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2022年度新卒採用 エンジニアコース | 株式会社サイバーエージェント

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Team Interview

Creative Division

CAMの全エンジニア・デザイナーが所属する
クリエイティブ集団「Creative Division」

サイバーエージェントのメディア事業の中でもエンターテインメント事業に注力している子会社「CAM」には、全エンジニア・デザイナーが所属する「Creative Division」という組織があります。この組織では、職種による垣根なく開発に取り組んでいます。今回は、「Creative Division」の技術的な挑戦や組織としての強み、キャリア面でのメリットなどについてお届けします。

船ヶ山 慶

船ヶ山 慶 (フナガヤマ ケイ)
株式会社CAM
執行役員 CTO(最高技術責任者)

2010年サイバーエージェント入社。アメーバピグ事業部、ソーシャルゲーム事業部にてバックエンド/インフラを担当。エンターテインメント事業部では、取締役として子会社立ち上げに参画し、動画配信サービスをリリース。2016年株式会社CAMへ異動。2018年執行役員・CTOに就任。「Creative Division」のトップとしてエンジニア・クリエイターを統括し、サービス開発にも従事。

江尻 幸生

江尻 幸生 (エジリ ユキオ)
株式会社CAM
Fensi Platform ソリューション マネージャー

2012年株式会社CAMへサーバーサイドエンジニアとして入社。デジタル占い、アーティストファンサイトなどのメディア開発を担当。その後ネイティブエンジニアにジョブチェンジし、ネイティブ開発のグループ立ち上げを経験。2018年10月からはWebフロントエンジニアも兼務。CAM内でも有数のフルスタックエンジニアとして社内全体の技術者育成も担いながら、自身での開発も続けるプレイングマネージャーとして従事。

大村 豪

大村 豪 (オオムラ ゴウ)
株式会社CAM
Fensi Platfrom プロダクト テックリード

2017年株式会社CAMへサーバーサイドエンジニアとして入社。アーティストファンサイト、オンラインスクールなど開発責任者として複数の新規事業立ち上げに貢献。2019年2月からは新規事業「Fensi」の開発/運用を担当。CAMの若手を代表し採用や社内活性化にも取り組みながら、「Fensi」を含む複数のサービス開発にも従事。

職種の枠を超えたクリエイティブ集団

「Creative Division」は、どのような組織でしょうか?

船ヶ山:「Creative Division」は、「CAM」の全エンジニアとデザイナー126名が所属している組織です。2つの職種が垣根を超えて、事業を伸ばしていこうと取り組むクリエイティブ集団ですね。エンジニアがデザイナーのマネジメントをすることはありますし、その逆もあったりします。

皆さんの組織の中での役割を教えてください。

船ヶ山:私は「Creative Division」のトップとして、組織を取りまとめています。エンジニア・デザイナーどちらも見ていますね。そのほか、新規事業「Fensi」を担当しています。

江尻:私は「Creative Division」の中でWebフロントエンジニアとして、メンバーのスキルアップのための施策を考えたり、組織課題に対して向き合ったりするマネージメントをしています。同時に、「Fensi」というサービスで自分自身で開発も続けているので、プレイングマネージャーといった役割です。

大村:バックエンドエンジニアとして、私も「Fensi」の開発に携わりつつ、バックエンド組織の責任者をしています。若手の中でもしっかり裁量を渡してもらっているほうかもしれませんね。40名弱ほどいるバックエンド組織の約半分が若手なので、若手の技術力を引き上げていくための施策の設計・運営も推進しています。

「Creative Division」ができた背景について教えてください。

船ヶ山:2016年に私が「CAM」に入社した当初、時流に合った開発ができておらず、組織的にも課題が多かったんです。そこでゼロリセットして、組織を再構築しようと考えました。意識したのは、職種別にするのではなく、1つの組織でものづくりをする体制にすること。「同じ目的を持った専門集団にした方が、成果が出るのではないか?」と考えました。生産性は明らかに上がっていますし、プロダクトの質も向上しています。最近入ってくる若手のエンジニアは、デザイナーと直接コミュニケーションをとるのは当たり前の環境。職種を横断しているという意識はないと思いますね。

