サイバーエージェントでは、“エンジニアを志す人のための学習コミュニティスペース”「CA Tech Lounge」を2023年5月に開設しました。スタートして半年が経ち、現在は42名の会員で活動をおこなっています。(2023年10月末時点)。ここでは、会員たちが日々どのようにスキルを身につけているのか、どんな成果が出ているのか、責任者の宝田に聞いてみました。
── 「CA Tech Lounge」がスタートして、半年が経過しました。現在の「CA Tech Lounge」の様子を教えてください。
5月の開設以降、1期生として18名、2期生として24名、合計42名が仲間に加わってくれて、日々切磋琢磨しながら学習を進めています。会員の多くが、将来的にエンジニアとして働くことを希望しており、属性としては約8割が学生、残り2割が社会人といったところです。学生の中には高校生も数名参加してくれています。
── 会員はどんなバックグラウンドを持っている方が多いのでしょうか?
会員のバックグラウンドは多種多様です。学生といっても、理系・文系もいれば、プログラミング歴も様々。将来的な就職活動を見据えて入会している人もいれば、単純にスキルを高めたいという志向の方もいらっしゃいます。社会人においても、既にエンジニアとして働いているけれどスキルアップしたい人、エンジニアとしての転職を見据えて異職種から挑戦されている方まで在籍されています。年代もバックグラウンドも異なる人材が集まるからこその化学反応は「CA Tech Lounge」の面白さの1つです。
── 「CA Tech Lounge」に入会される方は、どんな目的や目標を持っているのでしょうか?。
入会時点で必ずしも高いスキルレベルを求めているわけではなく、将来的にエンジニアを目指したいという想いに、高い意欲で取り組める方であることが重要なポイントだと考えています。現会員においても既にエンジニアとして働いている人、エンジニアとして就職が決まっている方もいれば、プログラミング学習を始めて数ヶ月という方までいらっしゃいます。これは個人にあわせたカリキュラム内容・ペース進行が可能な「CA Tech Lounge」だからこそ実現できているのだと思います。 入会にあたっては、書類選考、課題提出型試験orポートフォリオ試験、面接といった3STEPの入会試験を受けていただく必要があります。課題提出型試験・ポートフォリオ試験では、現時点の能力というよりは、課題に取り組む姿勢や提出いただいたアウトプットを通じて、今後の成長性や学習に対する意欲をはかっています。 このような背景から、会員のスキルレベルは非常に幅広いのですが、学習に対する意欲やマインドが高い部分は共通なので、会員同志がお互いにポジティブな影響を与え、切磋琢磨している様子が見受けられています。
── 「CA Tech Lounge」では、実践的なスキルと自走力の習得を目指すとおっしゃっていましたが、半年間やってみて手応えはいかがでしょう?
実践的なスキルという意味では、多くの会員がこちらの期待を上回るスピードで成長している手応えがあります。また学習プログラムが固定されていないからこそ「人に相談する力」「分からないことを自身で整理する力」が身についており、結果的に自走力の習得につながっていると感じています。 「CA Tech Lounge」では、全員に統一されたプログラムは存在せず、個人の目標や特性にあわせた教材選び・学習プランを組んだうえ、2週間に1度の頻度でメンターと進捗確認を行います。そこで理解が足りないパートやより強化すべきポイントをメンターと一緒に整理することを繰り返すうちに、効率よく学習するためのコツを掴み、実りある学習に繋がっているのだと思います。 「CA Tech Lounge」開始から半年で、プログラミング未経験からエンジニアとしてインターンシップへの参加が決まった方も複数いらっしゃいますし、何より会員の多くが、成長実感を感じてくれていることを非常に嬉しく思っています。
── 「CA Tech Lounge」で会員が成長できる理由を教えてください。
理由は大きく3つあります。1つ目は、一人ひとりが専属メンターと目標に沿った学習プランを組み立てながら、成長への方針をきちんとすり合わせができること。2つ目はオフラインの場所で意欲ある仲間たちと交流することが、互いを刺激し合い切磋琢磨できること。3つ目は適度なプレッシャーがあること。というのも「CA Tech Lounge」では、メンターと一緒に半年間の目標設計を行い、その成果をもとに会員権を継続できるかの判断を行っていきます。適度なプレッシャーが、自身の成長により向き合うことに繋がると考えています。
── オフラインでの交流は、会員にどんな影響を与えていますか?
「CA Tech Lounge」では、学習機会・学習スペースの提供に止まらず、技術を通じたコミュニティを活性化させることで成長を促していきたいという考えから、会員同士が定期的にオフラインで交流できる機会や、エンジニア社員とのランチ会などの機会を積極的に作っています。 同じ志を持つ仲間なので、年齢やバックグラウンドが異なっても、皆さん打ち解けるのも早いですし、技術の話で盛り上がったり、学習スペースで議論が生まれたり、相談しあったり、ポジティブな化学反応があちこちで見られます。 立ち上げ当初はオンラインコミュニティやSNSによるつながりが豊富なこの時代に、オフラインコミュニティスペースを設立する不安な気持ちが僅かながらありましたが、会員同士が良い刺激を与え合い、切磋琢磨している姿を見ることで「CA Tech Lounge」の存在意義を確信することができています。
── 会員同志やコミュニティスペースの雰囲気はどんな感じですか?
「CA Tech Lounge」はサイバーエージェントの渋谷オフィス内に30席ほどの学習スペースを設けており、会員は平日朝8:00-22:00まで自由に使うことができます。集中してもくもくと学習・作業されている方もいれば、お互いの画面を見ながらフィードバックを行っている方、時にはホワイトボードを使って時間を忘れて議論している様子も見られます。また学生同士だと就職活動の相談をすることもあるようです。 オフライン以外でも、Slackチャンネルで学習報告がされていたり、技術的な雑談や議論がが日常的に繰り広げられているので、そういったところからも学びを得る機会も多いと思います。
── 「CA Tech Lounge」には、どんな人に参加して欲しいですか?
エンジニアとして成長したいという志を持ちながら、受け身ではなく「CA Tech Lounge」というコミュニティで自発的に成長するための行動が取れる人に参加して欲しいです。 素晴らしい仲間が待っていることは保証するので、エンジニアとして実力をつけたい人、独学で学んでいるけれど成長が行き詰まっている人、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨したい人、ぜひご応募お待ちしています。
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