「現場の技術に触れてもっと挑戦したいと思った」
インターンシップに参加した新卒社員にインタビュー!

採用情報

サイバーエージェントでは、毎年趣向を凝らしたインターンシップを開催しています。今回は、新卒エンジニア採用チームが企画した就業型インターンシップ「CA Tech JOB Lite」をご紹介します。本インターンシップを経験した新卒社員と、トレーナーとして参加していたエンジニア社員に、得られる技術スキルや、成長できるポイントなどについて聞きました。

「CA Tech JOB Lite」とは
約2週間、社員と同じ実務を経験する就業型インターンシップです。実務を通して技術面での成長を実感していただけるだけでなく、サイバーエージェントについて知っていただけるプログラムを予定しています。就業先の部署や取り組む業務は、個別相談の上、決定いたします。

選考フローとしては、書類選考の後に2回の面接を予定しています。1回目の面接は主に技術について、2回目の面接は受け入れ先の社員を交え「CA Tech JOB Lite」でチャレンジしてみたいことなどについて伺います。
※受け入れ先については、エントリーシートにご記載いただく内容をもとに選定いたします。

Profile

  • 河野 頌平
    株式会社タップル Androidエンジニア
    2014年株式会社サイバーエージェント新卒入社。Amebaブログや新規のマッチングアプリの開発を行ったのち、現在は株式会社タップルにてAndroidの開発とマネージメントを担当。開発と並行して、クロスプラットフォームのネイティブ技術を通して事業部内エンジニア同士の技術交流やFlutter×KMM勉強会の運営などを行っている。

  • 佐藤文彦
    株式会社AbemaTV サーバサイドエンジニア
    2010年株式会社サイバーエージェント中途入社。Amebaブログなど、Amebaサービスの刷新・開発を担当。2019年株式会社AbemaTVに異動し、マネージャー業務と合わせて開発にも従事。

  • 四宮弘也
    株式会社AbemaTV Androidエンジニア
    2022年株式会社サイバーエージェント新卒入社。内定者アルバイトとして「OPENREC.tv」や「タップル」での開発を経て、入社後、株式会社AbemaTVにAndroidエンジニアとして配属。現在は、「ABEMA」にて回遊機能の開発に携わる。

  • 藤兼由生
    株式会社AbemaTV バックエンドエンジニア
    2022年株式会社サイバーエージェント新卒入社。内定者アルバイトで株式会社CAMやAWA株式会社にてtoCサービスのほか、Developer Productivity室にて「PipeCD」の開発を経て、入社後、株式会社AbemaTVに配属。現在は「ABEMA」のプロダクト開発チームに所属し、回遊機能の開発に携わる。

個々の目標に合わせたインターンシップで
大きく成長

──インターンシップに参加しようと思った理由を教えてください。
 

氏名

藤兼

ABEMA」など大規模開発を経験できるインターンシップに魅力を感じたからです。ただ当時、大学院修士課程1年生の夏で研究が忙しく、長期インターンシップへの参加が難しかったため、「CA Tech JOB Lite」に参加することにしました。

氏名

四宮

サイバーエージェントは、技術記事勉強会が豊富で、技術力が高いイメージがあったので参加してみたいと思いました。もともと憧れを持っていたんです。

──インターンシップでは、どのようなことを経験しましたか?
 
氏名

藤兼

「ABEMA」のマイクロサービス環境で、バグ修正をしてステージング環境にあげ、本番適応するというバックエンドの開発フローを一通り経験しました。具体的には、キャッシュ制御の不備修正、エラー通知機能の追加、テストコードのリファクタリングなど。これまでに触れたことがなかったことばかりでした。

氏名

四宮

私は、大きく3つのタスクを任せてもらいました。1つは、「タップル」の利用規約が改訂されたタイミングでダイアログボックスでお知らせをする機能の実装です。2つめは、アーキテクチャをFluxからMVVMに置き換える作業。トレーナーの河野さんとペアプログラミングで行いました。3つ目は、DateStoreという当時新しかったライブラリについて自分で調査しながら、デバッグビルド時のみに依存するモジュールに取り込んで誤作動がないかどうか確認するという業務です。

氏名

藤兼

新しい技術や流行っているアーキテクチャに触れるだけでなく、その技術を使っている理由を教えていただき、とても学びが多かったです。自分が目指したいレベルとの差が明確になりました。

氏名

四宮

実際にリリースされているサービスの開発に参加し、これまで自分で行ってきた開発との規模の違いを実感しました。GitHubの活用方法を学んだり、テストの重要性を知ったり、自動デプロイに触れたり、多くのことを吸収できました。

──インターンシップの内容は、どのように決定したのでしょうか?
 
