元・寿司職人、27歳からの「新卒エンジニア」再挑戦
「Ameba」の未来を創る技術者としての職人魂

バックエンドエンジニア

宮野 奎太朗 (2025年新卒入社)

まずは、宮野さんの非常にユニークな経歴について教えてください。「元・寿司職人」というのは本当ですか?

はい、高校卒業後に寿司屋の板前として一度就職しました。その後、将来の選択肢を広げるために大学へ進学し、プログラミングコミュニティや企業インターンシップでエンジニアリングを勉強し、卒業後はIT系のベンチャー企業にエンジニアとして就職しました。前職では約3年間、フルスタックエンジニアとして働いていました。
前職は縦型ショート動画のクリエイティブ制作を効率化するツールの開発などがメイン業務でしたが、新規事業を多く展開する会社だったこともあり、開発だけでなく営業職としてクライアントへのヒアリングを行うこともありました。「エンジニアだからコードだけ書く」のではなく、ビジネスサイドにも深く関わる働き方をしていました。

そこまで幅広く活躍され、前職では「全社表彰」も受けたと伺いました。なぜそのタイミングで、再び新卒としてリスタートしようと考えたのでしょうか。

個人的な目標だった「全社表彰」を達成し、やりきった感覚があったため、キャリアを広げるチャンスだと判断しました。
実はサイバーエージェントは新卒時に一度不合格になっていますが、中学時代から愛用していた「Ameba」への憧れはずっと消えませんでした。それだけでなく、サイバーエージェントって、とにかく「変化そのものを楽しむ」カルチャーが根付いていて、事業領域も時代に合わせてどんどんアップデートされていくところが面白そうだなと思ったのです。一つの場所に留まらずに、新しい領域にどんどんチャレンジするスピード感は中にいても圧倒されます。最近だと、全社をあげて取り組んでいる「AIドリブン開発」もその一つ。現場のエンジニアが一丸となって「どうやってAIで開発を加速させるか」「ユーザー体験をどう変えるか」を追求し、新しい技術がボトムアップでどんどん現場に浸透しています。
また、技術書を執筆するようなトップランナーが在籍する環境なら、エンジニアとしてより成長できると確信し、リベンジを決意しました。

宮野さんは27歳で入社されています。一般的に「新卒=20代前半」というイメージがある中で、年齢的な不安はありませんでしたか?

正直、入社前は「馴染めるかな」という不安が少しありました。30歳目前でしたし、周りは年下の学生ばかりかもしれないと。 でも、蓋を開けてみればその心配は全く不要でした。同期には大学院卒で年齢が近いメンバーも多かったですし、何よりみんなバックグラウンドが多様なんです。学生時代に起業していた人や、特定の技術を極めている人など、それぞれが「個」を持っていて、お互いを尊重し合う文化がありました。

「年上だから浮く」ということはなかったのですね。

全くないですね。むしろ、社会人経験があるからこそ頼られる場面もありますし、逆に彼らの新しい感性から学ぶことも多いです。 研修期間中には同期と飲みに行ったり、技術的な情報共有をしたりと、非常にフラットな関係を築けました。新卒研修チームのメンバーとは今でも定期的に集まっていて、この絆は一生ものだと感じています。

30歳前後で「今から新卒としてやり直すのは遅い」と躊躇してしまう人も多そうです

もし迷っている方がいるなら、「全く遅くない」と伝えたいです。 むしろ、社会人としての基礎や、前職で培った多様な経験があるからこそ、新卒研修や業務から吸収できる「深さ」が違います。私自身、前職での経験があったからこそ、入社直後から視座を高く持ってプロジェクトに取り組むことができました。 これまでのキャリアを捨てるのではなく、新しい可能性に変換するための土台として活かせるのが、Re:Career採用の最大のメリットだと思います。

Re:Career採用を選んで良かったと感じる点はありますか?

