BtoBとBtoC
2つの顔をもつ会社だから実現できるDX

サービス

「グロース」と「ダイレクト」が成功の鍵

「サイバーエージェントだからこそ実現できるDXがある」

そう語るのは、DX支援組織「DXダイレクトビジネスセンター」の 山口と會澤。
理由は幅広い事業展開にあるという。

サイバーエージェントはインターネット広告事業で企業支援をしながら、ABEMAのメディア運営やゲーム配信など、消費者向けサービスも提供している。

いわゆるBtoBとBtoCのビジネスを両方展開しており、それぞれの市場でトップクラス。そんな“2つの顔”を持つ企業は他にはない。

そのサイバーエージェントの独自性によって、デジタルビジネスの成長に欠かせない要素を会得しているという。

その重要な要素のキーワードとは、ダイレクトとグロース。

本記事では、このキーワードを中心に“サイバーエージェントだから実現できるDX”について解説するとともに、「DXダイレクトビジネスセンター」の特徴を詳しく紹介する。

企業と消費者をダイレクトに繋ぐ

DXの成功事例として挙げられるAmazonやWalmart。
成功要因として共通しているのは、デジタル技術を駆使した消費者ニーズへの徹底的な対応。
まさに“消費者起点のDX”を実行できている点だ。

しかし、国内の多くの企業はそうではない。
デジタル対応への遅れなどから消費者との直接の繋がりが弱く、企業文化としても“完成したものを世に送り出す・未完成なものは失敗作”といった慣習から、消費者のニーズを柔軟にビジネスに活かせていない現状がある。

「DXダイレクトビジネスセンター」はその問題を解決する。
デジタルを活用して消費者と企業を直接繋ぎ、消費者起点でサービスを改善していくことで、その関係性を強化できると言う。

山口「顧客の課題や機会に応じて支援内容が変わりますが、一貫して言えることは企業と消費者とのダイレクトな繋がりをデジタルで強化することです。

そのための戦略策定、サービスや機能開発、グロースの支援を行います。

消費者と直接繋がって得られたデータを改善に活かすことで“消費者起点のDX”を実現します。戦略や開発で終わるのではなく、サービスが使われて関係性が強化されるグロースまでサポートします。」

會澤「ビジネスは顧客のニーズが出発点です。
激しく変化する消費者ニーズを理解するためには、デジタルマーケティングによって得られるデータが欠かせません。

購買や行動データなど消費者に関するデータを自社で保有し、さらなるマーケティング活動や商品開発に活かすことで、一人一人にあわせた体験価値を向上させる、という好循環を一緒に創っていきます。」

BtoBとBtoCの事業展開が決定打

DXコンサルティングサービスに様々な企業が参入している昨今、「DXダイレクトビジネスセンター」は他社とどう違うのか。

それは、サイバーエージェントが事業開発で培った独自の知見を、顧客企業に提供できる点だ。

サイバーエージェントの主力事業は3つ。

デジタルマーケティングに強いインターネット広告事業に加えて、利用者が拡大している「ABEMA」や「WINTICKET」のメディア事業、「ウマ娘 プリティーダービー」など多くの大ヒットタイトルを運営するゲーム事業。

この事業展開の幅広さと規模が競争優位性に繋がると山口は話す。

山口「マーケティング支援のBtoBとサービス開発のBtoC、事業展開は幅広いですが、いずれも国内を代表するサービスに成長しています。

それらのノウハウやアセットを活かして、デジタルサービスを伸ばす上で欠かせない戦略の組み立て、開発、グロースを一貫して提供できます。

例えばデジタルサービスの満足度を高めるためには、消費者体験を設計するUX・UIの専門性が欠かせません。
我々は社内で国内を代表するサービスを手掛けたデザイナー達が、今度は顧客企業のサービスデザインを手掛けていきます。

また、サイバーエージェントはこれまで数百を超えるデジタルサービス開発を経験してきました。
成功例も失敗例も沢山ありますので、成功確立を上げるグロースのノウハウが蓄積されています。

社内の風通しも良いため、事業間で密に情報連携しながら支援できる事も、大きな競争力になると感じています。

BtoBとBtoC両方で国内トップクラスの事業を展開している。
そんな会社は他にありませんし、この先も進化し続けますので、我々にしかできないDX支援ができると自負しています。

