インターンシップから内定まで全てオンライン完結!
進化した「UIDA」の全容を21年度卒クリエイター内定者に聞きました。

技術・デザイン

昨今の新型コロナウィルス感染拡大の影響で、今春に予定していたクリエイターインターンシップ「UI DESIGN ACADEMY」を初のフルリモートで開催しました。
今回、本インターンシップへ参加し、その後も全てオンラインでの選考を経て、当社へ入社を決めてくれた2021年度内定者に、オンラインインターンシップや就活での不安点など、リアルな部分をインタビューしました。

Profile

  • 大川 雄大(おおかわ ゆうだい)
    2021年度 クリエイターコース 内定者
    東京都立大学システムデザイン学部インダストリアルアートコース4年生。人間工学に基づいたUXなどを学ぶ。UIDA13期参加生。

――大川さんが参加された「UIDA」とは、どんなインターンシップですか?
 

氏名

大川

3日間でUIデザイン基礎のインプットから実制作までを行い、アプリのUIデザインを短期間で学べるインターンシップです。個人制作ですが5人1チームにメンター社員がつき、アドバイスを受けながら「新規性のあるゲーム」というテーマで制作を行いました。

――なぜ「UIDA」に参加しようと思ったのですか?
 
氏名

大川

実は初めのころは就活をするつもりはなく、大学院へ進学してもっとUXの研究をしたいと思っていました。

しかし今後ITが進化していく中で、UIデザインの立ち位置にも興味が出てきたこともあり、少しづつ「サイバーエージェント」という会社が気になるようになりました。

――そうだったんですね。参加の決め手などあったのでしょうか?
 
氏名

大川

決め手は、僕と価値観が近い大学の友人が、一つ前の「UIDA」に参加していたことです。
たった3日間で密度の高い経験ができ、特に社員の方や、他の優秀な学生との交流が刺激的だったと聞いて、参加を決めました。
人とコミュニケーションをとるのが好きなので、とても楽しみにしていました。

――しかし残念ながら今回はオンライン開催となってしまいましたよね。不安などはなかったのでしょうか?
 
氏名

大川

正直、物理的に社員の方やチームメンバーに会えないのは残念ではありました。
また、大学ではUIデザインの授業もないですし独学で学んでいたので、プロの目の前で自分の制作物を評価してもらうなんて...不安もありました。

――実際オンラインでインターンシップに参加してみて、どうでしたか?
 

氏名

大川

直前にオンライン開催が決定したのですが、驚いたのは急なフルリモートだったのに、プログラムすべてが構造化されていたことです。オンラインに対して全くストレスはなかったです。
また参加決定者は、インターンシップ当日までにアプリの企画を考える事前課題があり、参加前からSlack上でチームメイトとメンター社員とのコミュニケーションがはじまります。
ここで丁寧に課題へのフィードバックをもらったり、お互いに自己紹介などしていたので、インターンシップ当日からスムーズに制作へ集中できました。

――インターンシップ期間中の制作はどのように行ったのでしょう?
 
氏名

大川

「Zoom」を使用し、基本的にはずっと繋げたままで、音声をミュートにして作業を進める形式でした。ビデオはonになっているので、この環境がとても質問しやすく、分からないことがあったら、その場でミュートを解除してメンターにすぐに聞くことができました。

作業中、他のチームメイトへのアドバイスをダイレクトに聞きながら、制作できたのも良かったです。オンラインの特権ですね。

また、どうしても分からないツールの使い方などは、「遠隔操作機能」を使って直接自分の画面を操作して教えてもらったので、大変助かりました。

インターンシップの様子 緊急事態宣言前だったため、社員は出社して対応
インターンシップの様子 緊急事態宣言前だったため、社員は出社して対応

――オンラインならではの良さも沢山あったんですね。参加前に楽しみにしていた、社員や参加学生とのコミュニケーションの部分はどうだったのでしょう?
 

氏名

大川

同期とは毎日夕方にチームでの共有会があったので、そこでオープンに交流ができました。

社員の方とは、SlackやZoomでのやり取りはもちろんですが、最終日の打ち上げが特に印象に残っています。
学生はオンラインで懇親会に参加したのですが、それがラジオのようでおもしろく、社員同士のプライベートな雰囲気を知ることができ、そこにとても魅力を感じました。

――懇親会でのラジオ配信ですか!?どんなものだったのでしょうか?
 
氏名

大川

当時はまだ緊急事態宣言が出される前で、学生の安全を配慮して私たちはオンライン参加、社員の方はお店に集まって、最終日の打ち上げをしました。
そこで社員の方のデザインに対する価値観だったり、プライベートなことをたくさん聞くことができました。視聴者であるUIDA参加生に質問を投げかけてくれたりして、一緒に盛り上がりましたね(笑)。

「ワークアズライフ」じゃないですが、社員みながプライベートでもデザインのことや、UIDAのことまでを楽しそうに話していて。デザインにこれだけ楽しそうに向かっていけるクリエイターが沢山いることが知れたのはよかったですね。

――「UIDA」で一番印象的だったことはありますか?
 

