芸能や世界を経たダンサーFISHBOYが語る、プロフェッショナルに必要な2つの要素

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「ダンス、踊れますか?」
この答えは、世代によって大きく違いそうです。
というのも、親世代と子供世代を比較するとダンスを習っている人が約5倍に増加しているという調査結果※が出ているんです。

このようにダンス人口が年々増加する中、2021年1月に日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」が開幕します。
当社もチーム「CyberAgent Legit(サイバーエージェント レジット)」を結成し、リーグ参加を表明。チームの監督には、世界大会で優勝経験もあるダンサーFISHBOY氏が就任しました。

大ヒット曲『PERFECT HUMAN』で知られる「RADIO FISH」のメンバー、振付師、プロデューサーなど様々な顔を持つFISHBOY氏。
そんな彼がなぜ監督を務めることになったのか、またどんなチームを目指すのか、インタビューしました。

※1『ダンスに関する意識調査』株式会社ヤマハミュージックジャパン調べ

FISHBOY:10代から数々のダンス大会で受賞、世界大会優勝の経験も持つ。その後、大ヒット曲「PERFECT HUMAN」で知られるradiofishを結成、紅白歌合戦出場を果たす。プレイヤーとクリエイター、アンダーグラウンドとメジャーシーンを行き来する人気ストリートダンサー。
FISHBOY:10代から数々のダンス大会で受賞、世界大会優勝の経験も持つ。その後、大ヒット曲「PERFECT HUMAN」で知られるradiofishを結成、紅白歌合戦出場を果たす。プレイヤーとクリエイター、アンダーグラウンドとメジャーシーンを行き来する人気ストリートダンサー。

氏名

編集部

なぜ「CyberAgent Legitt」監督のオファーを受けたのでしょうか?

氏名

FISHBOY監督

実はオファーをいただく以前から、「ダンサー」が職業としてきちんと成立する仕組みを作りたくて活動してたんです。
そんな中で、「D.LEAGUE」発足と、チームの監督という話がありました。とても素晴らしい取り組みだと思いました。

であれば、ベースづくりはそちらにお任せして、僕は監督としてメンバーを育てることに専念しようかなと。もともとその動きに関しては人材の育成が1番やりたかったことなので。

「CyberAgent Legit」:チーム名は「Legit=本物」のダンスを届けるという想いから命名。多彩なジャンルで活躍していたメンバーが集結し、それぞれの個性の化学反応によって、唯一無二のパフォーマンスを目指す。
「CyberAgent Legit」:チーム名は「Legit=本物」のダンスを届けるという想いから命名。多彩なジャンルで活躍していたメンバーが集結し、それぞれの個性の化学反応によって、唯一無二のパフォーマンスを目指す。

氏名

編集部

「D.LEAGUE」に参加する他チームのほとんどは既存のダンスチームがそのまま企業チームとして出場しますが、「CyberAgent Legit」は個々で活躍していたダンサーを8名集めたチームなんですよね?

氏名

FISHBOY監督

そうなんです!せっかく「D.LEAGUE」という新しい取り組みなので、ゼロからチームをつくり上げてみたいな、と。
既存のチームだと完成度が高い反面、すでにブランドやストーリーが出来てしまっています。真っ新な状態で始める方が面白いし、そのほうがメンバーの成長角度が高いんじゃないかなと思いました。

「アーティストではなく、プロになれ」自身の学びを若いダンサーに還元

氏名

編集部

「CyberAgent Legit」をどんなチームに育てたいですか?

