18年のキャリアを支えた、4つの言葉
みなさんには「救われた言葉」ってありますか?
先日、新たな挑戦に臨むMG-DX代表 堂前のインタビュー ※ をする中で、いくつもの名言が彼のキャリアを支えてきたという発見がありました。
※「18年のキャリアにフルレバレッジかけて挑戦する」サイバーエージェント初の医療業界へ参入
「仕事も人生も選択肢が多い方がいい。良い言葉って、その選択肢を広げる効能があると思う」という堂前の一言をきっかけに、番外編として堂前のキャリアを支えた4つ言葉をご紹介することにしました。
仕事も人生もひとそれぞれ。けれど、本記事でご紹介する言葉が、誰かの挑戦のきっかけになったら嬉しいです。
「外野を窺って仕事してても面白くない。外野は外野だから」
入社3年目の時に専務取締役 岡本からかけてもらった言葉です。
「周りはいろいろ言うけど、しょせん外野は外野。結局は自分でしか決められない。孤独だし辛いけど、全てをしっかり背負うこと。それがビジネスの究極の面白さ」という意味だと受け止めました。
当時、責任者をしていた比較情報サイトの運営 が行き詰まり、深夜のオフィスで1人頭を抱えていた時のことです。きっと、ずっと大変そうにしてたのを見てくれていたんでしょうね。ふらっと岡本がやって来て「外野を窺って仕事してても面白くない。外野は外野だから」とだけ言って去っていきました。
この言葉で責任者としての覚悟を持つことができました。
「暗闇の中でジャンプ」※
「憂鬱でなければ仕事じゃない」※※
どちらも幻冬舎 見城社長の言葉です。
先の見えない憂鬱な日々を乗りこえた時にだけ、新たな何かを生み出すことができる、これに救われるビジネスマンは多いでしょうし、もはや説明不要ですね。
2010年にCAリワード(現CA Wiseリワード)を立ち上げて、最初は順調に売上を伸ばしていたものの、ある日一気に、年間二桁億後半を売り上げる市場がほぼゼロへと急降下しました。あまりに突然のことで打ち手も見えず、売上も精神状態もどん底にいるときに支えになった言葉です。
その後、「暗闇の中でジャンプ」が当社のスローガンとして発表された2014年10月の全社総会で、社長賞を受賞しました。本当に数々の憂鬱を乗り越えた先の受賞だったので嬉しかったことは勿論ですが、印象に残っているのは壇上から見た景色。ベテラン社員たちが力強く拍手している姿です。彼らも様々な憂鬱を抱えるからこそ響くものがあり、受賞を喜んでくれたんだと思います。
※『編集者という病い』(見城徹著)より
※※『憂鬱でなければ、仕事じゃない』( 見城徹・藤田晋著)より
「極論、事業はいらないから堂前がほしい」
当時のサイバーエージェントの役員からの言葉です。
堂前という人間を評価している。だからとことん挑戦しろ!という意味だと捉えています。社内の言葉に置き換えると、「挑戦した敗者にはセカンドチャンスを」に近いかもしれません。
新規事業の立ち上げが多かったので、事業の縮小や撤退といった辛い決断を数多く経験してきました。責任者として、例え自分がどうなろうとも、事業の再生やメンバーの成長を1番大事にしてたので、この言葉を掛けられるまで、自分がフォーカスされることなんて考えてなかったんです。でも大きな辛い決断前の、ここぞというタイミングでこれほどまでのストレートな言葉に、すっと肩の力が抜け、改めて最後までやり抜く決心がつきました。
「21世紀を代表する会社を創る」
言わずもがな、サイバーエージェントのビジョンです。
21世紀が終わらないと答え合わせができないところ、が秀逸だと思っています。
私自身、18年のキャリアを経て、定量的な目標では一生満足できないと感じました。なぜなら「100万人に使われるサービスをつくる」とか「50億円の資産を持つ」といった目標では、結局上には上がいるんです。そうすると大抵の場合、適当な落としどころを見つけて落ち着つけてしまう。そういう志半ばな人をこれまで沢山見てきたし、自分はそうはなりたくないと思いました。
その点、当社社長の藤田は「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを目標に挑戦し続けています。
物質的なものを追い求めると一生満たされない人生になる、そういう気付きがあって、新会社「MG-DX」のビジョンは「未来に期待できる社会をつくる」にしました。生涯をかけて挑戦できる目標が定まったと思っています。
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2022年より導入した「主席認定制度」において、10年以上当社のセキュリティ強化に真摯に向き合い続けている野渡が、主席エンジニアの1人に選出されました。
経営層、各開発責任者が絶大な信頼を寄せる野渡ですが、主席エンジニア就任時の思いを「10年以上にわたるチームの取り組みを、改めて評価してもらえたようで嬉しい」と語ります。長年セキュリティ領域に携わってきて感じる最近のセキュリティインシデントの傾向や、サイバーエージェントならではのセキュリティ対策のあるべき姿について話を聞きました。
なお、野渡が統括するシステムセキュリティ推進グループについて、詳しくは「『免疫』のようなセキュリティチームを作りたい~主席エンジニアたちが向き合う情報セキュリティ対策~」をご覧ください。