大村:そうですね。サービスをつくるときでも、社内施策を推進するときでも、バックエンド以外の職種のメンバーを巻き込みやすいです。また、様々な職種と関わる機会が多いことで、組織づくりについて考えるきっかけにもなっています。

組織としてのメリットを教えてください。

船ヶ山:最近の社内開発では、Webフロントエンジニアは「Tailwind CSS」を使って開発を行っています。「Creative Division」のデザイナーからは、普通に「CSSとしてこうだから」という技術的な単語が出てくるんですよ。技術を理解してデザインができるというのは、とても良いなと思っています。

江尻:この組織は、先ほど船ヶ山から話があったようにエンジニア・デザイナーという職種の概念に囚われないクリエイティブ集団として目的意識を共通化できているんですよ。「技術者」という意味で同じ職種のメンバーが集まっているんです。「CAM」やサイバーエージェント全体の技術の会議などで組織として解決したい課題が出た場合でも、船ヶ山をトップとして、私のようなWebフロントを束ねる人物や、それぞれの職種のボードメンバーが同時に動くことで、意思疎通も早く、解決することができます。

船ヶ山:子会社という規模でもAI技術に着手できているのは、「Creative Division」があるからだと思いますね。人的リソースが限られる場合、AI技術などにフォーカスしたチームはつくりにくい。「Creative Division」という大きい集団になると、目の前の開発以外に、将来を見据えた戦略を描くことができます。

船ヶ山:また「CAM」では、OSS活動を推奨しています。その1つでフロントレス管理画面プロダクト「Viron」がありますが、ユーザービリティがとても良いものに仕上がっています。コントリビューターにはじめからデザイナーをアサインできるのはメリットだと思いますね。あとは、評価のところ。一般的には、デザイナーだったらデザイナーのことしか評価をしないじゃないですか。「Creative Division」では、デザイナーがエンジニアの評価をしたり、その逆もあり、多面評価が当たり前にできています。

「Fensiプラットフォーム」による開発の効率化

「Creative Division」で注力している施策を教えてください。

江尻:「Fensiプラットフォーム」の開発ですね。「CAM」には「Fensi」という、様々な表現活動をしている方が、簡単にWebサイトを制作できるサービスがあります。他にも数十個のサービスを展開しているのですが、「Fensi」はそれらの共通基盤としての側面も兼ね備えています。ですので、「Fensi」で1つの機能を追加すると、基盤上の他のサービスも容易に機能追加できるようになります。積み上げ式の開発スタイルにすることで、サービス固有のシステム開発に注力できるようにしています。

船ヶ山:「Fensiプラットフォーム」は、機能レベル(Packaged business capabilities )で他のサービスに提供する新しい試みですね。

「Fensiプラットフォーム」をつくろうと思った背景を教えてください。

船ヶ山:世の中でリリースされるサービスのクオリティ、リリースされるまでの速度はどんどん上がっています。今は、大企業がそれなりのリソースを割いてつくったものですら、ヒットするかどうかわからない状況。「CAM」くらいの規模の企業が同じ土俵で戦うとなると、フルスクラッチ型の開発をしていくと大きい資本には勝てません。だからこそ、積み上げ式の開発スタイルをとっています。1つ新しい機能をつくったら、別のサービスでも活用できるようにし、より高度でユーザーのためになる機能を集中してつくることでリソースを担保しようと考えました。

他には、どのようなメリットがありますか?

船ヶ山:最近で言うと「1on1ライブ機能」という新機能をリリースしましたが、これは最新技術「AWS Chime SDK」を使って開発しました。こちらの開発事例については 「CAM」のTech Blogで記事を出す予定です。「Fensiプラットフォーム」は、「つくり直すのが当たり前」と考えて開発をしているので、新しい技術を簡単に試すことができます。過去にも何度もつくり直したことがあります。この前、大村がつくったものとか(笑)

大村:はい、今頑張ってつくり直しています(笑)

船ヶ山:小さい組織だと、つくり直すにも人がいなかったりするじゃないですか。でもプラットフォームにすると、開発に携わっている人はけっこういるのでつくり直すことができます。

