【エンタメ×テクノロジー】LDHファンサービス「CL」の若手エンジニアが描く挑戦と成長

(株)LDHとサイバーエージェントの合弁会社(株)CyberLDHが手掛けるファンコミュニケーションサービス「CL」。
「ABEMA」等で培ったノウハウや最先端の技術を活かして、国内外問わず新たなエンタテイメント体験の創出を目指しています。本組織に所属する新卒1年目の吉野に、若手から成長し活躍できる環境についてインタビューしました。
Profile
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吉野 悠人 FANTECH本部 CL事業部
2024年サイバーエージェントに新卒入社。CL事業部に配属され、Webフロントエンジニアとしてアプリの運用改善を担当。「CyberAgent Developer Conference(CADC)」への登壇や、インターン生の育成なども精力的に行う。2024年10月実施の全社総会「CyberAgent Award」で新人賞にノミネートされる。

独学で技術を学びエンジニアに。CL事業部を選んだ理由
ー入社してからのキャリアを教えてください。
内定者アルバイトの時期から現在に至るまで、一貫してWebフロントエンドエンジニアに従事しており、「ABEMA」や「Ameba」での経験を経て、現在は「CL」に携わっています。具体的に「CL」では、動画視聴ができるユーザー画面の開発と、データの入稿などを行う管理面の開発を行っています。また入社3か月でインターン生のトレーナーも担当しました。
ーなぜサイバーエージェントに入社し、CL事業部を志望したのですか?
大規模サービスを運営している点と、若手が活躍できる環境があると思ったからです。
もともと大学には進学しておらず、動画編集をきっかけにエンジニアに興味を持ち、独学で学んでいました。その後フリーランスとして働いている時に新卒として入社できるサイバーエージェントのRe:Career採用という制度を知りました。
そのうえで「ABEMA」や「Ameba」などを運営していて、かつ若手の抜擢機会が多く、活躍できる環境で成長したいと思い入社しました。
配属については、とにかく色々なことに挑戦したいと考えていた時に、少数精鋭で開発に取り組んでいると語るCL事業部の社員の熱意に共感したことがきっかけです。
ー入社して半年。チャレンジできているという実感はありますか?
とても実感しています。一番のチャレンジは「Biome」というWeb開発のツールチェーンの導入を決め、当時「CL」が持っていた課題を解決できたことです。当時はFormatter/Linterの実行の遅さやLinterのメンテナンスが滞っている課題に加え、そもそも課題があることをある程度認識していたにも関わらず、誰も手が回っていない状況でした。
そこに目を向け、導入において理想状態を①速く動く②導入前後でエンジニア側の開発体験を変えない③メンテナンスコスト現象と定義し、「Biome」の導入でいずれも叶えられると判断しました。
この取り組みについてはエンジニア・クリエイターによる技術カンファレンス「CyberAgent Developer Conference 2024」(CADC)でも発表しています。このカンファレンスへの登壇は入社時の目標の1つだったので、それが叶ったことは嬉しかったです。
結果として、開発者のPC上での動作環境や自動的にコードをテスト・ビルドするためのサーバ環境において、50%以上の速度改善が実現。このようなチーム全体の開発効率を向上させる取り組みが評価され、全社総会では新人賞にノミネートしていただきました。
挑戦する姿勢が道を拓く。CL事業部での半年間
─ 入社して半年で新人賞を受賞しましたが、スピード感をもって成長できた背景や理由は何ですか?
何事も前のめりの姿勢で、目の前のことに対し100%以上で答えることを意識しました。
若手が活躍できる環境があると言えども、言われたことや日々の業務を行っているだけでは活躍の場や機会は与えられないと感じています。
そのため、上述のように開発環境の改善に自発的に目を向け、ツールを活用することで実現するなど、何事にも前のめりの姿勢で取り組んだことにより、早い段階から任せてもらう機会をいただけたと思います。
加えて肩の力を入れすぎず、まずは任せてもらったことに100%以上で応える、そのうえで自分の意見も発信することを日々意識しています。
ーCL事業部では、社員の成長をサポートするためにどのような取り組みや環境がありますか?
大前提、サイバーエージェントは新卒に向けた研修やサポートが充実しています。加えて「CL」が所属するFanTech本部では「FANTECH INSIGHT」や「ナナメン」などの育成制度があります。
「FANTECH INSIGHT」は私たち配信プラットフォーム運営者が「演者、裏方、ファン」の三つの視点を体験することを目的とした研修で、オリジナル番組の企画から出演~配信までの全過程を経験したり、実際の配信現場への訪問を実施します。
入社して早い段階で事業ドメインの要となる三者の視点を体験できることは貴重な機会で、エンジニアとしての知識の幅の広がりにもつながります。
「ナナメン」は「技術や知見をインプットし、自身の現場で還元する」ことを目的に、異なる事業部の専門性の高い先輩社員と新卒社員が定期的に交流する取り組みです。月に1回程度、1対1でランチや面談の形式で気軽に相談できる機会を設けています。
エンジニアは事業部ごとに使用する技術が異なるため、このような横のつながりから得られる知見は非常に貴重です。新しい視点や手法を学び、自分の現場で活かせることが魅力ですね。
スペシャリストとジェネラリスト。二つの軸で目指す未来
ー今後のキャリアプランについて教えてください。
エンジニアとしてスペシャリストとジェネラリストの両方を担える存在になりたいです。
自身の技術を磨きクオリティの高いサービスを生み出したいと思う一方で、組織や人の成長に貢献するマネジメントにも興味があります。
ー5年後、10年後、どんな人になっていたいですか。
Web領域のエキスパートとして事業貢献しながらも、社内だけではなく社外からもサイバーエージェントのWebエンジニアなら必ず名前が挙がる存在になりたいです。そのためにも移り変わりの早い今の時代に対応できる普遍的なスキル、経験を身に着けておくよう、日々努めていきます。

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