氏名

河野

これまでの経験と、どのようなAndroid技術に挑戦してみたいかを本人に聞いて、任せる内容を決めました。Androidの開発をするといっても、ユーザーが触れる部分の実装やユーザーの目には見えないコードの設計など様々な業務があります。四宮くんからは、事前に2年ほど個人開発をしていた経験があることと、Android開発においては特に設計に興味があると聞いていたので、そのレベルや興味のある分野に合った業務を用意しようと心がけました。

氏名

佐藤

初日に目標設計をして、任せる業務を決めていきました。藤兼くんがインターンシップを通して達成したいことは「大規模サービスにおける開発で意識すべきことを学ぶ」であると事前面談で把握していました。なので、それをObjectivesとしてOKRを設定。藤兼くんのKey Resultsは、「ABEMAの開発フローを体験する」「先輩エンジニアと交流する」「自分に足りないものを認識する」でしたね。

※OKRとは
「Objectives and Key Results」の略語。OKRは、まず目標(Objectives)を決め、その達成のために必要な要素をいくつかの成果指標(Key Results)に分解し、進捗を追っていく目標管理の手法です。

──充実した時間にするために、取り組んでいたことはありますか?
 

氏名

佐藤

限られた期間をフルに使ってもらうために、環境構築はインターンシップがはじまる前に終わらせてもらっていましたね。また、藤兼くんがいつでも質問や相談でき、プロジェクトメンバー全員が答えられる体制を整えていました。トレーナーとしてつくのは私ですが、通常業務と並行しながら全て1人で対応するのは難しいので。

氏名

藤兼

わからないことを気軽に聞けて、ありがたかったです。

氏名

河野

「タップル」ではDaggarというライブラリを活用しているのですが、四宮くんは使ったことがないと聞いていたので、勉強してきてもらいました。インターンシップ期間中にDaggarの使い方を1から学び始めると、本来取り組みたいことへ割ける時間が足りなくなる可能性があると思ったからです。また、どんなに小さな改善でもよいので、インターンシップ初日にプルリクエストを出してもらえるようサポートしていました。初日に達成感を味わってもらって、心理的にも安心して気持ちよく開発してもらいたいと考えていました。

氏名

四宮

技術書を読んだり様々なOSSを見たり、事前課題のおかげでインターンシップに臨むためのウォーミングアップができました。気持ちが切り替えられ、スムーズに業務に入っていけましたね。大規模なコードが出てきても恐れずに読めたので、事前に取り組んでいたことは良かったと思っています。

──インターンシップに参加して、どのように成長できましたか?
 
氏名

四宮

大きく2点あります。1つはテストコードを書くようになったこと、もう1つは大規模サービスのコードの読み方や設計などを学べたことです。特にテストコードは、個人開発をしていたときは重要だと思っていませんでした。実際に世に出すサービスの場合、事前にテストしてプロダクトが正常に動くのか確認する必要がある。これまで触れてこなかったことなので、しっかりと技術を吸収できたと思います。また、FluxからMVVMにリアーキテクチャする上で、大規模なソースコードをしっかり読み込んだので、コードを読む力がついたと感じました。

氏名

藤兼

テストの重要性は、私もインターンシップを通じて学びました。現場で使われているテストコードに触れることができ、とても良い経験でした。また、マイクロサービスで開発されている「ABEMA」に存在する多数のコードを読み進めていたことで、設計についても学びが多かったです。大規模サービスをつくる上で、どのようなアーキテクチャに沿ってつくれば、どのようなメリットがあるのかを学ばせてもらいました。

氏名

佐藤

複数人が書いたコードを読み、それぞれどのような意図で書いているのか把握するソースコードリーディング力をつけてもらいたかったので、学んでほしいところを吸収してもらえて良かったです。

就業型だから
サイバーエージェントのことを深く知れる

──サイバーエージェントについて知ってもらうため、どのような取り組みをしていたのでしょうか?
 

