「ABEMA」が第二期新卒アナウンサー採用へ。第一期・西澤由夏が語る「この仕事のリアル」

採用

新しい未来のテレビ「ABEMA」は、第二期となるABEMAアナウンサーの採用を開始します。アナウンサーの採用は、第一期以来10年ぶりとなります。

開局10周年を迎えた「ABEMA」。その黎明期、開局から2年後に誕生したアナウンス室には、積み重ねられた歴史も、道を示してくれる先輩もいませんでした。「ABEMAアナウンサー」という仕事そのものを、ゼロからつくってきたのが第一期のアナウンサーたちです。

その一人である西澤由夏は、バラエティ、ニュース、スポーツから海外取材まで、ジャンルを横断しながら第一線に立ち続けてきました。この仕事の魅力と厳しさ、そして初めて迎える後輩への想いを聞きました。

Profile

  • 西澤 由夏 ABEMAアナウンサー
    2016年4月、サイバーエージェントに新卒入社。営業職を経て2018年からアナウンス室に所属。「チャンスの時間」「ABEMAスポーツタイム」などを担当中。2023年8月にはフォトエッセイ『ABEMAアナウンサー西澤由夏です』を上梓。

先輩のいないアナウンス室。ゼロから、自分たちでつくってきた

―まずは、ABEMAアナウンサーならではの魅力や、やりがいについて教えてください。

一番は「自分たちでつくっていける」ところだと思います。

私たちは第一期としてアナウンス室に配属されました。つまり、先輩がいないんです。アナウンス室という名前だけがあって、そこにポーンと入った感覚でした。「仕事の依頼を受けるフローはどうするのか」「現場での動き方は何が正しいのか」「衣装はどうするのか」など・・・挙げたらキリがないですが、イチからすべて試行錯誤の独学で。といっても、どこを見て学べばいいんだろう、という状態でしたけれど。

大変ではありましたが、その分、自由度も、できることの幅も広い。前例がないからこそ「自分たちでつくっていける」。それがABEMAアナウンサーならではの魅力です。

―地上波のアナウンサーとの違いを実感するのは、どんなところですか。

担当できるジャンルの幅が広いです。地上波では、スポーツ、バラエティ、ニュースと担当がある程度分かれていることも多いと思いますが、「ABEMA」はチャンネル数が多い分、一人が担うジャンルも多いんです。バラエティもやるしスポーツも担当する。麻雀やゲーム、アニメなどのジャンルに携わらせていただくこともあります。海外へ選手のインタビューに行き、帰国したその足でボートレース番組の進行、ということもありました。

すべてが同時進行なので、常に複数の準備を抱えて逆算する日々です。この「切り替え」が求められるのがABEMAのアナウンサーの特徴で、面白さでもあり、大変なところでもあります。
 

「凝り固まり」を解き放ったとき、ABEMAらしさが見えた

―「ABEMAアナウンサー像」は、どのようにつくられていったのでしょうか。

やりながら、です。最初は地上波を参考にして、いかにキー局のアナウンサーの動きに近づけるかを追いかけていた時期がありました。

でも、続けるうちに気づいたんです。「あれ? 私たち、凝り固まりすぎていなかったか」と。地上波のアナウンサーのみなさんから学ぶことは、いまもたくさんあります。ただ、その型をそのままなぞるだけでは、ABEMAらしさにはならない、と。

「ABEMA」の認知が広がるにつれて、雑誌や写真集、グッズのコラボレーション、恋愛リアリティーショーへの出演など、アナウンサー業務以外のオファーもいただくようになりました。以前なら「それはアナウンサーの仕事ではないから」とお断りしていたと思います。でも1度チャレンジしてみると、視聴者のみなさんが面白がってくださっている声が届く。その経験を重ねて、「凝り固まっていても仕方がない。求めていただけるものに応えていこう」と変わっていった気がします。

―いま、あらためて、「ABEMAアナウンサー」を定義するとしたら?

「個」を生かせるアナウンサーだと思います。自分から「こういうことをやってみたい」「こう変えてみたい」と言える。まさにサイバーエージェントのカルチャーです。

私自身、「ABEMAといえば恋愛リアリティーショーで、自分自身も好きで観ているから、いつかスタジオ進行をやってみたい」と何年も公言し続けていたら、数年後、形は違いましたが出演者として番組に出ていました(笑)。これはあくまで一例ですが、言い続けていると、思いがけない形でもチャンスは巡ってくるんだなと感じます。

 

―アナウンス室の立ち上げからこれまで、自身が一番変わったと感じるのはどんなところですか。

アナウンサーという仕事への想いは変わっていません。変わったのは、この仕事の「難しさ」の見え方です。

最初は何も知らないからこそ、「今日は台本を噛まずに読めた、100点!」と思えていました。でも、学ぶほどにそれでは足りないと分かってくる。バラエティとニュースでは同じ自分ではいけないし、同じスポーツでも、インタビューと進行では違う。どの自分でいくかを番組ごとに考えるようになりました。

