全社若手社員から次世代経営幹部候補を選抜
U30の育成プログラムについて

採用

20代の選抜リーダーで構成された、若手人材育成のための全社横断プロジェクト「YMCA」。その取り組みの1つに、次世代経営幹部候補育成プログラムがあります。

3期にわたって「YM18」という名前で取り組んできた本プログラム。この1年はどのような活動をしてきてたのか。次世代の幹部候補を育成するための取り組みについてご紹介します。
※4期から名称変更

Profile

  • 株式会社AI Shift 代表取締役社長
    米山 結人

    2016年新卒入社。裁量が大きく、若手から任せてもらえる環境を望み、新卒で子会社に配属。同年、人工知能を活用したチャットボット事業子会社、株式会社AIメッセンジャーの取締役に抜てき。2019年8月より株式会社AI Shiftの代表取締役社長に就任。「YMCA」6期運営メンバー。

  • 株式会社アプリボット アイドル事業部チーフマネージャー
    森田 正志

    2016年新卒入社、株式会社アプリボット配属。
    新規事業室でマッチングアプリの立ち上げや、スマートフォンゲーム「ジョーカー~ギャングロード~」のプロデューサーなどを経験し、現在は同社でアイドル事業の立ち上げを担当する。「YMCA」6期運営メンバー。

  • 株式会社タップル プロダクトマネージャー
    永友 絢子

    2016年、株式会社サイバーエージェントに新卒入社。同年4月より株式会社タップルへに出向。マッチングアプリ『タップル』のプランナーに従事し、ブラウザ版立ち上げを経験。その後も『タップル』の新機能開発室や、プロモーション、CM制作などに携わった後、2020年5月より同サービスのプロダクトマネージャー、2021年5月よりプロダクト全体の品質マネジメントを担当する。「YMCA」6期運営メンバー。

次世代経営幹部候補育成プログラムについて

20代若手リーダーで構成される全社横断プロジェクト「YMCA」の取り組みの1つで、将来の役員や事業責任者になる素質のある人を育成するカリキュラムです。3期目までは、新卒入社4年目、もしくは25歳以下の中途入社を対象に、各事業部で活躍している社員を18名選出し、任期は1年で活動しました。

4期目からは内容を刷新して「BREAK8」という名前で実施が決定。『事業部からの推薦』と『公募』によって8名を選抜し、経営基礎力を高めるインプットとアウトプットを繰り返します。次世代経営幹部候補の“発掘”と“覚醒”を目指します。

3期目のテーマ「AWAKE」

次世代経営幹部候補育成プログラムを運営する「YMCA」メンバーに話を聞きました。


  ──次世代経営幹部候補育成プログラムがはじまった背景を教えてください。
 

氏名

米山

若手の抜てき機会創出が目的です。社員数が5000人を超え、全社で社員の活躍が認知しづらくなることや、役員との物理的な距離が生じてしまうこと、現場社員の才能を発掘しにくい、などが課題となりました。

若手の抜擢を人材育成の機会と捉え、成長を遂げてきた当社。その課題解決のため、20代のトップラインの引き上げを図るべく始まったプロジェクトです。

 「未来のサイバーエージェントを自分たちが担う意識を。 
次世代幹部候補育成プログラム「YM18」とは」
「未来のサイバーエージェントを自分たちが担う意識を。
次世代幹部候補育成プログラム「YM18」とは」

  ──今期はどのようなテーマで実施したのでしょうか?
 

氏名

永友

今期のテーマは「AWAKE(覚醒)」にしました。

会社規模が年々大きくなるにつれて、若手社員の自分が会社を背負っているという意識が昔に比べて薄れてきてしまっているのではないかと感じたんです。今の役員の中には20代で就任した者もいます。会社の規模に関わらず、自分たちが会社を創るという覚悟や目線を持ってほしいと考えました。

そこで、ただ優秀、ただ「素直でいいやつ」、に留まらない会社を背負っていく若手人材を生み出したいと考え、このテーマにしました。


 ──設計で工夫したことはありますか?
 
氏名

森田

今よりも成長して覚醒するために必要なことは何なのかを自分たちで決めてもらい、1年間実行したことです。

たとえば、若手から子会社社長など会社を背負っている人の話を聞いて自分たちの学びにする「AWAKER講義」、任期中の目標を設定して公言する「マニフェスト」など施策はさまざまです。特に、後者の施策は役員と目標を設定し振り返りまで実施したことで、視点が上がり見える景色が変わったという人も多かったです。

氏名

永友

また、今期は積極的にランキングを出すようにしました。月に1回、役員からのお題に対するプレゼンテーションを実施して、その成果を点数化し、ランキング形式で順位を競います。頑張って取り組んでいる人を評価することはもちろん、参加者の競争心を煽るような仕掛けにしていました。

毎回ポイントをつけ、ランキング形式で発表
毎回ポイントをつけ、ランキング形式で発表

 ──運営チームから見て、成長を感じた参加者はいましたか?
 