氏名

河野

エンジニア・クリエイターのための社内技術カンファレンス「CA BASE CAMP」に参加してもらいました。これは、部門を超えた技術者同士の交流や、ノウハウの共有を目的として毎年開催されています。サイバーエージェントはメディア・広告・ゲームと幅広く事業を展開しているので、カンファレンスに参加すると多岐にわたるアウトプットに触れることができます。四宮くんがインターンシップに来てくれたときは、オンラインで開催だったので、みんなでアバターをつくってバーチャル空間で一緒に参加しましたね。

氏名

四宮

オンラインでのランチ会も開催していただきました。こういった交流を通して、インターンシップの後半では、自分で調べたてきたことをプレゼンして聞いていただくこともできました。

氏名

佐藤

「ABEMA」では、オンボーディングのカリキュラムがあります。その中の1つのコンテンツで、技術役員の長瀬とCTOの西尾から「ABEMA」の歴史について話してもらいました。組織の説明を明確に行うことで、組織風土の理解にも繋がります。このような取り組みによって、短い間でも帰属意識をもってもらえたらと思っていました。ここまで経験できるのは、就業型インターンシップのメリットですよね。

氏名

藤兼

現場で活躍されている先輩方から直接話を聞いたり質問したりできる機会を得られて、良い経験になりました。また、インターンシップの就業時間後に、20卒のエンジニアの皆さんが、オンラインで飲み会を開いてくださいました。業務の話を聞くだけでなく、どのような人が働いているのかも知れたのは本当に良かったと思っています。

──インターンシップに参加して、心境の変化はありましたか?
 

氏名

四宮

インターンシップに参加するまでは、「いつか Android開発をするんだろうな」くらいのふんわりとした想像しかしていなかったのですが、働くことに対して明確なイメージを掴むことができました。インターンシップ参加後からは、大規模開発で求められる技術のキャッチアップを定期的にしています。開発に対するモチベーションがとても上がりましたね。

氏名

藤兼

常日頃から保守性の高いコードを書く意識を持つべきだと思うようになりました。また、インターンシップに参加して感じたのは、サイバーエージェントの技術力がとても高いこと。その上、フランクに話しかけてくれる人が多いので、居心地の良さを感じました。ここにいる皆さんと一緒に仕事したいと思ったことが、大きな心境の変化かなと思います。

──インターンシップに参加後、就職活動に向けて取り組んでいたことはありますか?
 
氏名

四宮

GitHubに自分が書いたコードを載せたり、得た知見をブログに書いたり、アウトプットをたくさんするようになりました。インターンシップを経験して、サイバーエージェントのエンジニアの皆さんも日頃から多くのアウトプットをしている印象を持ちました。アウトプットすることで頭の中の整理ができますし、他者からのフィードバックがあることによって技術力が上がると感じています。

氏名

藤兼

OSSのコードを定期的に読むのが趣味になりました。OSSで挙動が気になる部分を探し出し、どのような意図で書かれていて、どうすればコードの見通しが良くなるのかと考える習慣が身に付いたことで、技術面での成長につながったと思います。

採用担当人事からのメッセージ

「CA Tech JOB Lite」は、2週間という短い期間でありながら、非常に濃い経験をすることができます。サイバーエージェントの実務経験を通して技術的なレベルアップはもちろん、社員の雰囲気についても知ることができるインターンシップとなっています。オンラインでの実施も可能なので、遠方にお住まいの方もご参加いただけます。

「サイバーエージェントで働いてみたい」と少しでもお考えの方はぜひエントリーを!

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【後編】高い満足度とロイヤリティ向上に繋がる社内施策の考え方「CAramel サイクル」

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女性活躍推進組織「CAramel(カラメル)」は、2017年に発足した社内の有志メンバーで構成される横軸組織*です。
*所属部署やミッションの垣根を超えた社員で構成される、全社横断組織

サイバーエージェントで働く女性社員の課題に向き合い、これまでの6年間で数多くの施策を実施し、社内実績を積み上げてきました。

本記事では「CAramel」がどのように組織づくりを行い、満足度の高い施策を実施し続けられるのか、前編・後編にわたってご紹介します。【前編はコチラ】

これらの情報が、各企業の女性活躍支援・ダイバーシティ推進プロジェクトのご担当者や、有志メンバーによる組織運営の一助となれば幸いです。

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