入社前に複数の事業部で「内定者アルバイト」を経験し、自分に合う環境を見極められたことです。これは、入社までの期間、実際に現場のチームに入って社員同様の実務を行える制度なのですが、私はAmebaLIFE事業本部とゲーム事業部の2つの部署で働かせてもらいました。 ゲーム事業部はプロダクトやコンテンツに対する熱量が非常に高く、メンバー全員が「自分の好きなもの」をとことん突き詰めている素晴らしい環境でした。一方で、自分自身が目指すキャリアと照らし合わせた時、やはり昔から憧れていた「Ameba」で大規模サービスの基盤に触れたいという思いが明確になりました。

実際に働いて「空気感」を知った上で選べたのですね。

そうです。通常の中途採用だと応募した部署にピンポイントで配属されますが、Re:Career採用ならこのように比較検討ができます。それぞれの特色を肌で感じた上で配属希望先を出し、会社側もその意思をしっかりと尊重した上で最終的な配属を決めてくれる環境があります。おかげで入社後のギャップもなく、非常に高い納得感を持って業務に取り組めています。

現在は希望だったAmebaLIFE事業本部に所属されています。具体的にはどのような業務を担当されていますか?

アメーバブログの基盤サーバー周りの開発や、新規機能の開発を担当しています。 特に印象深かったのは、入社してすぐに担当した大規模なデータ移行プロジェクトです。ブログのシステム刷新に伴い、データベースにある1億から2億レコードもの膨大なデータを新しい環境へ移行するというタスクでした。
20年以上続く歴史あるサービスだからこそ、過去の技術的負債や複雑なデータ構造と向き合う難しさもありましたが、それを紐解いていく過程にエンジニアとしての面白さを感じました。これほど大規模なトラフィックやデータを扱えるのは、サイバーエージェントならではの醍醐味です。

最近ではAI関連の機能開発も主導で行っているんですか?

はい。「言われたものを作るだけ」ではなく、自ら提案して動くことを意識しています。 最近リリースしたのは、ブログ記事の検索表示タイトルをAIで自動生成できる「おまかせ生成」機能です。これは、AI技術の研究開発機関「AI Lab」と連携しながら、「今の技術ならこういうことができるのではないか」と自分で考え、チームに提案して実現したものです。 「100年愛されるメディア」を目指す「Ameba」において、自分たちの手で新しい技術を取り入れ、進化させていける点に大きなやりがいを感じています。

部署のカルチャーについても教えてください。

AmebaLIFE事業本部には、新卒メンバーが自分の好きなものを先輩たちにプレゼンして交流する、月1回の企画イベントがあります。業務の話だけでなく、パーソナルな部分を知ってもらうための場です。
私はキャンプが大好きなので、ある時のイベントで、自宅で燻製したナッツを1キログラム分作って持っていきました(笑)。タッパーから溢れそうな燻製ナッツを先輩たちに振る舞いながら、キャンプの話や仕事の話で盛り上がりました。

そこから交流は広がりましたか?

はい、それをきっかけに事業部の先輩たちと意気投合し、休日に山梨県の精進湖へキャンプに行きました。 湖畔で一緒にご飯を作ってお酒を飲みながら、仕事の話やプライベートの話をゆっくりしました。こうやって自分の人となりを知ってもらい、親密な関係性を築ける温かいカルチャーは本当に心地よいです。

元・寿司職人という経歴は、今のエンジニア業務に何か影響を与えていますか? 一見、対極にある職業に見えます。

実は根底にあるものは同じだと思っています。それは「ものづくりを通して、お客様に価値を提供する」という点です。寿司職人も、より美味しいお寿司をお客様に届けるために、ネタの目利きや握りの技術を日々磨きます。エンジニアも同じで、より良いサービスをユーザーに届けるために、新しい技術を学び、コードの品質を追求します。 「どうすればもっと喜んでもらえるか」を常に考え、技術を磨き続けるプロセスは共通しています。職種は変わっても、その「職人魂」のようなものは、自分の中でずっと変わらず持ち続けています。

最後に、リキャリアを検討している方へメッセージをお願いします。

繰り返しになりますが、年齢や経歴を理由に諦める必要は全くありません。 私自身、一度は選考に落ち、異業種を経てからの再挑戦でしたが、その回り道があったからこそ今の自分があると思っています。 サイバーエージェントには、各技術領域の第一線で活躍するプロフェッショナルが身近にいて、手を挙げれば年次に関わらず挑戦させてもらえる環境があります。もし今の環境で不完全燃焼しているのであれば、ぜひそのキャリアと情熱を武器に、Re:Career採用という選択肢を検討してみてほしいです。

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