氏名

森田

そうですね。大前提全員が各事業部でもともと活躍していましたが、そこに加えて考え方が変わったという声を現場からもらうことが増えました。


プレイヤーとして突き抜けたいと話していたメンバーが、選抜期間を通して、チームを引っ張っていく思想に変わったり、あまり発信をしなかったメンバーが発信をするようになってそこから更なる抜てきの機会が生まれたり。自分の視野が広がったと話すメンバーもいました。

 山内 隆裕回 『自分自身のアップデートをし続ける』  
自然の原理原則として『脱皮しない蛇は死ぬ』というものがあります。自分をアップデートし続けないと生きていけないということですが、これはビジネスの世界でも同じです。脱皮(=アップデート)し続けるための習慣をつくるための方法を一人ひとりが発表し、それに対してフィードバック。参加者の満足度も非常に高い回となりました。
山内 隆裕回 『自分自身のアップデートをし続ける』
自然の原理原則として『脱皮しない蛇は死ぬ』というものがあります。自分をアップデートし続けないと生きていけないということですが、これはビジネスの世界でも同じです。脱皮(=アップデート)し続けるための習慣をつくるための方法を一人ひとりが発表し、それに対してフィードバック。参加者の満足度も非常に高い回となりました。

 ──実際に抜てき機会に繋がったメンバーもいるんですか?

 

氏名

永友

はい!選抜メンバーから新会社の社長に抜てきされた者がいたり、毎日発信していたことで役員から声をかけてもらい、もともと自分がやりたいと思っていたミッションチャンスを掴んだメンバーもいます。

新会社、株式会社CASMの代表取締役社長に就任した下田は、YM18の3期生
新会社、株式会社CASMの代表取締役社長に就任した下田は、YM18の3期生

 ──課題に挙がっていた視点の引き上げと、抜てき機会の創出など、しっかりと結果に繋がっていますね。
 

氏名

米山

そうですね。毎月役員の経営視点レベルに触れ、そこで自分とのギャップが明確にわかったと思います。

また、わかりやすく同年代で比較されていたので、よりトップラインを引き上げるということができたのではと感じています。

 佐藤洋介回『世の中で、withコロナ対応していないものをリデザインせよ。』  
「世の中で、withコロナ対応していないものをリデザインせよ。対象は何でも良い。」というお題に対し、YM18のメンバーがプレゼン。デザイン思考ランキングを決定しました。デザインというのは最終的なアウトプットは一端で、そこに行き着くまでアイデアの多数の分岐があります。すぐにゴールにたどり着こうとせず、遠回りしてゴールに近づいてほしいという想いからこのワークを実施。
佐藤洋介回『世の中で、withコロナ対応していないものをリデザインせよ。』
「世の中で、withコロナ対応していないものをリデザインせよ。対象は何でも良い。」というお題に対し、YM18のメンバーがプレゼン。デザイン思考ランキングを決定しました。デザインというのは最終的なアウトプットは一端で、そこに行き着くまでアイデアの多数の分岐があります。すぐにゴールにたどり着こうとせず、遠回りしてゴールに近づいてほしいという想いからこのワークを実施。

氏名

森田

メンバーは全事業部から選抜したため、普段そこまでやり取りがなかった人も多かったと思います。今回、1年間切磋琢磨し合い、お互いの考えをさらけ出したからこそ、相互理解が深まっているはずです。縁があって集まったメンバーなので、ここから戦友のようにお互いを高め会えるような存在でいてほしいですね。

 
  ──今後若手社員に期待していることはありますか?

 

氏名

米山

これからも会社は大きくなっていきますが、どのような規模になろうと若手から突き上げられるような会社でありたいですよね。

「自分たちが会社を背負っていく」とような次世代経営幹部候補人材を1人でも増やせるように、成長してもらいたいと思います。

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対象者は1,000名以上、サイバーエージェントが日本一GitHub Copilotを活用している理由

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当社ではAI時代においてもリーディングカンパニーであるために、技術力を駆使して会社の持続的な成長を創出することを目指しています。2006年より「技術のサイバーエージェント」ブランドを掲げていますが、それらを実現するため2023年を「生成AI徹底活用元年」とし、様々な取り組みを進めています(参照:「AI時代においてもリーディングカンパニーを目指す、サイバーエージェントの技術戦略」)。

AIによって、技術者を取り巻く環境は大きく変化しましたが、その最たる例がGitHubが提供するAIペアプログラマー「GitHub Copilot」ではないでしょうか。当社では2023年4月の全社導入以来、対象となる1,000名以上の技術者のうち約8割が開発業務に活用しており、アクティブユーザー数日本一、またGitHub Copilotへのコード送信行数、GitHub Copilotによって書かれたコード数も国内企業においてNo.1の実績です。

社内でGitHub Copilotの活用が大いに進んでいるのはなぜなのか、旗振り役を務めるDeveloper Productivity室 室長 小塚に話を聞きました。

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