​​【前編】わたしたちのパーパス

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サイバーエージェントは、パーパス「新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する」のもと自ら変化し続け、多様な事業を通じて新たな価値を生み出すとともに独自のカルチャーを形成し、持続的な成長を続けてきました。

今回は、会社や事業の存在意義、果たすべき使命について執行役員が語った内容を、前編と後編に分けてご紹介します。

※本記事は、社内報「CyBAR」に掲載した記事を再編集したものです。

あらゆる産業のデジタルシフトに貢献する

「広告産業の歴史を変える事業にしたい。」岡本 保朗(執行役員副社長 インターネット広告事業管轄)
「広告産業の歴史を変える事業にしたい。」岡本 保朗(執行役員副社長 インターネット広告事業管轄)

我々が取り組むインターネット広告は「クライアントの事業課題を解決し、事業の成長に貢献すること」です。その効果を最大化できる会社を目指して、これまで様々なチャレンジを重ねてきました。

「広告産業の歴史を変える事業にしたい。」
私自身、本気でそう思いながらこれまでやってきましたし、事業部メンバーにずっと言い続けている言葉です。インターネットの登場以降、マーケティングや広告の在り方は日々変わり続けています。だからこそ、そのポテンシャルを最大限に引き出し自ら体現していくことで、クライアントの事業を伸ばすことに貢献し、マーケティングを進化させていきたいと考えています。

例えば、「極予測AI」のような発想はこれまでの広告の概念ではなかったものです。
テクノロジーやプラットフォームの進化に応じたインターネット広告の正しい使い方を率先して実践し、そしてそれを市場に提示できる会社でありたいと思っています。

現在注力しているAIや小売DXなどの事業は、変化の激しい現代社会において取引先企業の事業と向き合う中で、広告会社であり、技術に強みをもつインターネット企業である我々だからこそできることだという思いで取り組んでいます。広告の運用力や自社内の開発組織、幅広いAI技術における研究者を抱えるサイバーエージェントだからこそ、パートナーとして最大の価値を提供できるのではないでしょうか。

決して、広告代理店だからこうあるべきだ、競合が取り組んでいるからやろう、といった考え方はしていません。広告代理店という並びでサイバーエージェントをみると、かなりユニークに見えるのかもしれません。そういった意味では、クライアント企業からサイバーエージェントに求められるものも自然と変わってきました。

我々の事業は自分たちがやっている仕事のクオリティーや提供しているサービス、そして効果を出し、クライアントの期待に応えることが、数字にも繋がります。存在意義を高めながら、数字の面でも、成長させていきたいと思っています。

新しい未来のテレビABEMAを、いつでもどこでも繋がる社会インフラに

「私たちの想像以上に社会が大きく変化する中、ABEMAが担う役割や意義も変化している」長瀬 慶重(常務執行役員  ABEMAプロダクト開発統括)
「私たちの想像以上に社会が大きく変化する中、ABEMAが担う役割や意義も変化している」長瀬 慶重(常務執行役員 ABEMAプロダクト開発統括)

「ABEMA」では、『テレビの再発明』というコンセプトのもと、誰もが手軽に無料でどこにいても動画コンテンツを楽しむことができるサービスとして、世の中の人々が見たいコンテンツや必要な情報を広くお届けしてきました。

有事の際には情報源として多くのユーザーに活用いただいたり、将棋や麻雀など、これまで一部のコアなファン向けとされていた多彩なジャンルを新たな境地で切り開き、対応デバイスの拡充にも積極的に取り組むなど、サービスの利便性を追求し続けた結果、「ABEMA」の意義や価値がより一層高まってきているように感じています。

例えば、コロナ禍で大きな影響を受けたエンタメ業界を応援するため、アーティストのライブやスポーツ興行をオンラインで視聴いただける「ABEMA PPV ONLINE LIVE」を、業界でいち早く提供開始しました。これは多くのアーティストや団体の方々にオンラインライブプラットフォームとして活用いただいています。