氏名

FISHBOY監督

「プロ」と「リーダー」、2つのキーワードを軸にしています。

まず、プロですけど。
僕の定義するプロというのは誰かのニーズに、自分の個性や能力で応えられる人」のこと。
今の若いダンサーの多くは自分が表現したいことを表現する”アーティスト”タイプが多いと感じています。でもそれだと社会のニーズとマッチしないから、ビジネスという側面では成り立たないんですよ。稀に表現したいこととニーズがマッチするパターンがありますが、それは本当に時の運です。

氏名

編集部

なるほど、それだとダンサーとして食べていくのは難しい、と。

氏名

FISHBOY監督

はい。だから「CyberAgent Legit」のメンバーは、ダンススキルの高さに加えて、“自身の現状を変えたい”という野心を持っていると感じた子を選ばせてもらいました。
ダンサーとして無限の可能性を秘める彼らを、若いうちからしっかりと企業や世の中と関わらせることで既に持つアーティスト性に加えて「プロ」の側面も育てていきたいんです。

「僕が作品を作るのではなく、作り方を教えていきたい。なかなかそういう取り組みがないので、僕もメンバー達も日々新しい取り組みに慣れるよう努めています」
「僕が作品を作るのではなく、作り方を教えていきたい。なかなかそういう取り組みがないので、僕もメンバー達も日々新しい取り組みに慣れるよう努めています」

氏名

編集部

では、FISHBOY監督がダンサーを職業にできた理由は何だと考えますか?

氏名

FISHBOY監督

僕の場合、自分の狭い視野を広げてくれたり、大人のマナーというものを教えてくれる人が、周りに多くいたんですよね。

氏名

編集部

周囲の方に恵まれた、と。

氏名

FISHBOY監督

はい。ダンスの先輩には世界の舞台に連れていってもらい視野を広げてもらったし、芸人の兄※2には芸能界におけるエンターテインメントを作る側と受ける側の行動原理を側で見て学びました。

そして、巡ってきたチャンスに対して誠心誠意向き合って着実に成果を積み重ねてきたつもりです。そのチャンスへの向き合い方も先輩から教えてもらったことでした。

​​​​※2 お兄さんは吉本興業所属のお笑いコンビ、オリエンタルラジオの中田敦彦さんです
 
氏名

編集部

ご自身が教えてもらったことを、監督として若いダンサー達に還元していくんですね。

氏名

FISHBOY監督

僕はけっこう遠回りしてきました。「経験のためには遠回りもしたほうがいい」って言う人もいるけど、こういう類の気付きは早い方がいいと思っています。

氏名

編集部

ご自身を「遠まわり」と捉えているとは意外!順風満帆なキャリアに見えるので。

氏名

FISHBOY監督

そんなことないですよ。今僕30代ですけど、このままの自分が20歳に戻ったらもっとうまくやれてると思う。こういった思いはもう20歳に戻れない僕が後悔して終わるのではなく今20歳の身内に伝えることで昇華していくと信じています。

40歳の先輩が40歳でようやく気づいたことを、30歳の僕に教えてくれました。そのバトンを僕もさらに若い世代に早い段階で伝えたい。
だから、僕が20代で気づきたかったことを、今の20代に伝えていきたいですね。そうやって技術もダンサーという物の格も進化していって欲しいんです。
ただしそれを伝えるのは実感をしていない彼らに伝えるには至難の業ですが(笑)。

氏名

FISHBOY監督

そしてもう1つ「リーダー」について。
「やりたいことを正しく発信して、人を巻き込める人」が、僕のリーダーの定義。
僕自身、振付師やプロデューサーとして現場で周りを引っ張る時にこの大切さをすごく感じているので、プロになるにあたってメンバーにも必ず身に着けてほしいスキルです。

「1人1人が自分で考える機会を」FISHBOY流のリーダーシップ

氏名

編集部

個性豊かななメンバー集まる「CyberAgent Legit」ですが、多様な個性を束ねるために監督自身はどのようなリーダーシップを?