グロースを中心とした戦略はサイバーだけ

グロースを中心にした戦略の立て方も、消費者起点のデジタルサービスに強みを持つ当社ならではと會澤は話す。

グロースとは、サービス公開後に消費者の反応をもとに改善を繰り返し、サービスを成長させていく工程をいう。
消費者のニーズや要望を反映させたより良いサービスを提供できるようになるため、デジタルサービスを成功させる上で最も重要な要素として位置づけている。

デジタル広告も効果を見て改善を繰り返すが、その運用力こそサイバーエージェントの強みの1つだ。ここでも多様な事業展開が活きる。

會澤「広告運用においても、A/Bテストを行い、効果を定量化し、効果が最大化する施策をデータ起点で見極めることを行っていますが、これは私達にとっては当たり前のことなんです。

公開したあとも運用していくことを前提に、戦略設計やデータの基盤構築を行います。」
 

會澤「開発して終わりではなくて運用して収益化してサービスをきちんと育てるところまで見据える。
私たちはそこまで責任を持つので、構想と実装を反復横跳びしながらご提案・サービスづくりを行うことに長けています。」

山口 「戦略工程はコンサルファームや広告代理店、開発工程はデザイン会社や開発会社、公開後のグロースは自社で頑張る、といった枠組みが見受けられますが、当社はケイパビリティとして全て対応できることに加えて、グロースを見据えて戦略から考えます。

本当の意味での一気通貫が出来るのは私たちだけだと思います。」

デジタル最前線で20年効果を追求したその先

“消費者起点のDX”

これはまさにサイバーエージェントがこれまでの事業展開で取り組んでいることであり、多くの企業のデジタル化に貢献してきた実績もある。

「DXダイレクトビジネスセンター」の支援はその集大成とも言える。

山口「創業以来、当社はシンプルに“効果を出すこと”を追求して成長してきました。

私も入社して約20年、徹底的にグロースにコミットしてきましたし、効果から逃げたことはないと自信を持って言えます。

ひたすらそこから逃げずに、どんどん組織のアビリティを強くしていって、結果的に優位性のあるサービスを提供できるようになった。

目的はずっと効果。
効果を出すための方法が進化しただけで、一番大事にしていることは変わっていないんです。」

グロースという考え方が世の中の当たり前になるべき

會澤「私もこの20年ずっと数字に向き合い続けて、効果にこだわってきました。
日本で1番数字を見てきたという自負さえあります。

そういう“効果の最大化”という意識と行動が組織カルチャーとして浸透していることは間違いないですね。

インターネット広告を軸に成長していた段階では、顧客企業の広告効果を最大化させることに注力していましたが、現在の顧客企業からの要望に応えるには、収益や事業成果の最大化まで目指さなければならない。

そのためには、顧客企業の経営や事業そのものに踏み込む必要があります。」

山口「それはこの20年で様々な領域でデジタルシフトが進む中、サイバーエージェントが時流やテクノロジーの変化に柔軟に対応した結果だと思いますし、デジタルで影響力のある仕事が沢山できる時代になったからだと思います。

デジタルに特化して、ずっと最前線にいたことが、大きなアドバンテージになっています。

サイバーエージェント全体のアセットや経験値を投入して、顧客企業の事業成果に徹底的に向き合っていきます。」

 

會澤「そのためには、既出のグロースという考え方が世の中の当たり前になるべきです。

作って終わりではなく、作ってから顧客ニーズを迅速に捉え、期待に応える・超えることが重要であり、そのための意思決定フローや予算設計などの従来の在り方は変えていく必要があります。

グロースという考え方が日本のビジネスのスタンダードとなって、社会全体が変革していければいいなと思っています。」

※「ウマ娘 プリティーダービー」 :© Cygames, Inc.

この記事をシェア

公式SNSをフォロー

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Line

記事ランキング

【完全解説】サイバーエージェントの生成AI戦略

サービス

世界を席巻する、生成AIブーム。この言葉を聞かない日はないくらい、急速に私たちの日常やビジネスに入り込んできています。

しかし、日本の企業の中には、生成AIへの関心は高いものの、実際に予算を割いたり事業化を進めているのは約8%にとどまるという調査結果も※1
一方で、当社は生成AIを事業化できている数少ない企業。生成AIを活用した広告制作で効果を出し、高い増収率を継続しています。

本記事ではその要因や、実績など、サイバーエージェントの生成AIの取り組みのすべてをお伝えします。

※1 PwC:「生成AIに関する実態調査2023」(2023年5月)

Page Top