大村:そうですね。私の場合、「Fensi」を運用する中で新機能の開発をする楽しさを味わいつつ、プラットフォームとしての役割があることで組織貢献もできることにやりがいはありますね。また「Fensi」でつくった機能を、他のサービスのために別の人がブラッシュアップすることで、「Fensi」のユーザーにもより満足いただける機能になっていくという良いループができています。私自身も、みんなでつくり上げていく楽しさを感じると共に、汎用性のある機能をつくる難しさから技術的成長実感も得られています。

相互理解によって良いものづくりができる

エンジニア・デザイナーの相互理解を深めるために、どのような施策を実施していますか?

大村:「Creative Division」全体で3ヶ月に1度集まって、組織の方針や行ってる施策などを共有する場を設けています。そうすることで、組織全体での認識のズレがあまり生じません。また施策の1つとして「デザクラ」という取り組みも相互理解のために行っています。デザイナーとWebフロントエンジニアがペアを組み、「CAM」全体でWebアクセシビリティの改善に取り組む施策です。エンジニア・デザイナーの相互理解、「CAM」の事業への理解にもつながります。

江尻:職種ごとに勉強会をすることはありますよね。でも、結局ゴールはそれぞれのスキルを上げて、良いサービスをつくること。だったら同じゴールに向かって、職種が違っても同時に勉強会できたほうが当然効率いいじゃないですか。ゴールが一緒なんだから、勉強会を一緒にできたっていいはず。それが、部署や組織が分かれていると難しい。私たちは1つの組織なので、すごくやりやすいですね。

大村:「ミライ会議」という取り組みも「Creative Division」で行っています。デザイナー・エンジニア全員で、「CAM」の未来のことを考え案を出し合い、実現までもっていくという施策です。直近では、今年入社したばかりの若手から出たアイデアで「N2 Project」というものが決議され、一人前という言葉の定義と道筋を明確にすることで、若手の成長角度を更に上げようというプロジェクトが実現されています。

ジョブチェンジ・新しい技術への挑戦もスムーズに実現

「Creative Division」におけるキャリア面でのメリットを教えてください。

船ヶ山:ジョブチェンジは、とてもしやすい環境ですね。

江尻:私自身「CAM」に入社当初は、PHPのバックエンドエンジニアだったんです。その後、アプリをつくりたいと思いネイティブエンジニアに転向しました。今は、Webフロントエンジニア。1つの組織であるがゆえに、ジョブチェンジする人が多いかもしれないですね。

大村:バックエンド内でも、PHPのエンジニアがNode.jsにも挑戦するなど、新しい技術への挑戦は相談すれば組織を巻き込んで叶えてくれる環境ですね。

船ヶ山:この組織には様々な職種の人が揃っているので、仮に誰かが職種チェンジしても、他のエンジニアがサポートできる体制になっています。

今後の展望と、皆さんの目標を教えてください。

船ヶ山:「Creative Division」はエンジニアとデザイナーが所属している組織なので、よりシンクロして、ひたすら良いものをつくれる集団として加速させていきたいです。また、この組織はできてもう3年くらいになるので、能力が上がってきたメンバーが多い。どんどん権限を渡していって、自分たちで組織をつくれるようになっていってほしいと思っています。そうすると、私もまた新しいことができるようになるので。「Creative Division」でどんどん新しいことをしていきたいですね。

江尻:先ほども話したように私は職種をわたり歩いているんですが、バックエンドに関しては意識が古くなってしまったので、もう1回バックエンドにカムバックして全網羅したい。ジョブチェンジして「Creative Division」の中で、何でもできる能力を身につけたいという野望はあります。船ヶ山と同じ話で、私もここ数年かけて若手に譲っていける体制がつくれてきたので、自分自身も新たなチャレンジをしていきたいです。

大村:私に関しては、技術力がまだまだ足りていないので、どんどん自分を成長させていきたいです。そもそもサービスづくりが好きなので、今携わっている「Fensi」でどう売り上げを立たせるか向き合って、経験を積んでいきたい。また若手が多い組織なので、若手の成長速度・角度が上がるような取り組みも注力して押し上げていきたいです。

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