつくっていくという考え方です。

サービスを作るときに特に考えてほしいのは、「なぜそのサービスを使うのか」「ないと本当に困るのか?」「一回使ったら何度も使いたくなるのか?」ということで、100万人のユーザーが使うことではなく、最初の1~3人がはまってくれて知り合いに話してくれるような事業なのかということです。インターンシップであればいろんな学生がいると思いますが、例えばそこにいる10人が本当に使いたいとならない時点でその先にいる100万人が使う未来は絶対にないと思います。ですので、10人でも良いので熱狂的な顧客を生み出せるのかを意識します。
 

3、チームが大切

3つ目は一番大切なことで、チームに関してです。新規事業はくじに似ていると思っています。くじは必ず当たりがあると思うのですが、一発で当たりを引くのは難しいですよね。新規事業もそれと同じで、必ず当たりがあるというのはわかっているものの、一回で成功するものではありません。チャレンジするのに、精神と体力を持っていかれ、それは何回も「はずれ」を引いていくような感覚と近しいと思います。

私は何度も新規事業をつくってきましたが、いろんなノウハウを持っていても大体の新規事業は失敗します。そこで何が大切かというと、何度でも挑戦しながら学びをシェアしているチームをつくって、同じチームで何回も戦い、成功確率を上げていくことです。

私自身、大学生の時に株式会社シロクを立ち上げたのですが、立ち上げから現在まで取締役4人は変わりません。何度も挑戦・失敗をし、たくさんの学びを得ているため、どんどんやり方がブラッシュアップし、同じような失敗をしなくなりました。このように、くじが当たるまで何回も同じチームで挑戦し続けるチームをつくれるかが本当に大切です。

新規事業をつくるのは何度も失敗しますが、チームは1回つくれば資産化できるので、とにかく良いチームをつくることを意識すると良いと思います。


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「CyberAgent Ventures Summit 2022」のアーカイブ動画は新卒採用YouTubeチャンネルにて公開しています。ぜひご覧ください。

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