インタビューやゲストを迎えての番組でのアナウンサーの役目は、視聴者が知りたいことを代わりに聞くことでもあります。もっと踏み込みたいけれど、それは自分が知らないだけなのか、視聴者のためになる質問なのか。深く入るほど、知識の足りなさに気づかされます。ご一緒する芸人さんの圧倒的な知識量や、相手が誰でもズバッと切り込む進行を間近で見ると、磨きたいことばかりです。8年やってきて、いつもいまがいちばん難しい。でも、それが面白いんですよね。

スキルは後から身につく。伝えたいのは「人間力」

―初めて後輩を迎えることになります。率直な気持ちを聞かせてください。

嬉しいです。アナウンス室として初めての後輩なので。

新しい人が入ることで、アナウンス室全体にもいい刺激が生まれるし、番組にも新しい風が吹くはずです。それに、これまで培ってきたことを初めて「直接」伝えられる。誰かに教え、育てる経験は、先輩・後輩のいないアナウンス室では誰もしてこなかったこと。私にとっても新しい挑戦です。

―その新人に、まず何を伝えたいですか。

アナウンススキルは、やる気さえあれば場数で身についていくものだと思っています。大事なのは、その「場数」をどう増やすか。

「ABEMA」のアナウンサーの仕事は、各番組のプロデューサーやキャスティング担当の方からの「指名」で決まっていきます。持てる仕事の量は、決して平等ではありません。だからこそ、一つひとつの現場で「またこの人と仕事がしたい」と思っていただけるかが、すべての起点になります。スキルよりも先に、人間力や仕事への熱意のほうがずっと重要だと伝えたいです。

率直に言うと、「ABEMAって楽しそう、写真集も出せるんでしょ」という気持ちだけで入ってくると、仕事は広がらず、自分がつらくなるだけだと思います。その意味で、覚悟は必要です。
でも、アナウンサーという仕事へのやる気さえ本物なら、ほかには何もいらないくらいです。アナウンススクールに通った経験がなくても、大丈夫。素直さと熱量があれば、「場数」は増え、スキルは必ず後からついてくるはずです。

―受け入れる側として、準備しようとしていることはありますか。

育成の仕組みづくりです。サイバーエージェント同様「ABEMA」も、スピード感を大事にする会社です。だから新人アナウンサーにも、デビューは早くしてもらって、どんどん場数を踏んでほしい。ただ、それと同時進行で、社会人としてのスキルやマインドをきちんと身につけられるような仕組みやルールをつくりたいと思っています。

「努力しなさい」と言葉で言うだけでは、やる側は難しいじゃないですか。私自身、アナウンス室に配属される前の営業職の時に、先輩たちが1年目のカリキュラムに沿ってしっかり指導してくださる環境で社会人の基礎を身につけられて、それがいまも大きな支えになっているんです。
だから今度は、私たちが後輩のためにそれをつくる番。二期生を迎えるにあたって、これは私たちの仕事だと思っています。
 

―では最後に。西澤さんは、最初からアナウンサーとして歩み始めたわけではありません。夢がすぐには叶わなかったあの頃の自分に、いま声をかけるとしたら?

うーん……正直、結果論だとも思うんです。「ABEMA」にアナウンス室が生まれたのは、私にとっては、たまたまのタイミングだったから。努力は必ず報われるとは、言いたくないんです。

ただ、いつ来るか分からないチャンスのために、準備だけは続けていました。当時の私は、平日はサイバーエージェントで営業として働く会社員。ただ、アナウンス室が生まれる前の「ABEMA」では、社員が番組に出演する機会もあったんです。だから、リポートなどの声がかかれば、いつでも飛んでいけるようにアナウンスの練習を欠かさない。社内で番組やイベントの進行があれば、真っ先に声をかけてもらえる状態をつくっておく。そして「やりたいことは、やりたい」と公言し続ける。「そういえば西澤が言っていたな」と思い出してもらえたことが、いまにつながっていると思うんです。

だから、あの頃の自分に声をかけるなら——「準備をやめなくてよかったね」。それから、「やりたい気持ちを姿勢で示し続けたら、きっと見てくれている人がいるよ」ですかね。

「やりたい」と言えるのは、仕事に前向きで、熱量がある証拠だと思います。そういう方に「ABEMA」へ来ていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。どんな方が扉を叩いてくれるのか、本当に楽しみにしています。

※西澤がアナウンサーになるまでの歩みは、こちらのインタビューで詳しく紹介されています。
https://ad.abematv.co.jp/lab/1594/

 

ABEMA第二期新卒アナウンサー採用 エントリー受付

エントリー受付期間:2026年8月6日(木)~ 2026年9 月9日(水)
エントリー資格・選考の詳細は以下をご覧ください。

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