プレスリリース

メーカー向けマーケティングツール「AI POS for Brand」の提供を開始

広告

株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田晋、東証プライム市場:証券コード4751)は、メーカー企業向けの新たなマーケティングツール「AI POS for Brand(エーアイポス フォーブランド)」の提供を開始いたしました。本ツールは、メーカー企業が直面するPOSデータ分析やマーケティング施策の効果測定における課題を解決することを目的としています。
2024年にローンチした小売企業向け「AI POS」※1を基盤に、AI研究開発組織「AI Lab」※2と連携して開発。メーカー企業特有のデータ課題に対応することで、POS分析の効率化・高度化を実現します。
小売企業が店舗や商品部単位で売上や商品動向を把握できる従来の「AI POS」に加え、メーカー企業がブランドや流通単位で売上や広告効果を分析できる「AI POS for Brand」を展開することで、両社に向けた包括的な支援を可能にしました。

開発の背景
消費財・食品業界をはじめとするメーカー企業において、POSデータはマーケティング戦略に不可欠である一方、複数流通チャネルにまたがるデータの整理・分析は煩雑で効率化が難しい状況にありました。また、広告キャンペーンなどのマーケティング施策が売上に与える影響を明確に把握できないという課題についても、多くの企業から声が寄せられていました。

メーカー向けマーケティングツール「AI POS for Brand」特徴

POS分析の効率化
従来のPOSデータ分析は依頼・受け取り・深掘り・再依頼・資料化といった煩雑なプロセスが必要でした。「AI POS for Brand」では、生成AIを活用したエージェントが自動でレポートを作成。チャット形式でのデータ加工から深掘り、資料化までを一気通貫で実行でき、誰でもスピーディに分析が可能となります。
POS分析の高度化
大規模言語モデル(LLM)を活用し、質問を入力するだけで最適なデータを抽出し分析結果を提示します。例えば「ブランドAの売上増加要因は?」といった問いに対して、POSデータに加え気候やトレンドなど外部データも組み合わせ具体的な要因を提示。さらに、広告キャンペーンの効果を売上データと連携させて分析することで、ROI(投資対効果)を明確に可視化します。
 
活用例
ブランドマネージャーが分析結果をもとにリテールメディア施策やキャンペーン計画を策定したり、マーケティング担当者がPOSデータを参照してTVCMやデジタル広告の予算配分を決定することを想定しています。
 

メーカー向けマーケティングツール「AI POS for Brand」

今後も当社では、「AI POS」シリーズを通じて小売業・メーカー企業の経営課題解決に貢献すべく、積極的に機能拡充・開発を推進してまいります。
 

※1 AI POS(エーアイポス)について
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=30939

※2 サイバーエージェント「AI Lab」について
https://research.cyberagent.ai/
AI Labは、デジタルマーケティング全般に関わる幅広いAI技術の研究・社会実装を推進する研究開発組織です。近年ではリテール領域に特化した研究チームを立ち上げ、実店舗や小売サイトにおける行動計測・分析基盤、AIによる予測技術開発などに取り組み、小売・メーカーのマーケティング施策やリテールメディアへの応用を進めています。