氏名

FISHBOY監督

僕の場合は、あまり干渉しすぎないことですね、作品づくりに関しては特に。トップダウンでやるんじゃなくて、彼らのアイデアや意見をまずは聞き、自分で考える機会を大切にしてます。
僕のDリーグでの明確な目的は作品を作ることではなく人を育てることだからです。


「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」※3という中国の言葉があるじゃないですか。それと一緒で、僕は作品の作り方をチームに伝えて、最終的に彼らが自分で作れるようにしていきます。

それによって監督という職を失うならばそれでもいい。僕はその経験をもとに次のステップへ行きます。

※3 中国語では『授人以魚 不如授人以漁』。「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に釣りを教えれば生涯食べていく事が出来る」という意味。老子の言葉という説やユダヤ系という説など諸説あり。
 
氏名

編集部

答えを教えるのではなく、自分自身で気付く事が大切だということですね。ちなみにそのリーダーシップの取り方は何かを参考にしてるんですか?

氏名

FISHBOY監督

うーん・・・両親かなあ。僕の家って兄は両親から過剰に期待されてたんですけど、次男の僕にはそうでもなかったんですよ(笑)。
頑張ってる兄の傍ら、僕はけっこう時間が余ってたんですけど、ゲームやアニメなどのエンタメの類は家に一切なくて。

「みんなはコロコロコミック読んでるし、ゲームボーイで遊んでるのに、僕は買ってもらえなかったんです。」
「みんなはコロコロコミック読んでるし、ゲームボーイで遊んでるのに、僕は買ってもらえなかったんです。」

氏名

FISHBOY監督

だけど、自宅の本棚には歴史や算数を学ぶための参考書や手塚治虫の”火の鳥”がそっと置いてあるわけですよ。飢えたエンタメへの欲求を満たすためにはそれに手を伸ばすしかなかった。

遊ぶにもゲームに頼らずどう楽しんだらいいか、自分が何を楽しいと感じるのかを考えるようになりました。このプロセスがとてもその後の人生を豊かにしてくれました。
僕の場合、楽しい何かを与えてもらったのではなく、どう楽しさを見つけていくかを教わったのだと思います。

氏名

編集部

自発的に学ぶためのご両親の教育方針!

氏名

FISHBOY監督

親が意図的にそれを行っていたかは定かではないですが (笑) 。
結果的にそこで多くの知識を得ることができたんですよね。「情報への飢え」とそこにそっと「上質なもの」が置いてあるという環境。そこで暮らしてきたから今の僕があるので、その教育方針が元になっているのかな。

氏名

編集部

両親に育てられたようにメンバーを育てるということですね!

氏名

FISHBOY監督

いや、なんかそれ気持ち悪いよね。この話もうやめよう(笑)!

照れるFISHBOY監督。親のような愛情をもってメンバーを育てるって素敵だと思います!
照れるFISHBOY監督。親のような愛情をもってメンバーを育てるって素敵だと思います!

「D.LEAGUE」をきっかけに、ダンスの面白さを全世代に伝えたい

氏名

編集部

来年1月の「D.LEAGUE」開幕、楽しみですね!

氏名

FISHBOY監督

日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」を通じて、ダンスというのはワクワクするコンテンツなんだと広めていきたいと思っています。
この”ワクワクする”というのは人の興味のきっかけとして重要な感情。
ダンスのプロリーグって何だ→観に行ってみよう→なんか楽しかったな→ダンスって面白いじゃん!
というシンプルなサイクルを「D.LEAGUE」ではどんどん生み出して、若い世代だけではなくて、30代以上の世代に対してもダンスの面白さや素晴らしさを伝えたいです。

氏名

FISHBOY監督

そのためには「CyberAgent Legit」だけでなく全チーム、そしてイベント全体で最高のパフォーマンスの提供を目指していきたいと思います。その上で、優勝というご褒美がついてきたら最高ですね!

「OPENREC.tv」公式チャンネル開設を記念して本日21時より、メンバー紹介特番を実施します。ぜひご覧ください!
■番組概要
「CyberAgent Legit 公式チャンネル開設記念 メンバー紹介特番」
放送日:2020/08/18(火) 21:00~
放送URL:https://www.openrec.tv/live/cyberagent_legit

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■「CyberAgent Legit」公式SNS
Instagram https://www.instagram.com/cyberagentlegit/
Twitter https://twitter.com/legit_cyber
 

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