氏名

大川

このオンライン懇親会でも感じたことですが、メンターさんの振る舞いです。

学生からの抽象的な質問でも的確に、しかも画面越しでも分かる教えて方やその処理能力、そして、遠隔でも伝わる社員の人間性が常々印象的でした。

――参加前後で変わったことなどあるのでしょうか?
 
氏名

大川

本当は参加前はビビッていた部分がありました(笑)。アグレッシブなイメージで、体育会系でズバズバくると思っていましたので(笑)。

バイタリティの高い人が多いとは聞いていましたが、人に押し付けるとか、対外的なものではなく、内側のモチベーションを尊重してくれる。常に学生に寄り添いながらアドバイスをいただいたので、なるほど、こういう社風なのかと、合致した部分がありました。

――良い意味でのギャップがあったんですね(笑)。その後のオンライン面接はどのように進んでいったのでしょう?
 
氏名

大川

ポートフォリオをPDFで事前に共有し、数回オンラインで面接を行いました。初めの面接では作品に対してポイントの質問がありましたが、多くは学生時代の事や将来なりたい理想像について聞かれました。

――それまで進学を考えていたのに、就職へ踏み切ったのはなぜでしょう?
 
氏名

大川

もともとインターンシップへ参加できた時点で、就職へシフトチェンジしてもいいかなと思っていたのですが、一番は狙った場所で結果を残せたことです。

美大生出身が活躍しているなかで、高専でUX出身というバックグラウンドをもちながら、インターンシップの課題でどう勝つか。アイデアベースで頭を使うことを意識していました。その結果優勝することができ、自分なりの勝負の仕方や、理想のクリエイターの在り方を認められたことが、就職を選ぶ後押しになりました。

 UIDAで企画制作したゲームアプリ「あるきメデス」
UIDAで企画制作したゲームアプリ「あるきメデス」

――大川さんの「理想のクリエイター」とは、どのようなものを目指していますか?
 

氏名

大川

デザイナーの枠を超え、絵作りではなく、「クリエイター」になりたい。
今後デザイン領域は、ますますビジネスやエンジニアリングと融合していくと思うので、マルチに物事をみて、マネジメントや主導権をもってプロダクトを作っていけるようなクリエイターになりたいです。

――その後、サイバーエージェントに入社を決めてくれましたね。インターンシップ参加から選考まですべてオンラインで、入社を決める際に迷いはなかったのですか?
 
氏名

大川

全く。一番の決め手は人の魅力でしたので。

インターンシップや面接を通しても、社員の方の働きぶりや、ビジョンを赤裸々に話していただけました。
大きな仕事をデザイナーがイニシアチブをとりながら進めている、その「サイバーエージェントでのクリエイターの在り方」をたくさん聞けて、その部分に「かっこいいな」と憧れを持っていたからです。
面接でも会う人会う人みな、ビジョンと自覚とプライドをもっていて。
選考が進むたびに気持ちが膨らんで惹かれていきました。
そして最後には気持ちも固まっていたので、二つ返事で入社を決めました。

――さいごに、これからインターンシップへ参加しようと思っている後輩へ、メッセージをお願いします!
 
氏名

大川

何事も自分のスタンスをもってやる、しっかりテーマに向き合うことが大事です。
問われていること、求められていることの本質はなんなのか?

自分のできること、できないこと、特性を見極めて、あとは自信を持って臨んでいければ没頭するほど楽しいと思います!

この記事をシェア

オフィシャルブログを見る

記事ランキング

「10年以上蒔いた種が、ようやく花を咲かせてきた」主席エンジニアが語る、セキュリティ対策のあるべき姿

技術・デザイン

2022年より導入した「主席認定制度」において、10年以上当社のセキュリティ強化に真摯に向き合い続けている野渡が、主席エンジニアの1人に選出されました。

経営層、各開発責任者が絶大な信頼を寄せる野渡ですが、主席エンジニア就任時の思いを「10年以上にわたるチームの取り組みを、改めて評価してもらえたようで嬉しい」と語ります。長年セキュリティ領域に携わってきて感じる最近のセキュリティインシデントの傾向や、サイバーエージェントならではのセキュリティ対策のあるべき姿について話を聞きました。

なお、野渡が統括するシステムセキュリティ推進グループについて、詳しくは「『免疫』のようなセキュリティチームを作りたい~主席エンジニアたちが向き合う情報セキュリティ対策~」をご覧ください。

Page Top