“DRAFT辞めます”
これからのサイバーエージェントが求める人物像とは?

採用

Profile

  • 株式会社サイバーエージェント 専務執行役員
    人事管轄採用戦略本部長
    石田 裕子

    2004年新卒でサイバーエージェントに入社。広告事業部門で営業局長・営業統括に就任後、Amebaプロデューサーを経て、2013年及び2014年に2社の100%子会社代表取締役社長に就任。2016年より執行役員、2020年10月より専務執行役員に就任。人事管轄採用戦略本部長兼任。

事業創出だけではない

タイトルの通りですが、これまで5年間実施してきた、サイバーエージェントのインターンシップ「DRAFT」を今年から廃止したいと思っています。

なぜかと疑問に思われる方も多いと思います。もしかしたらそれを目的にサイバーエージェントを受けてくださっている学生の方もいるかもしれません。

まず、誤解がないようにお伝えをすると、“インターンシップをやらない”というわけではありません。今年度も複数のインターンシップを実施し、学生の皆さんに当社をよりリアルに知っていただく機会をご提供していきたいと考えています。

 ビジネスコース インターンシップ
ビジネスコース インターンシップ

そもそもなぜ「DRAFT」を実施していたのか。
最初に実施した2015年当時は、当社に入社するしないに関わらず、新規事業を創出したいと考える優秀な学生に対して事業立案のチャンスを提供し、実際に自分で事業を立ち上げてもらい、将来日本経済を牽引していくリーダーを輩出していきたい。そんな想いから、「TOP1%の戦い」というコンセプトのもとスタートしました。

そのコンセプト通り、日本中から優秀な学生が集まり、競い合い、そしてDRAFT発の子会社が生まれたりと、コンセプト通りの成果を残せてきたと思っています。それから5年間に渡って、毎年少しずつ形を変化させていきながら「DRAFT」を開催してきました。

しかしその一方、「DRAFT」=新規事業創出の場、というイメージが定着し、集まる学生もそれが一番の目的として参加するようになりました。ありがたいことに、「DRAFT」というインターンシップの認知が広がれば広がるほど、サイバーエージェントのインターンシップは新規事業に特化していて、新規事業をやりたい人だけが集まる場であると認識されるようになったことが、今回の決断の背景です。

どういうことかというと、今のサイバーエージェントは事業や人材が多角化・多様化し、新規事業を100個、200個と大量に生み出すというフェーズではありません。もちろん、常にチャレンジを続けている会社ですので、毎年新規事業が生まれる仕組みが社内にありますが、過去の経験から、成功確率の高い事業に集中して投資することができています。

事業は創って終わりではなく、むしろスタートにすぎません。
その事業を伸ばすために組織をつくり、ビジネスとして成立させて拡大させていく。
流行り廃りの激しい世の中で、新規事業やサービスを“継続”させることほど難しいことはないかもしれません。

当社がインターンシップを通して、学生にお伝えしていきたいのは、新規事業創出のためのナレッジやノウハウだけでなく、「事業を創ってさらに伸ばす力」や、それを実現するための「組織力」です。それらを実際に体験し、事業理解・会社理解を深めていただくことで、将来のサイバーエージェントを担っていける人材を、本気で創出していきたいと考えています。
 

活躍のパターンは無限

「じゃあサイバーエージェントでは新規事業はつくれないのか?」
ここまで読んでいただき、このような疑問を感じた方もいらっしゃるかもしれません。

そんなことはありません。コロナ禍であっても、どんどん新たなビジネスが生まれています。2020年4月に実施された[あした会議」では過去最多規模の案が決議され、多くの新規事業がスタートし、子会社を設立しています。それだけでなく、入社1年目で子会社社長となり、チャレンジをしている社員もいます。

もちろん新規事業をしたい人だけが集まる会社ではありません。入社理由は人それぞれ。「日本一のチームをつくる」「広告の歴史をつくる」「エンタメで世の中を震撼させる」など、“21世紀を代表する会社”に正解があるわけではなく、各々が考える形で実現していければといいと思っています。

そのためキャリアの幅は無限。事業の数だけ、チャレンジの数だけ1人ひとりのキャリアの幅は広がっていきます。
全く違う事業、部署にいても“チームサイバーエージェント”の意識を持ち、皆が同じベクトルを向いて進んでいくというのがサイバーエージェントの特徴です。
 

世紀の変革時に
エキストラであっていいのか?

2023年度新卒採用ビジネスコースのコピーは「世紀の立役者であれ」とさせてもらいました。
 

ここ数年、事業をつくるハードルはどんどん下がり、学生のうちに起業することも珍しくはありません。しかしそんな時代に会社に属するのであれば、その会社のリソースをフル活用して大きな成果を成し遂げるまでを見据えてほしいと思っています。変わりゆく常識、変革の時代の中で、エキストラではなくど真ん中でチャレンジしたい人。時代を変える仕事、世紀の大仕事の立役者となるような方と是非一緒に働きたいと思っています。

『21世紀を代表する会社を創る』
このビジョンのもと、当事者となって、サイバーエージェントをより大きな会社へと導いてくれるような、そんな皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。

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