「技術のサイバーエージェント」を、加速させる

2018年10月、サイバーエージェントは、3名の新任取締役候補を発表しました。
多様化する事業ポートフォリオに対応し、経営人材の育成と筋肉質な経営体制の構築を図っています。
今回のFEATUReSでは、本人へのインタビューを通じて、新任取締役候補者3名をご紹介。第2弾として本日ご紹介するのは、執行役員 技術政策室 室長 長瀬 慶重です。
第1弾 上級執行役員 アドテク本部 本部長 内藤 貴仁はこちら。
「テクノロジーとクリエイティブで、インターネット広告の未来を創る」
https://www.cyberagent.co.jp/way/features/list/detail/id=22502
なお、第21回定時株主総会(2018年12月14日開催)の招集通知を先行して当社IRサイトに掲載していますので、よろしければご覧ください。
https://www.cyberagent.co.jp/ir/stock/meeting/
Profile
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長瀬 慶重
執行役員
技術政策室 室長
通信業界での研究開発を経て、2005年サイバーエージェントに入社。「アメーバブログ」やコミュニティサービス「アメーバピグ」、ソーシャルゲーム、コミュニティサービスなどのサービス開発を担当し、2014年、執行役員に就任。「AbemaTV」をはじめ当社のメディア事業に携わるエンジニアの採用や、技術力をさらに向上するための評価制度などの環境づくりにも注力している。2018年10月、取締役に選任。
技術のサイバーエージェントを創ってきた
2006年に、代表の藤田が「技術のサイバーエージェントを創る」と、対外的に大きく打ち出し、技術者の採用や育成を強化。それから12年で技術者の数は2,000人を超えるまでに増えました。現在では、各事業やそれぞれのプロダクトで、エンジニアが活躍し、名実ともに「技術のサイバーエージェント」になったのではないかと感じています。
私自身、ブログサービス「Ameba」やインターネットテレビ局「AbemaTV」などメディア事業を中心に、多くのプロダクトに関わってきましたし、”技術者出身”として、エンジニアの採用や、評価制度の整備といった技術者の組織づくりを行ってきました。
2018年1月には「技術のサイバーエージェントを加速させる」ことをミッションに「技術政策室」を新設。エンジニア組織のマネジメントを強化しています。
そのような取り組みに加え、経営陣の中の「技術者の必要性」を、以前から藤田が感じていたこともあり、今回の取締役の選任に繋がったと考えています。

人と技術をつなげることで、掛け算の成果を
サイバーエージェントは、その時代に求められるサービスにあわせて、様々な新規事業に積極的に参入してきました。ブログ事業の立ち上げや、スマートフォンシフト、アドテクスタジオ※の設立、動画事業参入など、多くのチャレンジを重ねて「今」があります。たくさん失敗もしましたが、技術者や組織に、その経験が根付いているというのが、この会社の強いところだと思います。
※「アドテクスタジオ」 アドテクノロジー分野およびAI・CG・ロボットなどの研究開発・サービス提供を行うエンジニアの横断組織
これまでは、各子会社や事業のエンジニアそれぞれが自由闊達に技術開発に取り組んできました。個々の裁量で行い、あえて統制をとらないといった、自由度の高いやり方がサイバーエージェントのカルチャーでもあるからです。
ただ、技術者の人数が2,000人を越える規模になってくると、各々で行っている取り組みや技術的な資産を、別のプロジェクトにも活用することで、会社として掛け算の成果が出ることもあります。人や技術を繋げることで事業をさらに加速させたい、そういった考えもあって前述の「技術政策室」を立ち上げています。
先日の取締役選任の発表を受けて、各所のエンジニアから「こういう取り組みをやりたい」という声をもらっています。エンジニアは、独特の価値観や考えを持つ者も多い。ですが、この会社のエンジニアにはみな「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを持っているということは共通しています。その想いを受け止め、彼らの声を経営に生かす機会を増やしたり、エンジニアが生き生きと挑戦できる環境づくりに取り組んでいきます。

技術は経営に様々な選択肢を与える
私は、技術や開発の組織をマネジメントする立場として「技術は経営に様々な選択肢を与える」という考え方を大切にしています。
高い技術力によって、定額制音楽配信サービス「AWA」や「AbemaTV」といった、市場の競争力となるような高いクオリティのプロダクトを生み出すことができました。
そして、新しい技術で今までなかった新しい価値や、チャンスを創ることができるのです。
サイバーエージェントの事業拡大に伴い、ますます技術者の重要性が増します。市場のニーズも高まり、世の中の流れとしても技術者の環境が大きく変わるこのタイミング。「技術のサイバーエージェントを加速させる」取り組みができることが、私自身、とても楽しみです。

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