また、「ABEMA」では開局以来、マイナースポーツからメジャースポーツまで、様々なジャンルのスポーツを生中継にてお届けしています。今年も『メジャーリーグベースボール』(MLB)の公式戦324試合の完全生中継が開始しており、連日多くの方にご視聴いただいています。

先日発表した「FIFA ワールドカップ カタール 2022」の全64試合無料生中継についても、幅広い年代の方々からたくさんの反響が寄せられています。今回の取り組みは私たちにとっても大きなチャレンジとなりますが、FIFA ワールドカップという素晴らしいコンテンツを、これまでにない最高の映像品質と新たな視聴体験とともに提供することで多くの人々の感動や熱狂を生み出し、日本全体を盛り上げていきたいです。そして「ABEMA」としても、次のステージに進む飛躍の機会にしたいと思っています。

多くの方から必要とされる社会インフラを目指し、これからも場所や環境に囚われることなく誰でも簡単に快適に視聴できる体験を追及しながら、最高品質、唯一無二のコンテンツをユーザーの皆さんに提供し続けていきたいと考えています。

そして多くのユーザーを抱えるプラットフォームをつくったからこそできる、さらなる大きなチャレンジや新しい事業を生み出し続け、サイバーエージェントを次のステージに持っていけるようなスケールの事業を目指していきます。
 

テクノロジーとクリエイティブの融合で世界に挑戦する

「10年、20年と長くユーザーから愛され、語り継がれるようなIPを生み出したい」浮田 光樹(常務執行役員 ゲーム事業管轄)
「10年、20年と長くユーザーから愛され、語り継がれるようなIPを生み出したい」浮田 光樹(常務執行役員 ゲーム事業管轄)

据え置き型のゲーム機からスマホ、最近だとNFTゲームなど、ゲームの在り方や定義は進化していますが、みなさんも一度はゲームを見たり遊んだりしたことがあるのではないでしょうか。中には時間が経つのを忘れるほど夢中になってプレーしたり、印象的なシーンが今でも記憶に残っていたり、ゲームをしているときが至福のひとときだと感じる人もいるかもしれません。感動や熱狂を味わうことができるのがゲームの魅力だと思います。

ゲーム開発・運営の現場では第一にユーザーのことを考え、向き合い続ければいけません。
ユーザーの支持が得られているかという結果がダイレクトにわかる上、ひとつの改善によって大きく伸びることもあり、作り手である自分たちも感情を揺さぶられる経験は、まさにモノづくりの醍醐味を感じる瞬間でもあります。

ひとつのコンテンツがヒットするかどうか事業の振れ幅が大きいゲームビジネスは、短期的な視点で捉えられることが多いため、中長期な視点で語られるパーパスからは少しかけ離れた事業だと思われるかもしれません。しかし私たちは、中長期に支持されるゲームをつくることが、ユーザー、IP、サイバーエージェントの三方にとって大切だと考えています。

ゲーム事業が目指しているのは、「10年、20年と長くユーザーから愛され、語り継がれるようなIPを生み出し、日本のみならず世界中の人々を感動させること」。ヒットするより、ヒットしない数の方が圧倒的に多い競争の激しい産業ですが、不確実な時代において組織として大切にしているのが、“継続性のあるチャレンジを続けること”です。クオリティの高いプロダクトを提供し続けられる組織力や変化への対応力こそが、ヒット確率をあげていくための重要な要素だと考えています。

これからも新しいチャレンジをし続けながらテクノロジーとクリエイティブを磨き上げることで、新たなユーザー体験や価値を多くの人に届けていきたいと思います。
 

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【若手の育成】若手が“自走する”独自施策「YMCA」

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20代社員の成長を目的とした、育成施策「YMCA」。
若手社員を中心に部署横断の組織を作り、自主的にサイバーエージェントの未来に必要な様々な施策を行っています。
この「自分で考え、自分で決めて、自分でやる」というセルフ・リーダーシップの考え方に基づいた取り組みを、専務執行役員の石田は「絶好の成長機会」と話します。

若手社員の育成に「YMCA」がどう寄与しているのか、本組織の8期理事を務める上田の言葉から紐解きます。

※「YMCA」とは、ヤングマンサイバーエージェントの頭文字から。

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